根木間 秋彦

自作自演型ソングライター兼教育関係者。noteではエンタメレビュー中心。

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【書評と私見】施光恒『英語化は愚民化』(集英社新書)

施光恒『英語化は愚民化』を読了。 http://booklog.jp/item/1/4087207951 以前から昨今の英語化への流れには疑問があったが、この本を読んでその思いは確信に変わった。すなわち、「英語化は愚民化」である。 小学校から英語教育を、と叫ばれて久しい。言語を学ぶのは早ければ早いほどいいのだと。「英語入試の4技能化」も話題だ。英語を母語とする教師による、いわゆるオールイングリッシュ形式の授業が理想的なのだという。 こういった文言を目にするたび、“まず日

    • 【ネタバレなし】わかってるとゲームオブスローンズをより楽しめる5つのポイント

      すごく面白いと話題だけど、設定が細かくて難しそう…。海外ドラマ『GAME OF THRONES』にそんなイメージを抱いている人へ、セリフ中で気になるであろう用語について簡単解説。これを読めば重厚なストーリーにより浸れること間違いなし!? ※ 以下の内容はシーズン1開始時点を基準としています 『七王国』は国名、『ウェスタロス』は大陸物語の舞台となる架空の地名で、作中ほぼ同義に扱われることもあるが、厳密にはウェスタロスという大陸にある統一国家が七王国。北部のスターク家や西部

      • かってに海外ドラマ評 パイロット版(ネタバレなし)

        Hulu × Chromecastも快調に機能しているので、調子に乗って登録以降この10日くらいで観たドラマの感想を一挙に書いてみる。 海外ドラマは複数シーズンあったりして一つひとつが長いので、まずはどれも最初の2話(放送を決定づける所謂パイロット版と、実際に放送が決まってから作った2話目)までを観てみた。以下の感想では予告編的な内容以上のネタバレはないので良ければ参考までに。 『CASTLE』ミステリ作家キャッスルと女刑事ベケットのコンビが事件を解決していく軽妙な

        • 2016冬 かってにドラマ評

          もともとテレビドラマは好きで毎期一つか二つは録画で追いかけるのだけど、このクールでは時間に余裕があり普段以上に見たものが多めだった。大体が最終回を迎えたってことで軽く感想。 一番面白く観たのは遠藤憲一・渡部篤郎共演の『お義父さんと呼ばせて』(フジテレビ)。 28歳差カップルのカレと同い年の父親を中心に描くドタバタ劇が基本。芸達者揃いな上、脚本演出ともに小気味よくしっかり“コメディ”しているところが好印象だった。 続編やって欲しいくらい良い出来だったが内容に反して視聴率は

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