ゴーストトリック クリアくだまき
逆転裁判シリーズでおなじみのタクシューさんこと巧舟さんシナリオのアドベンチャーゲーム「ゴーストトリック」。
もちろん存在は知っていたのですが、長いことプレイする機会がなく、いざプレイしようと思ったらソフトが手に入らず・・・という感じでずっと未プレイのままでした。(そのあたりは逆転裁判4も同じ)
DL版とかスマホ版とかもあるんですが、細かい理由はおいといて購入に至らなかった、という感じ。
で、そうこうしているうちになんとHDリマスター版が発売されたではありませんか!
もちろん速攻で予約、プレイを楽しみにしていたのですが・・・なんと発売日がFF16の翌週!
(ストーリーがある)ゲームを複数並行してプレイ出来るほど器用じゃないので、というかソフトを切り替えるのがめんどくさいのでまずはFF16をクリアしよう!と思っていたらこんなにプレイが遅くなってしまいました。
※以下ネタバレを含みます。
※ボタン名称などはPS4版準拠です。
評価
ストーリー:★★★★★
キャラクター:★★★★★
システム:★★★★☆
難易度:★★★★☆
ストーリー
一言、最高でした。
超面白い。
後半の伏線をガンガン回収していく感じは言わずもがな、序盤も中盤も「一体何が起きているんだ!?」という先を知りたくなるストーリーでやめ時を見失ってしまいました。
実際プレイ開始から14章クリアまでノンストップでプレイしてしまい、下手したら一晩でクリアしちゃうんじゃない?って思って流石にもったいないので止めました。
強いて言うならカノン母の事件に関する「誰が細工をしたのか」が明確に語られなかったような?(話の流れ的に"彼"なのでしょうが、彼の能力ではそれが出来ないような・・・?)
キャラクター
嫌なキャラが誰も居ない!特にミサイルがめちゃくちゃ健気で泣けてきました。「ミサイルですともッ!」
とにかく巧舟節がよく出ていて非常に懐かしい気持ちになりました。(一番最後に氏のゲームをプレイしたのは5,6年前の大逆転裁判2)
ゲーム的に仕方ないのですが主人公の持つ「死者のチカラ」がやや特盛すぎるというか、ほかキャラが1つしか能力を持っていないにも関わらず主人公だけ3つ、しかも内1つは神の所業とも言えるようなチカラを持っているので・・・w
システム
一度慣れてしまえば問題ない範疇ですが、若干とっつきにくい感じはあります。
実は体験版で1章だけプレイしたのですが、Aの物体を操作したあとAが動作しだす前にBの物体に移動する必要がある(場合がある)・・・というのが一切説明が無いまま始まるので(物体が操作出来る、としか聞かされない)そこに気づくまで何度も失敗してしまいました。
あと逆転裁判は捜査パート→裁判パートを繰り返す構成で、面白いは面白いのですがやってみると意外と捜査パートがダレやすいという問題があります。また逆転裁判はある種短編集の体裁なので、1つの話をクリアしたタイミングで明確にやめるタイミングになってしまうんですよね。
一方で本作は短めのストーリーパート→謎解きパートの繰り返しかつ全体で1つの物語なので、前述の通りどんどん進めてしまいやめ時を失ってしまう結果に。
しかもストーリーパートも時間制限こそ無いもののほぼ謎解きパートと一緒なのでそういった意味では「ゲームをやっている」感があったのも非常にGODD。逆転裁判も全体で1つの物語だろ!と言われたら否定出来ない。
悪い点を挙げるとしたら、中盤から「イレカエ」のチカラが使えるようになるんですが、そのボタン配置が悪い!
L1がトリツク(移動)、L2がライブラリ、R1が謎解きパートのやり直し、R2がトリツク↔イレカエの切り替えなんですが、謎解き中にメインで使うボタンがL1とR2なんですよね。
これがクリアまでずっと慣れず、ワチャワチャしてしまうことが多発してしまいました。最終ステージでもワッチャワチャ。そしてゲームオーバー。
せめてR1とR2が逆だったら、もしくはコンフィグで配置切り替えができたら・・・でき・・・え、できませんよね・・・?
難易度
クリアするだけならさほど難しくありません。
が、上述の通り操作に慣れていない第2章の謎解きがやたら難しい。
そして「イレカエ」が使えるようになったタイミングの難易度がやたらと高い。
あとは意識しなければあまり関係ないですが、トロフィー(チャレンジ)を目指そうとした時のシャンデリアで捕まえるやつとラグビーボールを遠ざけるやつが非常に難しかった・・・
前者は"2回"という回数縛りとタイミングのシビアさ、失敗したときのやり直しに時間がかかること、後者は単純に「こうやれば良いんだろうな」というのは分かったのに微妙に解法がわからないという感じでした。
まとめ
繰り返しですが、とにかく非常に面白かったです。
元々が携帯機のソフトなのでしょうがない部分がありますが若干ボリュームは少なめかな?という一面もあります。
プラチナトロフィーまで取って10時間かからなかったんじゃないかな?
まぁそれはある意味「気軽にプレイできる」ということなのでヨシ。
ちなみに・・・
物語のコア、終盤のどんでん返し部分、実はプレイしていて気がついてしまいました。
明確に分かったわけではないですがこれみよがしに出てくるので「あ、多分これなんだな」と。
・・・まぁ、実はその先にもっと驚きがあったわけですが。
さて、そんなこんなで、とにかく上質なアドベンチャーゲームをプレイしたい人にはおすすめ!
時間が無い人にもおすすめ!
みんなにおすすめ!!
そんなゲームです、是非!
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