神戸、IN THA DOOR BREWING、秘密基地は人の心をくすぐる:2023.某日
最近は色々あって遠出がなかなかできないなぁ。
前回、美術館のことを書いた時に非日常は旅みたいだなと思ったことを思い出して、近い範囲で非日常的なことってないかなと考えてみた。
物理的な距離としては前の美術館より近いとこ。
ないな。
そりゃ、そうだ。近い距離の中では特段なにも考えずに行動してるわけで、
そんなことを考えながら過ごしていない。
うーん、改めて何かあるかなぁと思いながら過ごしていると、あ、あった。
もう当たり前の光景になってしまったけど初めて来たときは確かにワクワクしたあるお店。
今ではとてもお気に入りのお店。
お店はどこだ
そこにはどうやっていくのか?
そのお店の存在はネットで知った。ある建物の3階。だが、3階からは行けない。
たどり着けないのだ。
ウロウロしてやっと発見した。
そこへは2階から専用の階段で3階に上る必要があったのだ。
しかしその階段に案内はない。
あるのは店の前が書いたドラム缶とメニューが置いてあるだけ。
その階段の上に店があるのか怪しい。
なんせこんな感じで店がありそうもないのだから。
はたしてこのまま進んでよいものか
店はこの上、とか書いてあれば良いのだが、上って良いか悩む感じの佇まい。
まぁ、階段登れば何かあるだろう。
と、思ったが上った先には何もない。
明かりっぽいものが見えるものの、これは隣の建物の明かり。
左に曲がる道があるので進んでみると、
生い茂る木々の先に明かりが。
これ、近づいて中の人に気付かれたら引き返しにくいやつじゃないか、と思いつつ近づくと、
あった。たぶん。おそらく。
なんせ店っぽくないので近づいてもよくわからんのだ。
店先にも看板とか出てないし。店の作りもシンプルなので何のお店なのか一見しただけではわかりづらいのだ。
ドキドキしながら入ると、お目当てのお店だった。良かった。
そう、ここはクラフトビールのお店。
エール好きとしては是非とも行きたかったお店だったのだが、なかなかたどり着けない。
隠れ家的なとかいうお店はたくさんあるが、隠れすぎだろ。
四の五の言わずに飲んでみようか
美味しい。
それ以外の言葉はないのよね。
色々種類があるのでこれから少しずつ飲んでいこうとこのとき決めた。
隠れ家的なものになぜワクワクするのか
まぁ、ワクワクするよね。
このお店に初めて来たとき、ワクワクしたもん。
なんでだろう、ちょっと不安になりながらも楽しんでた気がする。
この階段を昇れば、ここを左に曲がれば、何か楽しいものがある気がする。
そんな感じだったのかも。
そして店を見つけたときの宝箱を発見した時のような感じ。
これは子供の頃、空き地や山の中に色々持ち込んで、友達と集まって遊んだあれだ、秘密基地と称してたやつだ。
秘密基地に行くときのワクワク、ドキドキ感。
今日はどんなことが起きるんだろう、何して遊ぼうとか考えながら草むらを歩いている感じ。
これ、田舎に住んでたある一定以上の年齢の人しかわからない表現なのかな。
まるで想像がつかない場合は青い猫型ロボットが出るやつかトモダチがケーンジ君遊びましょ、とか言うやつとかを見てくれ。
なんとなくあんな感じだと思う。
そんな楽しさを味わったせいか、このお店には何度も足を運んでいる。
あ、たぶん、これお店の思惑通りじゃないか。
いや、ここのクラフトビールがとても美味しいからだと自分に言い聞かせている。
でも、まんまと乗せられているのも悪くない。
IN THA DOOR BREWING
https://inthadoorbrewing.com/
おわり
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