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Kobe Mural Art Projectの記録②【2020年2月2日キックオフイベント】

振り返り記録です
「大盛況のキックオフイベントでした!」

2がたっぷりの日(2020年〔令和2年〕2月2日午後2時@市役所2号館)
Kobe Mural Art Projectのキックオフイベントを開催しました。
参加いただいたみなさんほんとにありがとう!
ボランティアで動いてくれたみなさん、ほんとに助かりました!感謝!
想定以上の120名が参加し、2号館ロビーはパンパンでした。
(写真の柱の右側にもたくさんの人が)

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Kobe Mural Art Projectが狙っていること

最初にKobe Mural Art Projectの目的をお話しさせていただきました。

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つなぐ課で社会課題解決のためのコーディネートをやっている身としては、今回のプロジェクトの最大の目的は「アーティストがこの街で、アート活動で暮らしていける」を実現することです。
フランスのパリではアーティストが活動することに対してベーシックインカム的な生活費が支払われていたりします。
でも日本ではそんな制度は皆無で、多くのアーティストは生活費を別の手段で稼ぎながらアート活動をしています。

そこを変えていきたい!そう思って立ち上げたプロジェクトでもあるのです。

②の「対価を払う」という言葉には「アーティストの才能を浪費しない」という考えが強く入っています。素晴らしいアートを生み出す才能を、努力して身に着けたスキルだととらえそれを評価し、その努力と成果に見合った金額を支払えるようにならなければと思いました。

絵が上手な人に「ちょっとキャラ描いて」とか、歌のうまい人に「1曲軽く作ってよ」とかける言葉にはリスペクトが感じられません。悪意なく何となくやってしまっている人はいると思います。僕もそうでした。反省・・・

③の投資に関しては、日本に昔いたパトロンと呼ばれる人たちはもうほぼほぼ絶滅危惧種なので、金持ちではない普通の方たちでアーティストに投資をして支える社会のエコシステムみたいなものを作らないといけないと感じています。アイドルグループの推しメンのように、自分が気に入ったアーティストに自分の自由にできる範囲の金額で投資をし、そのアーティストが育ってしくのを楽しむ。そういった仕組みをアートでも作りたいと考えました。

なかなか壮大な風呂敷を広げたなと我ながら思いますが、みんなと思いを共有して一緒に進めていけたのではと思います。この場でもたくさんの共感のお言葉をいただきました。

市役所のロビーがカンファレンス会場

受付がDJブース、庁舎内案内板の前でライブペインティングと役所の人間なら「ありえない!」と驚く光景(笑)
ライブペインティングは神戸在住の若手アーティスト、サグくんとニロくん

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彼らが自ら用意したキャンバスに2時間でミューラルを合作。
大人も子供も興味津々でカメラがたくさん集まってきました。「動画撮ってこどもに見せる」ってずっと撮ってる人もいました。

ミューラルのストーリーづくり

そしてこの場をつかって、2号館にミューラルを描くのにみなさんの意見をとりいれる実験もしました。
アンケート「市役所2号館の壁面にどんなアートを入れようか?」
※このアンケートをもとにアーティストの選定をし、描く内容のテーマなどを作っていきました。これは、この後描くミューラルを神戸市民が受け入れてくれるかどうかの重要なポイントになっています。
「なるほど、だからこのアーティストでこの絵なんだ!」と言ってもらえるストーリー作りは共感を得るうえでもとてもとても大事。

その後の交流会もたくさん参加してくれて、アーティスとの方の「こんなことしたい!」や、一般の応援者の「こうなったらいいんじゃない」をたくさん聞くことができました。みんな熱い!

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とても励みになるキックオフイベントになりました。たくさんの方のアドバイスを活かしながら成長していくプロジェクト。。。になったかは今後振り返りながら反省します。

キックオフの記録終わり~

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秋田大介(社会課題解決コーディネーター)
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