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つれづれ弓道:出会いと偶然と。

社会人で弓を引くようになる


高校を卒業して大学へ進学するも弓道を続けることはなかった。県立の道場が近くにあり、顔を出してみたものの通うことはなかった。
いま思えばもったいないことをした。そこそこ立派な道場で審査なども行われる道場だった。今後も訪れることもあるかもしれない。そういう意味で慣れておけばよかったかも。

大学生活はサークルや研究等、いろいろと楽しいことが多くそこに時間を割くまでにはならなかった。
大学の研究室でお酒飲んだり、隠れて麻雀するくらいなら弓を引けば良かったのに。

その後、就職し、何年もたった頃弓道部時代の友人と久しぶりに会うことがあった。偶然にも家が近いことが判明して、どうやら近くに弓道場があるらしいという話になった。
どれどれ、と調べてみると住宅街にひっそりとあるらしかった。どうもその地域は弓道が盛んで、小さ目の道場が点在しているような地域だった。
よく調べるとたまたま体験教室なるものが開催されるらしい。これは行くしかないと酔った勢いに任せでて2人で参加するぞ、ってことになった。

経験者ということは伏せて参加したのだが、始まって数分で「経験者?」とバレてしまった。知らないふりして一瞬でバレるのは思いほか恥ずかしい。思った以上に恥ずかしいのでやめておくことをお勧めする。
後日、すでに社会人で弓道をしていた別の友人に話したら、そりゃいかんだろ、すぐバレるし。そもそも教室も参加しないでもいけるでしょ、とのことであった。
いやいや、こちとら何年も弓を引いているわけではないし、いきなり知らない人たちに交じってできるような性格でもありません。

そんなこんなでしばらく後に催されるという弓道教室に誘われて参加することになり、そのまま社会人弓道生活が始まったのであった。
まさか弓道を再開するとは思ってなかったな。偶然がいろいろ重なって今日に至ってます。
偶然っておそろしいし楽しい。

おわり

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