【植栽家の日常】20231008京都庭園&空間見学第2日め、アンド 同好会ピアノ発表会 その2
【京都の庭園&空間見学 社内勉強会】
2023年10月8日の振り返り日記です。
京都のnamホールにてSNSのピアノ同好会の発表会があり、せっかく京都に行ける機会ということで、数日京都に滞在して名作庭園や和的空間を見学してきました。
スケジュール的にかなりタイトだったので、発表会当日も朝から伏見稲荷大社を見学してから発表会会場に向かうことにしました。
伏見稲荷大社訪問の件は下記サイトにて書きました。
※振り返ってみると、伏見稲荷大社見学が、結構険しい山歩きで体力と時間を使ってしまったのが運の尽きだったような気もしますが…汗
【SNSのピアノ同好会発表会へ】
ピアノ発表会リハーサルまでの時間も押してきたので、伏見稲荷大社からタクシーにて会場のnamホールに向かいました。
地下にあるとても雰囲気の良いホール! ピアノはハンブルグ製のスタインウェイでした。
リハーサルでも、演奏曲のドビュッシー「グラナダの夕べ」とスクリャービン エチュード op.2-1 のどちらもよく弾けて、今回はかなり準備万端な感じと思われました。
私的にも昨年のラヴェル ソナチネを演奏した時よりも上達したとも思うし、リハーサルを聴いた同好会の方々からも「めっちゃ上手くなってる!」と褒めていただいたので、リハーサルの時点でも私的にはかなり昨年の雪辱を果たせた気がしました。
控室にもアップライトピアノがあって、間違えやすい心配箇所の復習もできて安心でした。いや〜、こりゃかなりいい感じで本番を迎えられそうだなぁ、って思いましたよ。
が、いざの本番、超静かに始まる「グラナダの夕べ」の最初の音が「なんだか大きく出ちゃったなー」と、ふと思ってしまったところから歯車が狂いはじめてしまい、前半のいつも間違えないところで「あっ」と音を外してしまってからは、少し冷静さを欠いて、私としては2曲ともかなり不本意な演奏となってしまいました😅
発表会前の一週間も植栽工事で大慌てでしたり、京都入りしてからのスケジュールもタイトに詰めてしまい、なんか疲れていたというのもあるかもしれませんね。
調整に失敗というところでしょうか。
とはいえ、私自身、楽器から良い音を引き出すことができたと思うし、会のみなさんからも「めっちゃいい音出てました!」とか「選曲がとても似合ってる」と言っていただけて、結構マイナーな曲を選んでいる割には観客の興味をそそる演奏ができてるように感じられて、本番の演奏さえ上手くいってれば概ね目標達成だったと思います。
今回の本番では、まぁ大コケしてしまいましたが、先日のコンクールでは弾けてた曲ですし、同じピアノで弾いたリハーサルでもよく弾けていたので、そんなに後悔はないです。発表会に向けての練習も意識・密度高く頑張れたので良かったです。
発表会自体はとても楽しく、いつもSNSでしかやりとりのない同好会のみなさんの生演奏を聴けて、打ち上げパーティーも盛り上がり、最高に楽しい1日でした。
そんなこんなで、私のポリシーとしては発表会で曲とお別れするわけでもなく、一生のレパートリーとして演奏していきたいので、引き続きドビュッシーもスクリャービンも、より良い演奏ができるように磨いていきたいと思います!😊✨✨
今日のピアノ練習
【ウォーミングアップ】
スケール フラット系全調
ツェルニー30番 21、22番
【初見練習 リスト 巡礼の年 第2年「イタリア」より 「ペトラルカの3つのソネット 第104番」】
楽譜買ってあるけどまだ開いたことのなかった憧れの曲。
同好会の発表会も終わり、ちょっとひと息と思って譜読みしてみました。
5ページの楽譜ですが、今日は後半ラストまで読みました😅
【パスカル・ヒメノ 演奏会用リズムエチュード
1-1 ファンキー、1-3 ボレロ】
ファンキーは、1ページずつ間違えやすいところをチェックしながら、最後まで精密練習しました。
ボレロは超絶ゆっくりで、1小節ずつリズムの確認と暗譜をする感じで通しました。
【ベートーヴェン
創作主題による32の変奏曲】
第26〜32変奏を練習しました。
【ショパン バラード第2番 op.38】
今日はお休み。いろいろ忙しくでなかなかこの曲の練習ができません😅
以下、コンクールおよび年内の舞台曲シリーズ。
【スクリャービン エチュードop.2-1】
京都での発表会では思いがけず失敗してしまい反省材料が多かったこの曲、まだまだ表現も深める余地がいっぱいと思いました。
次回の舞台に備えて、引き続き細かく練習し直し中です。これからの舞台の複数曲プログラムの曲順で、譜面台を倒して暗譜での本番通しを数回しました。
【コンクール用の新曲3曲 モンポウ「前奏曲第7番」、 ドビュッシー「燃える炭火に照らされた夕べ」、 ファリャ「ドビュッシーの墓に捧げる讃歌」】
コンクールの2次地区本選では、前出のスクリャービンをメインに、コンセプチュアルなプログラムで、9分の持ち時間で小品を3曲弾きたいと思っています。
スクリャービン→モンポウまでは決まりで、3曲目はドビュッシーかファリャで迷い中でございます。
モンポウの「前奏曲 第7番」は、モンポウというよりはメシアンのような現代っぽさが神秘的な1曲です。
暗譜を進めるのとミスをなくして表現を深めるために、超絶ゆっくり、自分の音をよく聴きながらの練習をしました。
先週からプログラム3曲目の候補としてファリャの「ドビュッシーの墓に捧げる讃歌」が急浮上してきたのですが、今からの新曲準備は間に合わない可能性も高く、それまで練習していたドビュッシーの「燃える炭火に照らされた夕べ」の練習も継続しています。
この曲は2001年に発見された遺作で、ドビュッシーが亡くなる前年の1917年に作曲されたとされ、史実的にはドビュッシーが生前最後に書いた作品です。
この曲も暗譜と表現付けを同時に進めるべく、超絶ゆっくり、楽譜と鍵盤を押さえる手の形を交互にビジュアル記憶しながら練習しました。
ここ数日の成果が出て、暗譜70%くらいな感じになってきました。
技術的に難しいということはありませんが、この曲の雰囲気を魅力的に表現しながら演奏するのはとても難しいと思います。
前奏曲集第1巻「夕べの空気に漂う音と香り」や第2巻「カノープ」などの断片的な引用と思われるフレーズもあり、あまり知られていないけれども味わいの深い曲だなと思っています。
決して暗くはないくれど人の魂が昇天するような、ドビュッシーなりのレクイエム感が漂う小品ですね。
スペインの作曲家 マヌエル・デ・ファリャ「ドビュッシーの墓に捧げる讃歌」は、先週に急遽思い立ちコンクール曲に加えました。
まだ譜読みから日が浅く、私の新曲習得力だと相当頑張らないと2次地区本選までにいい感じに仕上げるのは難しいと思いますが、とにかく頑張ります!
この曲も、技術的にすごく難しいということはないのですが、この曲の持つ雰囲気や素晴らしさをピアノで上手に表現し伝えるのはとても難しいと思います。
それだけに、審査員に伝わる演奏ができれば、かなり意表をついていて良い選曲なのではないかなぁと。
もともとギターのために書かれた曲ですが、作曲者自身によるピアノ版があり、その版を弾きます。
この曲のラストでは、私が1次予選で弾いたドビュッシー「グラナダの夕べ」のラストのフレーズが登場するんですよ。
本コンクールでは、1次と2次も同じ先生が何人か重複で審査する場合があるので、1次2次を通して、ドビュッシーのグラナダで始まりドビュッシーの墓の捧げたグラナダで終わるプログラムを楽しんでいただけると嬉しいかなと。
この曲も練習と同時に暗譜を進めていて、1小節ずつ細かく練習しています。
【ラフマニノフ 楽興の時 第3、4番】
来月は3番を弾く本番があるので、表現を深めることと、暗譜の強度を高めるために超ゆっくり、手の形を映像記憶しながら、かつ自分の音をよく聞きながら練習しました。
4番は中間部の8小節の暗譜が危うく、その部分でスピードが落ちるので、今日はその部分を徹底して練習しました。
超絶ゆっくりの部分練習を繰り返して、暗譜精度を上げながら全体の速度も安定させて速くしていきたいと思います。
【ドビュッシー 版画より「塔」、「グラナダの夕べ」】
京都で開催されたSNSの同好会の発表会では「グラナダの夕べ」とスクリャービン を弾きました。
どちらもリハーサルまではいい仕上がり具合だったのですが、まさかの本番で大コケして、超楽しい会だったのですが、私的には反省点も多い発表会でした😅
今日はグラナダの本番でマズった箇所を中心に細かく部分練習。
年内のピティナステップでは「塔」も弾くので、今回はエントリーした各舞台プログラム
「グラナダの夕べ」+「スクリャービン op.2-1」、
「塔」+「ラフマニノフ 楽興の時3番」
のセットで仮本番通しもしました。
グラナダの夕べは、福間洸太郞さんのギターライクな表現がとてもスペインの雰囲気が感じられていいなと思っています。
上の動画はドビュッシーの「グラナダの夕べ」とファリャの「ドビュッシーの墓に捧げる讃歌」を続けて弾いていて、まさに私のイメージにぴったりです。
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