【植栽家の日常】20240706 流派華展の生け込みと、PLAY!高架下広場オープニングイベント
【流派華展の生け込み】
本日2024年7月6日〜9日まで浦和CORSO1階にて、私が所属する流派の華道展が開催されます。
初日の今日は作品の生け込み。早朝に群馬を出発して会場の浦和へ。
人生初の華展出展!
やや緊張もありますが、私にできることは、良い作品を生けることに集中することのみ。
自庭で切った花材と今回の作品用に準備した花材を大盛りに盛り込んで頑張って生けました。
「異国の鳥や蝶」のイメージで構想した作品です。
家元からも「うん、いいんじゃない」と好評いただきました😊
そう。そういえば、6月の家元研究会で本作品の習作を生けたときには、ものすごく人工的なドギツい青紫みのバンダが手に入り、それも作品のポイントになっていたのですが、生け込み前日に花材を買い出しに行ったところ、何件かの花屋さんをハシゴするも同じようなバンダが手に入らず、諦めてニュアンス豊かなグレイッシュピンクの脳みそチックなケイトウを束ねてぶっ込むことにしました。
今回の作品では、ウチの庭に咲いていた地湧金蓮の花に着想を得てそれを主役として、グロリオサやリューカデンドロン、アンスリウムなどを組み合わせ「何処か分からない異国を舞う鳥や蝶」の世界観を表現しました。
新参者の初出展にしては、思い切りよく大盛りな作品を生けられ、まぁ、私的には出来る限り頑張れたし自分らしさを発揮できたかなと思います。
午前中で展示作品を仕上げたその脚で、14時から行われる、植栽設計を担当させていただいたPLAY!高架下広場のオープニングイベントへ大急ぎで向かいました。
【PLAY!高架下広場のオープニングイベント】
今日は華道展の初日と重ねて、6月に植栽を施行した、西武池袋線石神井公園駅と大泉学園駅間の高架下に新しくできた「PLAY!高架下広場」のオープニングイベントもありました。
建築家 武田清明さんと私 太田敦雄とのトークライブを企画されていて、登壇するために華道展会場からハシゴで広場のイベント会場に向かいました。
会場が見えてきた途端、たくさんのキッチンカーの出店やミュージシャンのライブなども行われていて、会場はごったがえしの大盛況❣️
今日開園した広場とは思えないほど、来場の皆さんが普通に親しみ、楽しんでいただいているこなれ感になっていて、地域に愛されるとても良い広場になったなと本当に嬉しく思いました😊✨
武田さんとのトークライブもとてもいい感じで進行し、私自身、オープニングイベントを楽しませていただきました!
みなさんの幸福感が漂う会場、「人生のよき日」を感じました。
「PLAY!高架下広場」は、私の植栽家人生でも初めての公の広場の植栽設計でしたが、雨が降らない屋根下空間である高架下という難しい場所の条件に向き合い、武田事務所の多大なご協力も得つつ、前衛的でありながら一般の方々にも受け入れられる新しい解を提示できたと思っています。
これからも植物と言うボキャブラリーを通して、私の自然観や世界観、社会的なメッセージを世に問うて行けたらなと思っています。
今日のピアノ練習覚え書き
そんなこんなで、今日は催し事のスケジュールが多く、どのイベントもテンション上げて臨んだので、帰宅したときには結構疲れてしまってました。
今日はピアノ練習もやや控えめな感じで😅
【坂本龍一 「andata」】
1回通して弾きました😊
【スカルラッティ ソナタ K.466、ソナタ K.87】
K.466は本番気分でリピート有りで通し。
K.87は、今日はお休み。
【スクリャービン エチュードop.2-1】
レパートリーリマインドで1回通しました。
【ショパン ノクターン第13番 op.48-1】
今日はお休み
【パスカル・ヒメノ 演奏会用リズムエチュード 1-1 ファンキー、1-3 ボレロ、1-2 ブレリア】
今日は、将来的にセットで弾く想定で、1〜3番の順に続けて弾きました。
ファンキーは、スピードも上がり、リズムも整ってきてほぼ仕上げに近づいていますが、とにかく掴むのが難しい和音が多く、素早くそしてミスを少なく演奏をするためにはまだまだ訓練が必要かなと。
ブレリアは、ゆっくりですが通せるようになってきました。この曲は、あとは回数弾き込んで慣れていく段階ですね。
ボレロはほぼほぼ通せるようになってきていて、演奏の表情付けやさらなる熟達に向けて仕上げ段階の弾き込みのステージになってきました。
【ベートーヴェン 創作主題による32の変奏曲】
主題から第10変奏まで。
【スクリャービン エチュードop.8-7、11、12】
7番の中間部と11番を
【バッハ トッカータ ホ短調 bwv 914】
今日はお休み。
【ドビュッシー 版画全曲】
今日はお休み
【ラフマニノフ 楽興の時 第3、4番】
3、4番を暗譜で通しました。3、4番ともにかなり指の関節痛を伴うのですが、気合いで弾きました。4番は先週末の本番に乗せるための追い込み練習で少しステージが上がった感じで、まだミスは多いのですが、表現の雰囲気は増してきました。
【フランク「前奏曲、フーガと変奏曲」(バウアー編)】
今日は前奏曲を弾きました。
【ラヴェル ソナチネ】
今日はお休み。
【今日の初見練習 フォーレ 「夢のあとに」】
【今日の読書】
最後に私 太田敦雄の著作や掲載誌をいくつかご紹介します。
2024年1月16日発売(本記事執筆時点では発売前)のガーデニング雑誌「Garden&Garden vol.88 (Spring 2024)」。
巻頭特集「風景ガーデニング」にて、私 太田敦雄 / ACID NATURE 乙庭 を8ページにわたり掲載いただいています。私の設計案件の中でもこれまで一般誌で解説紹介していない2つの住宅を実例に写真豊富に、自分が思い描く植栽風景を形にしていく思考のコツなどについて解説しています。私のページ以外も人気ガーデナー、ガーデンデザイナーさんの多様な植栽事例をお楽しみいただけます。
私と、おぎはら植物園の荻原範雄さん、フローラ黒田園芸の黒田健太郎さん・和義さんご兄弟との共著作「グリーントータルプランツブック」。前半の1/3を私が執筆担当しており、実例も交えた植栽論と植物の解説をしています。
私の最初の著作本「刺激的・ガーデンプランツブック」は、出版社のご都合で現在絶版となっていますが、この本に書いた内容も含めて、今後の出版物に盛り込んで、なんらかの形で情報としてこれからも手に入るようにはしていきたいと思っています。
noteの「乙庭植物図鑑」では、これまでの著書では解説していない植物も積極的に取り上げていく予定です。
自分だけの特別なお庭造りの参考になれば幸いです😊✨