三宮駅前に新しい待ち合わせスポット誕生!素敵な親から優良児が生まれた後は市民が育ての親に!
10月2日、阪急神戸三宮駅の駅前広場のオープニング式典がありました。
ここは昔「パイ山」とか「でこぼこ広場」と呼ばれみんなに親しまれていた神戸の待ち合わせスポットでした。
過去の経緯で言えば、平らな広場だったんですが、放置自転車とか許可を得てない不法な屋台とかが多かったので、それが出来ないデザインをほどこしたことから「パイ山」と呼ばれるように。どうみてもオッパイから来てますよね(笑)そんな名前をみんなが使っていることが面白いです。
阪急の駅ビルが震災以降の仮設ビルから建て替えられることになり、工事ヤードとしてこの広場を使用することになり、パイ山は姿を消しました。Twitterで「#パイ山ロス」ってのが出るくらい愛されてきた待ち合わせスポットですが、5年経ってようやく新生オープンです。
オープンの日は六甲山でキャンプしていたので翌日見に行ってみたら早速たくさんの方に使われていました。寝てる人もいてアクティビティも色々起こりそうな予感。
新しい広場のデザインはすごい数のコンペを勝ち抜いたALTEMY代表の建築家 津川恵理さん。
すごい数のアイデアは全部見せてもらいましたが、ほんとにすごい案がたくさんある中選ばれたこのデザイン。これまでの神戸の広場設計にないコンセプトがあり、それが神戸の人の心をくすぐるものだったと思います。
この広場のコンセプトは、“ 広場を訪れた方々が、ここで思う存分自由に振舞い、いろんなアクションが起こり、パブリックスペースならではの活発な活動が繰り広げられていく “ということでした。
オープニングセレモニーも他都市の駅前広場のオープン式典とは質が違っていて楽しかった(youtubeで視聴しました)
しかもこのセレモニーの費用もクラウドファンディングを使ってみんなに参加してもらう形を取っています。
僕も一口かんだのでオープニングセレモニーの最後に衣装のシャツの背面プリントで紹介してもらってました。
ちなみにこの広場の設計には僕の大好きな小野寺康さんも絡んでくれているし、広場に隣接しているサンキタ通りは「パシフィックコンサルタンツ、小野寺康都市設計、ナグモデザイン、KAP」が行っていて連続性もばっちり。
姫路駅前も小野寺さんと南雲さんのデザインだったな。
さて、本題に戻って、この新しい広場。市長も語っていましたが、行政が名前を付ける気はないようです。みんなで使っていって、そのうちみんなが呼ぶ名前が出てきたらそれを採用していこうという考え方。それもまた市民主導で面白いですね。ってことで勝手に名前つけて呼びまくりましょう!
来年くらいその名前が定着して名づけの親になれるかもですよ。
なんか考えよかな・・・
「EMBA(円盤、縁場、演場、宴場、艶場)」
だめだ使えね~・・・