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マーケティングは自動化できない
あしだ(@ashidatetsuya)です。
自分でビジネスをやってる人、マーケティング業務を会社でやってる人の多くは、マーケティングオートメーション(以下MAと略)を知っているだろう。
MAはMarketo Engage、Pardotといったクソ高いMAの代表格システムを始め、
Active CampaginやConvert Kitといった海外のメール配信システムも機能だけを見れば該当するだろう。
また日本国内ならLStepやIStepもMAにカウントできなくもない。
MAが使われる理由は簡単。自動化という言葉に尽きる。
しかし私はアカウントに「自動化」というコピーを入れておきながら言うのはおかしいけど、マーケティングを自動化できないだろう。
いや、正確にはマーケティングを完全自動化はできない。
マーケティングと全自動化は相性が悪い
そもそも自動化はどうすればできるのか?
すでに勝ちパターンが確立された時だ。
勝ちパターンをファネルに組み込めば、理論上は全自動化できる。
しかし、ほとんどの人には難しいだろう。
なぜか。
単純な話でマーケティングはテストと改善の繰り返しだ。
同じプロモーションを繰り返したとしても、顧客の反応は毎度同じにはならない。
その度に改善点が生まれる。
結果を追うなら頻繁に管理画面を見る
私が情報ビジネス大御所のH先生の会社のクライアントワークをやっていたときは、
週末は特に稼働しなくてよかったけれど、
プロモが入っていれば必ず管理画面で反応や売上の動きをチェックしていた。
これは売上を追うならば当たり前すぎることだけど、この時点で自動化ではなくなっている。
実際私は初動がよかったら
「販売開始からX分で◯◯◯部売れてます!」
というLINEをセールス2日目に送ったり
それに合わせてLPのプリヘッドを書き換えていた。
結局ビジネスには臨機応変な対応が不可欠だけど、全自動とは真逆な存在だ。
じゃあ自動化なんて夢のまた夢?
と思う人もいるだろう。
ただそういうわけではなく、極めて自動化に近い形で回せるのはフロントエンドではないかと思う。
これは私がフロントエンドの集客をゴリゴリ回したわけではないので、
実体験談からは少し離れてしまうが、セールスから手離れが良いものはある。
それがフロントエンド。
リアルの自動販売機を考えてみればわかりやすいが、
低価格
顧客が気軽に手にしやすい
わかりやすい商品
なら極めて自動化に近い形で運用は可能だろう。
もちろん時折メンテが必要ではあるが、
ミドルエンド、バックエンドよりも自動化は機能しやすい。
ビジネスモデルの設計のほうが重要
もちろん他の追随を許さないほど膨大な失敗と実践の末に生み出した人が、
時にはある程度の反応の低下を許容しながらも、
生産性を重視してファネル全体をエバーグリーンしている人もいるかも知れない。
しかし、それでも1%の改善で数百万、一千万円単位で上ブレるなら改善を選ぶ人がほとんどだろう。
そこに仮に数十万の人的コストを掛けてもペイができる試算があるならなおさら。
まあ「全自動化したい」とは「ラクをしたい」という人間の根源的欲求の表れであるが、
機械的な自動化に期待するより、生産性の向上という観点をもったほうが現実的だ。
高額の取引を当たり前にする
申し込む人を売り手が審査する
商品の点数を減らす
とか。
ビジネスモデルの設計が結果的に「ラク」を生み出すだろう。
なお作業面ではLPやファネルの完成度を初期段階で80%ぐらいを目指して、後は地味に変えてつつ上げていくいくというのが良いと思う。
というわけで、今回はこんな感じで。
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