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【会社にドローンがやってきた:05】情報収集中のサプライズ

【前回のあらすじ】機体登録について調べると、多くの面倒な事務手続きが必要と知る。システム切り替え時期とも重なり、難航することを予想する。

2022年11月中旬
機体を登録するには、順を追っていかねばならない。おそらく登録の段階までに新しい情報も出てくるだろう。
ということで、飛ばすには多くの準備が必要だということを会社から理解を得た上で、機体登録以外の情報も広く収集していく。

▪️必要な備品の選定:
実務で使用するためには、映像を記憶するSDカードや充電器が不可欠。そう、機体に充電器は付属していない。不親切と思う半面、国によって規格が異なるコンセント形状にいちいち合わせなくても良いので、合理的とも言える。SDカードも充電器も、規格外の間違った選択をしないように注意が必要である。
その他プロペラガードや収納ケースなど、最低限必要と思われる備品を書き留めていった。

▪️必要な操縦技術:
幾多の事務手続きの最後に待ち構えるのは、飛行申請。これに通らない限り人口密集地域で飛ばすことはできない。それは僕の勤める会社の仕事では使えないことを意味する。
申請を通すために必要な条件は「飛行時間10時間および知識」。国の規定では、必ずしも資格は必要ではない。そしてこれは自己申告である。
・・・ということは、ウソでも審査は通るってこと?

誰かに聞きたい。でも詳しい知り合いは誰もいない。ネットにも、堂々とそんなことを公表している人は誰もいない。民間の資格を取ると約30万円の出費。巷では国家資格がはじまる噂がチラホラ。ウソをついて何かあったときは、親会社に迷惑がかかる。
はたして資格は必要なのかそうではないのか。う〜ん、一旦保留。そのうちスクールの体験コースに行って聞いてみよう。

▪️必要な知識:
くどいようだが、自己申告。一体どこまでの知識が必要なのか。会社がらみとはいえ、貧乏性なワタシ。お金はなるべくかけたくない。
ドローンには多くの民間資格があり、実技込みならJUIDAとDPAが有名。知識だけなら格安で受験できるドローン検定というのもある。
「飛行時間10時間および知識」・・・。
オフィスで10時間飛ばして、ドローン検定3級。それでいいんじゃねえの?

そうこうしているうちに、機体登録の前段階までの準備が完了する。ちょうど新制度DIPS2.0への移行期間に入った時期でタイミング的にも良い。会社の登記簿の用意など、本社の理解と協力を得ながら申請を出すに至る。
機体が届いてからここまで約1ヶ月。電源を入れる日は近い。

ひと段落したある日、会社の掲示板サイトに通知が入る。
「2台目のドローンを購入した」

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