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台風来ていないのに秋雨前線でこの豪雨。総雨量1000㎜ってつまり1mってことやん!【一般社団法人アスミー】

沖縄と北海道を除く日本全体が秋雨前線による大雨に晒されていて、一体どこが被災地区なのか分からないくらいたくさんのエリアで「緊急安全確保」「避難指示」「大雨特別警報」「土砂災害警戒情報」などが出ていますね。

これだけあちこちでいろんな言葉が飛び交うと、どれが危険(いやどれも危険だけど)で、どの言葉でどんな行動をすべきか混乱しますね。

気象庁のサイトがあります

パッと見て分かりやすいのがこの表ですかね。

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基本的に自治体が「避難指示(Lv4)」や「高齢者等避難(Lv3)」を発令したら速やかに避難行動ってことなのですが、自治体の発令は気象庁の発表が出てからの判断になるので少し遅れて発表されます。
なので自分が災害リスクのあるエリアにいるのであれば、気象庁のLv4の「土砂災害警戒情報」や「氾濫危険情報」がが発表された際に、自らで避難の判断をする必要があります。Lv5の発表からの避難行動では遅く、Lv5の「緊急安全確保」や「大雨特別警報」「氾濫発生情報」があった時は応急避難的な行動が必要です。

そして、ニュースを見ていると佐賀県の雨量が特にすごいですね。
佐賀県の嬉野市では降り始めからの総雨量が1000㎜を超えています。1000㎜って1mってことですよね。1mの水か仮に町に留まったら町全体がほぼプールという量です。ヤバい…

「8月1か月の降る雨量の約3.6倍で、年間雨量の40%以上に当たる雨量」ということなので、雨が上がったとしてもしばらくはリスクは続きそうですね。というかまだ雨がやんでないからさらにリスクが高くなります。

一般社団法人アスミーという会社を立ち上げて1年になります。目的は被災した自治体で働く職員をサポートすること。サポートは自治体業務を助けるのではなく、被災地職員が100%の力で災害に立ち向かって働けるように、その裏にある家族や家を助けに行くというものです。

今回の大雨で全国各地で河川の氾濫が起き、土砂崩れが発生しています。大雨が通り過ぎた後に待っているのは、大量の泥が堆積した町です。市民の生活を守るために多くの自治体職員が最前線に立ちます。新型コロナ感染拡大やワクチン接種で業務が膨大になっているうえに被災地対応が加わってきます。秋雨前線が通り過ぎた後はまた猛暑が続く可能性も十分あります。

対応する自治体職員も大変ですし、それ以上に被災した住民の方たちの脱力感は、これまで災害ボランティアに行った経験からすると容易に想像できます。みんな現場では「仕方ないね」と軽く話してくれますが、言葉はズシンと心に響く重みがあります。

とにかく、被害が少しでも小さく済むように願います。

そして「こんな時に宣伝するなよ」って言われそうですが、このタイミングは真剣に考えられると思うので告知します。

全国の自治体職員でアスミーの取り組みをともに行ってくれるメンバーを求めています。自らが被災した時はメンバーのみんなが助けに行きますし、メンバーの誰かが被災したら自らが出来る事・出来る範囲で助けに行きます。民間の個人や企業の方で賛助していただける方も出てきています。
「話聞きたい」と言う方が居れば、オンラインでお話させていただきます。


サポートいただいた時は、NPO、アスミーの活動やアートプロジェクトのために使わせていただきます。