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【植栽家の日常】20250206 諸々植栽案件の構想まとめや作画など
【諸々植栽案件の構想まとめや作画など】
今日は建築家作品の植栽案のまとめや、その他諸々のコンセプト執筆や作画などを頑張りました。
これらの作業は、私の場合、実作業よりも「ひたすら考えてる」時間も結構長くて、作業が進む時はパパッと進むし、膠着するときは長いこと進まなかったりして、こればかりはアイデアや良い文が「降りてくる」タイミングによるので、発信する私自身も、自分ではなかなかコントロールしにくい部分であります。
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こういった抽象化し複雑な概念を解りやすく落とし込む段階が、一番難しく、最終的な成果にある部分。
建築家案件の基本構想は、比較的一般的ともいえる植栽管理の技術を、「植栽を維持するための技術」としてではなく、「日常生活における非日常現象の体験」と「建築と自然の超現実的(シュール)な融合」として、スッと素直な感覚で理解できるところまで噛み砕いて、かつ、哲学的・詩的な思想のエッセンスを失わずに、施主さま一家や建築作品として伝わるバランスでアウトプットする方法を検討しています。
この植栽案については、単に「カッコいい」仕上がりだけだと「心に刺さる」部分が足りなくて、コンセプトと植栽と建築とセットで、その「近未来的でもありおとぎ話のような幻想的な世界観」の体験ができることがとても重要というように思えてきて、このプレゼンテーションの作文と作画は、その鍵を握る大切な要素として頑張らないとな、と燃えてきました。
それと並行して、東京パークガーデンアワードの2期工事に向けての段取りや提出資料のまとめなどもやること山積で、私ひとりでクリエイティブな部分もプロジェクトマネジメントもほぼ全部やっているので、かなり大変なのですが、今の私の心境としては「ボランティアチームのみなさんをぜひグランプリメンバーとしてで授賞式に招待したい」という目標があり、こちらもしっかり頑張っていきたいと思っています。
一方で、私の今の心理状態としては、もともと直感型のタイプの人間で、事務仕事やスケジュール管理が結構苦手(というか平たくいうとADHD😅)ということもあり、アワードの制作費精算や限られた曜日でのメンバーのシフト組やメンテ内容の伝達などは、かなり心理的負担が大きく、切迫した気分に追い詰められる場面も多いのですが、なんとか乗り切って、クリエイティブな精度上げに集中をしていけるようにしていきたいと思います。
【今日の読書】
建築案件の作案がらまりで下記の名著を読み始めました。
以前から読みたいと思っていた本なので、一挙両得な感じ。
あと、モダニズムと自然、現代における自然と建築テクノロジーのアップデートされた融合のあり方を考えるべく、下記を再読しています。
2020年代の現代建築をも大いに触発する素晴らしい建築思想を持った建築家だと思います。
【今日のピアノ練習】
【フランク 前奏曲、フーガと変奏 op.18】
この曲は今年の後半から舞台に乗せつつ2年がかりくらいで全曲コンプリートしたいと思っていて、毎日どれか1楽章は弾くようにしています。
今日は前奏曲を弾きました。
【ドビュッシー 版画 全曲】
レパートリーメンテで全曲通し。少し弾かないと暗譜が飛びやすい「グラナダの夕べ」「雨の庭」は部分練習も。
【ベートーヴェン 創作主題による32の変奏曲】
大曲いっぱいですが、この曲もかれこれ1年半くらい、ちびちびやってきたので、2025年は徐々に仕上げモードに入っていきたいと思っています。
今日は第9変奏から第16変奏を細かく練習しました。
やればやるほど難しさを痛感させられる曲ですね。毎朝、数変奏を練習してあまりの弾けなさに凹んでいます😅
【パスカル・ヒメノ 演奏会用リズムエチュード 1-1 ファンキー、1-2 ブレリア、1-3 ボレロ、1-4 サルサ】
1~3番は昨日のオンラインレッスンでの先生からのアドバイスを参考に時間を割いて練習。4番は最初の2ページをリズムに注意しながら練習。
【マルチェロ バッハ編 オーボエ協奏曲ニ短調BWV974 第2楽章】
バロック特有の装飾音を弾くのが結構ニガテで、何気にノーミスで通せたためしがなく、慎重に間違えないように、そして音楽的に弾けるように、リラックスした中での全集中で弾く練習をしています。
【ラフマニノフ 楽興の時op.16 3&4番】
暗譜メンテで通し。4番は安定感とスピードアップも踏まえメトロノームで。
【スクリャービン エチュードop.2-1】
暗譜メンテで通し
【私の連載が掲載された Garden & Garden 発売中です!】
私の連載「創造的 NEW GREEN GARDEN」第4回 が掲載された雑誌 「Garden & Garden vol.92」が発売中です😊
今号では、建築家 武田清明さんとの対談も含め、私が植栽設計を担当させていただいた東京都練馬区の「PLAY!高架下広場」を紹介しています。
連載1~3回も併せて多くの方のご高覧いただけましたら幸いです。
最後に私 太田敦雄の著作や掲載誌をいくつかご紹介します。
2024年1月16日発売(本記事執筆時点では発売前)のガーデニング雑誌「Garden&Garden vol.88 (Spring 2024)」。
巻頭特集「風景ガーデニング」にて、私 太田敦雄 / ACID NATURE 乙庭 を8ページにわたり掲載いただいています。私の設計案件の中でもこれまで一般誌で解説紹介していない2つの住宅を実例に写真豊富に、自分が思い描く植栽風景を形にしていく思考のコツなどについて解説しています。私のページ以外も人気ガーデナー、ガーデンデザイナーさんの多様な植栽事例をお楽しみいただけます。
私と、おぎはら植物園の荻原範雄さん、フローラ黒田園芸の黒田健太郎さん・和義さんご兄弟との共著作「グリーントータルプランツブック」。前半の1/3を私が執筆担当しており、実例も交えた植栽論と植物の解説をしています。
私の最初の著作本「刺激的・ガーデンプランツブック」は、出版社のご都合で現在絶版となっていますが、この本に書いた内容も含めて、今後の出版物に盛り込んで、なんらかの形で情報としてこれからも手に入るようにはしていきたいと思っています。
noteの「乙庭植物図鑑」では、これまでの著書では解説していない植物も積極的に取り上げていく予定です。
自分だけの特別なお庭造りの参考になれば幸いです😊✨