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地域活性に必要なものが揃う街
8月13日(土)、14日(日)に「SAVE KAKOGAWA FES 2022 ─この川の街で楽しく生きる─」(以下SKF)が開催されました。
あ、神戸市ではなくて、同じ兵庫県でももっと西の加古川市で。
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正直、これまでの加古川河川敷の使い方ってほんとにしょぼかった。
高水敷(こうすいじき、下図参照)という問題もあってか、大雨が降ったら川になるため、広大な広場としてしか使われていなかったんです。
加古川マラソンとか開催されてますが、永遠に川と土手しか見えないので挫折しそうになります(笑)
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加古川花火大会などのイベントの時は沢山の屋台が出てにぎわいますが、まあ「やきそば」「カステーラ焼き」「くじ引き」なんかの屋台が質の悪い飯でぼったくってる、どこでもある空間が定石でしたね。
でも、今回の空間はすごいです。昼も夜もめちゃ素敵な空間になっている。
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真っ白なテントと暖かい色のライトがデザインされていて、主催者の本気度が伺えますね。
出店者のレベルも高くてめちゃ美味しい飯が、手ごろな値段で食べられる。
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主催側のメイン企業である株式会社ムサシが体験コンテンツも盛沢山にしてくれていて、あたらに自社で開発した電動アシスト付きロードバイクの試乗が出来たり、カヌーで加古川を楽しめたり、巻き割りができたり。ほかにもドッグランレースやスラックラインもありと、盛沢山!
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とまあ、いろいろ興奮気味に紹介しましたが、何が言いたいかというと、加古川市が変わってきた!ってことです。
これまでにない取り組みが始まる時。これまで活用されていなかった公共空間が動くときには、必ずと言っていいほど必要なもの3つあります。
1つ目は、地元のキーマンと、それを支える地元企業です。
2つ目は、変化をもとめるポジティブでバランスの良い首長です。
3つ目は、サポートを積極的に行える柔軟な行政職員です。
今回でキーマンといえば岡本兄弟(篤さんと亮さん)であり、それを支ええる地元事業といえば株式会社ムサシです。
岡本兄弟は自分たちが生まれ育ったこの加古川のポテンシャルを疑わず、先陣を切って、そして(当時の)行政と戦いながらいろんな取り組みを進めてきました。半ばゲリラ的に…(笑)
そして篤さんが社長を務める株式会社ムサシを使い、加古川の活性化に取り組んでます。加古川には大きな企業は他にもたくさんありますが、言葉だけのCSRとか寄付とかではなく、本気で街のために朝市やったりしてるのはここくらいじゃないかな…
そしてそんな活動に、加古川市の岡田市長と、市民活動推進課という柔軟な対応ができる行政の力が合わさってきました。
そして実現できたのがこのSAVE KAKOGAWA FES 2022ですね。
13日(土)にはメインステージで岡田市長と市民活動推進課長が登壇して、岡本兄弟(篤さんと亮さん)とトークセッションしていましたが、すごく前向き。めちゃ良い!
岡田市長も加古川市役所にはスーパー公務員がたくさんいて、彼らか市民である岡本さんたちと一緒にいろいろ仕掛けてくれたら街が変わっていく!ってな発言していました。内部(市職員)もちゃんとほめてくれる素敵な市長でした。そりゃ職員もやる気でますよね。
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ってことで、大事な3つが揃ったイベントだったので、この先の展開が楽しみになってきました。
私は、神戸市職員ですが、これまでも官民連携の取り組みは沢山コーディネートしてきたので、この先の展開は可能性の塊だったことだけは分かりますね。そして来年度はフリーターになるのでこの取り組みにも絡んでいけたらいいなーと思いました。
あ、ちなみに加古川挟んだ西側の高砂市に住んでるし、高校は加古川東高校(篤さんの2つ後輩)なので、私にとっても地元です。
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