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【会社にドローンがやってきた:15】未知との遭遇とドローンスクール選び

【前回のあらすじ】社長から資格取得の許可を得て、本社のドローンも使わせてもらえることになった。

2023.1月
数日後、大きな荷物が2つ届く。
本社のドローンだ。

一つには、iPad2台のほかに複数のバッテリー、複数の充電器、プロペラなどの予備パーツが多数入っている。どれもがdji mini 3 proのそれとは比較にならないほど大きく、圧倒される。

[プロペラ比較] 上:dji mini 3 pro  下:inspire1

もう一つの荷物は、このまま旅行に持って行けそうな黒いスーツケース。
「本体」は、ここか。

スーツケースを開けると、本体のほかに2台の送信機、そして隙間には所狭しと複数のバッテリー。おそるおそる本体を持ち上げたその姿は・・・
タラバガニ?いや、エイリアン?

今にも動き出しそうな複数の足を持つその物体は、宇宙から来た謎の生命体のような妖気を漂わせていた。

「シロウトガ、キヤスクサワルナ」

持ち上げた瞬間、テレパシーで、そう言われたような気がした。
たしかに今の僕に扱えるシロモノではないかもしれない。気持ちとしては理解を深めたいところだが、そそくさと片付けた。
今はこの物体との接触よりも先にやるべきことがある。資格だ。


■資格をどこで取るか

民間資格スクールには今まで2ヶ所体験したが、どうもピンと来ない。通いやすさを優先して、そのうちの一ヶ所で決めてもいいのだが、もう少し考えてみたい。

・実技は外で飛ばしたい
仕事で撮影する場合、多くの場合、外で飛ばすことになるだろう。そのためドローンスクールでの実技は、屋内ではなく外のほうがいいに決まっている。

・練習環境を確保したい
練習環境も切実な問題。本来なら機体登録が済んだ時点で飛ばせる場所はあるはずだが、東京にはない。そのため、卒業後に練習できるフィールドが用意されているスクールを選びたい。

・チャラいのは無理
こっちは50過ぎのオッサンだ。口だけなのか、中身も伴っているのかを見る目はそれなりに養ってきた。人を見た目で判断するのは良くないとしても、最低限の「安心感」は欲しい。こっちは真剣なんだ。

これらの条件を満たすドローンスクールをあらためて精査し、体験コースへ申し込んだ。

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