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DREDGEクリアくだまき
最近、インディーゲームがアツい。
そういう意味でPSplusのゲームカタログは宝の山であります。
※以下ネタバレを含みます。
まえがき(評価の前提・やりこみ度合いなど)
プラチナトロフィー獲得済み。
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評価
ストーリー:★★★★☆
キャラクター:★★★☆☆
戦闘:☆☆☆☆☆(評価外)
システム:★★★★☆
難易度:★★☆☆☆
ストーリー
ストーリーとしてだけ評価するとかなり「多くを語らず」な感じがしており、各地で出会うNPCとの会話や各所で集められるテキストからユーザ自身が推察していく必要がある感じ。
本作は基本的には釣りゲーなのですが、突然海底から現れる巨大な触手(+それに飛びかかって捕食するクジラ)、単眼の巨大な魚、外海へ出ようとした際にワンパンでゲームオーバーにしてくる超巨大生物などなど、そこかしこに不穏な影がチラついています。
というか上のスクショからして異常さが分かると思いますが・・・
とまぁそんな感じで世界観がものすごく良いものの若干説明不足という中で、エンディングに向かっての「そうだったのか!」という種明かしは良かったです。
キャラクター
みんなどこかしら狂っています。
まともなのは行商人や写真家くらいしかいないような気がしますが、むしろこんな世界で行商人や写真家として活動している時点でだいぶヤバい気もします。
主人公はゲーム内で名前が出ず、終始「あなた」だったり、いわゆる地の文が「あなたが◯◯すると〜」という表現だったりするので全体的にボードゲームライクというか海外で言うところのRPG的な「主人公=プレイヤー」な感じ。
システム
若干操作性が悪い部分はありつつも、基本的に快適で楽しくプレイできました。強いて言えばどうしても船倉のスペースが足りなくなりがちなのと、ゲーム内時間の経過がやたら早いのでしょっちゅうドックへ戻らないと行けないのがちょっと大変でした。
でもそういうインベントリの整理ややりくりが好きな人もいるし難しいところではある。
難易度
そんなに難易度は高くありません。
ストーリーと同様で若干説明が不足している部分があるため、ストーリーを進めるために捕獲しないといけない魚がどこでどうやって釣れるのか?は探し回ったりいろいろ試す必要があり、そこだけ少し難しい(大変)かも。
他にはカニ籠での漁やトロール網での漁は確定で変異種を捕獲する方法が無いので図鑑埋めをやろうと思うとかなりの運ゲーになり根気強くプレイする必要あり。そこかしこにカニ籠がばらまかれる状態になったのは私だけではないはず。数撃ちゃ当たる。
まぁ運ゲーといってもリスクゼロで、コストより圧倒的にリターンが多いので時間以外に枷になるものが無いのが救いですが。
まとめ
ホラー要素のある釣りゲーというなんだかカオスなゲームで、ゲーム冒頭で「夜は出歩かないですぐ町に戻れ」と念押しされるのですが、後半になるとお構いなしに船をかっ飛ばすようになっていたのは自分でもちょっと驚き。
だって夜にしか釣れない魚がいっぱいいるんだもん!!
釣りゲーとしてのアクション性やのんびりプレイできる感じもありつつ、クトゥルフ要素が良い刺激になっていると思います。
なんというかインディーゲームの良いところを存分に味わえる作品という感じですね。
そんなわけで他に類を見ないホラー釣りゲー、いかがでしょうか。
ちなみにエンディングめっちゃ怖い。