そうだ、吉野行こう
こんにちは、むかわです。桜が満開でしたね(過去形)
地球温暖化の影響(要出典)で桜の開花時期が早く、吉野でもかなり早くに咲いてしまったようなので、急遽行くことにしました。
おはようございます。急行に乗って気づいたら原神(橿原神宮前の略称です)に着いていました。ここで吉野方面に乗り換えです。
ぼくと同じく吉野に桜を見に行く人が大量に急行から降りてきて吉野方面に殺到していました。でもぼくはこの人たちが桜じゃなくて、停車駅案内にも載っていない幻の電車に乗りに来た鉄オタだと思ってる。俺も半分そうだよ。
それがこれ。吉野行の快速急行。特急の停車駅に古市を加えたもの(一部の特急は古市にも止まる)とマジで意味わかんない停車駅設定。定期でも吉野まで直通する急行は存在しますが、原神から先は各駅に止まります。普通の鉄道会社だったら原神で普通電車の系統を分断するし、行楽シーズンは特急を増発してうまく誘導するよ。なんで臨時で無料の優等を走らせようって発想に至るんだよ。運賃値上げする前にやることあったやろ。
でもぼくは貧困層なので、こういった列車に乗るし、近鉄様には感謝しかありません。でも運賃値上げはやめてね。
駅に着くと快急から乗客が放出され、それと入れ替わるように原神止まりの急行から放出された人間が吸収されていきます。てっきり大阪都心部から桜を見に行く人が多いのかと思ってたけど、意外と大阪線・京都・橿原線からの流動が多いみたい。もしかしたら吉野線を改軌して京都や上本町から直通できるようにした方がいいかもわからん。
少々の立客を出しつつ、電車は原神を発車。途中通過駅があるとは言え、最高速度は速いわけでもなく、単線なので途中駅で待ち時間があったり。でも通過駅があるだけで速く感じる。
吉野駅に到着。人間がかなり放出されている。吉野駅の一日平均利用者数は400人程度らしい。真夏とか真冬に来たらガラガラなんかな。
駅前には奈良交通のバスが無限に止まっています。途中の中千本まで行けるそうですが、ぼくは歩きます。(経済的)弱者なので。いや山登りをするのは強者だよ。
ついでにロープウェーもありますが、これは最初のクソ雑魚山をショートカットするだけなので別に乗らないでいいと思います。
ちょうどロープウェーが通過していたので急いで撮った。鉄オタは不治の病らしい。
登り切ってお店が密集した地帯に出るとこんな店が。茅葺屋根の小屋に狐のお面を被った店員が栗を焼いていた。これがエモ❓でもわざわざ小屋を建てたのか、元からこういう小屋があったのかどっちなのか気になるな。
店が密集した地帯を歩いていくと寺に辿り着くはずですが工事中でした。あのさ。今年大宰府行った時も工事中やったんやけど。なんで年に2回も神社仏閣の工事に当たるんだよ。ていうかこれ寺院の改修にしてはいかつすぎるだろ。せいぜい鉄骨あるかなくらいやろ普通。
人間が多すぎるねん。山に来たのに山って感じがせえへんわ。
山道を登り切ると中千本のバス停に出てきました。ちょうど奈良交通のバスが転回しているところだった。そしてバスからは大量の人間が出てきました。多すぎるねん人が。中千本から上千本までを繋ぐバスもありますが、少々離れているため、ここで登山者の動線と合流したことで一気に混雑。みんな桜好きすぎやろ。
奥千本へ向かうバスにはとんでもない行列ができていました。人多すぎるやろ。この混雑の原因としては、奈良交通の大型バスではなく、中型のバスで輸送力が小さいせいもありそう。ここでバスを待ってるよりも歩いて奥千本行った方がはやいかもしれない。絶対歩いた方がええやろ。
この先休めそうなところないかもしれない&お腹が空いたので、女殴ってそう餅を食べて休憩することにします。昼飯食おうかと思ったけど、クソ高いうなぎ屋か、好きって言ってくるのに付き合ってくれない餅屋しかなかったので、後者を選びました。
人間性最悪だけどたまに優しい餅美味すぎて沼りそう。
上千本のど真ん中までやってきました。桜はちょっと散り始めてるくらい。見ごろはちょっと前だったかもしれない。
上の写真はちょうど上千本のど真ん中辺りから。結構登ったな~
これは奥千本に向かう道を外れた展望台みたいなところからの桜(だった気がする、多分)。それなりに人がいた。人おらんと思ってわざわざ道を外れてきたのに。逆張りじゃなくて順張りしてた。
山道を歩き続けたら鳥居が見えてきました。金峰神社の鳥居だったと思います。ちょうどここにバス停があって、中千本からここまで来られるみたいです。帰り見たときは無限に人が並んでました。下りなんて楽なんやから歩けや。
ちなみに金峰神社はかなりしょぼいです(罰当たり)。
金峰神社を通り過ぎ、遂に奥千本に突入…!なんか急に人間が少なくなった。なに?みんなこの先行かないの?ざっこ(メスガキボイス)
まあでも人が多すぎてエモもクソも無かったからこれくらい人がおらんほうがええわ。やっと楽しくなってきたわね。
本格的に登山って感じ。杉が主体の森で動物の営みは感じられない。たまに鳥のさえずりが聞こえる。山奥とは言えど、人間の手が介入した里山っぽい。この先十津川や紀伊山地に向かってこういった針葉樹林が続いていくのだろうか?これがエモかな。
しばらくというほどでもないけど山を登っていくと、奥千本の桜が見えてきた。エモじゃん。
広場のような場所に出る。ちょうど奥千本の奥の方。意外とこの辺に人が溜まっていた。とは言え上千本までと比べると圧倒的に人が少なく、まるで異世界に来たかのよう。桃源郷ならぬ桜源郷?
ここには大昔西行が家を構えていたらしく、西行庵なる建築物が建っている。なんか庵っていうより見世物小屋っぽい。西行さんこれでええんか?西行「ええで」いいらしいね。
ところで私、西行って誰かよくわかんないのよね…(世界史選択で日本史Bを履修していないため+義務教育レベルの日本史でも文化史はわからないので)。魔理沙、解説してくれるかしら?魔理沙「わかんないぜ」わかんないそうです。でも仏教徒で歌人っぽいです。とりあえず西行に倣って僕も歌を詠みたいと思います。
ここで一句
イク~~~~~(吉野の美しい景色に興奮し絶頂に達した)
これが苔清水らしいです。誰も気に留めてなかった。でも私だけは君に気づいてたよ。
西行さんはこれを飲用水に利用していたのかな。
綺麗だし飲もうかと思ったけどお腹壊したら困るから手洗うだけに留めた。
この景色が見られるだけでわざわざ登ってきただけの価値がある。
杉の幹?なんとなくだけど広葉樹林じゃなくて針葉樹林の幹っぽい。
土を見る限りめっちゃ栄養がある感じじゃないし針葉樹林を生やした方が楽なんだろうか。そして木を切ったあとどうするんだろう。桜を植えるのかな。
ここまで来たら後は来た道を戻るだけ。もちろん歩きます。桜を見つくしてもう見るものはない?そんなことはありません。春の吉野は桜か、桜以外が見頃です。既に桜を見たので、桜以外を見て下山すればいいのです。
桜が見頃だったら、桜以外も見頃なんですね。皆さん来年は桜以外も見てみましょう。
行きに寄らなかった水分神社にも寄ります。ご利益は何か分からないけど、エモかったので多分なんかご利益あると思います。
おやつ?に子持ち鮎を食べる。うまい。てかよくよく考えると子持ちってネーミング、サイコパスすぎるな。でも世の中にはそういう性癖の人もいるな…。そういう人が子持ち(任意の魚)なんていうサイコなネーミングを考え出したのかもしれない。
吉野駅まで降りてきた。ソフトクリームがうまそうだったので購入。ピンクの部分はさくら味で一番下の部分はよもぎ。さくら味ってなに?桜の花びら潰して作ってるのかな?この世界の謎の一つのまま。でも甘くておいしいからなんでもいいや。
吉野駅前には大量のバスが止まっていた。写真だと2台しか見えないけど後ろに何台も連なってた。朝のほぼ奈良工業大学よりバスの数多いかも。
帰宅。さてぼくはどの電車に乗るでしょう。もちろん特急には課金せず急行に乗ります。特急料金を払ってたまるか。
でもよくもまあ原神(橿原神宮前の略称です)で分断せずに直通させてるな。吉野~原神or古市で2or4両編成のワンマン走らせるでもいい気がするけどな。
結局原神で大半の客が降りて京都方面に乗り換えていった。朝も原神で乗客が入れ替わってたけど夕方も変わらんやん。やっぱ直通需要ほとんど無いじゃん。ほんまに特急だけ直通させればええやろ。なんで無料の優等まで走らせてるんだよ。ばかなの?そんで6月には3000円で2日間乗り放題パスが販売されるらしい。お前、何のために運賃値上げしたんだよ。全てがバグり散らかしてる。
おしまい