【映像技術の習得02:】パントランジションの実験
先日、映像はいつでも練習できると豪語したが、そうでもないことに気づく。
巷の空気は肖像権にうるさいため、練習用とはいえ公開する映像を適当に撮るわけにはいかない。
ということで無人の公園へ。朝から蚊に刺されながらスマホで実験。
◾️パントランジションの実験
カットの最初と最後にカメラを横に振り「シャッ」という動きを出す。
スピードを変えて何度か撮影し検証したが、かなり強めに振る必要があると知った。
▶︎パントランジション(腕を振る/iPhone/10秒)
左→右へ動かして撮った場合、映像は右→左に流れる。あたりまえのことなのだが、編集時に混乱した。
この「シャッ」という動き、アプリによってはプレインストールされており、Premiereでは「ホイップ」と呼ぶらしい。
上記の映像から「シャッ」をカットして、ホイップで繋いだのがこちら。
▶︎パントランジション(ホイップ/iPhone/8秒)
腕を振らなくてもいいし、これでいいんじゃね?
しかし残念なことに、ホイップは逆方向はできない。左→右限定である。
やってみてわかったことは、振るスピードを速く、次につながるカットも同じスピード・移動時間にしなければ違和感が残る。そして今回は上の2つの動画のスピードをなるべく揃えるために全体の速度調整をしたが、速度をいじると映像はギクシャクする。
腕を振った映像を速度変更なしで違和感なくつなげるのは、見た目以上に難しいと感じた。
以前、サンプル動画「番外編」でスピード感を出す実験をした時は、iMovieで1つの横移動のカットを2分割し、「シャッ」にしたい部分を20倍速にして作った(パソコンのスペックが低いと処理速度がとても遅くなる)。
一応「引き出し」に加わったパントランジションの方法は複数ありそうだが、この処理がマッチする場面はまだ浮かんでこない。むやみに多用すると安っぽい映像になりそう。
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