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昔行ったシパダン島の宿泊施設の思い出
こんにちは。50代ひとり暮らしのあちみです。
ウミガメが見たくて行った、
マレーシアのシパダン島。
今回は、その小さな小さな島の宿泊施設の話です。
今はシパダン島に宿泊施設はないようです。
30年近く前のことなので、
ふ~ん、30年前はそんなことがあったのか~
くらいに聞いてもらえるとうれしいです。
スキマだらけ・・・
マレーシアのボルネオ島サバ州にある、小さな小さな島シパダン。
そこは当時からダイビングのメッカで、魚影が濃いと、ダイバーに人気の島でした。
私は、ダイビングのライセンスを持っていなかったので、シュノーケルでウミガメを見るために、シパダン島に行きました。
ウミガメはシュノーケルをするたびに出会え、大満足。
シパダンには、いくつかのダイビングショップ+宿泊施設があります。
その内のひとつに宿泊し、そこからインストラクターの案内でダイビングをするシステムでした。
私たちが泊まった宿は、2部屋がひとつになっている建物が、いくつか敷地内に点在している離れのようなタイプでした。
![](https://assets.st-note.com/img/1728625380-rMcidX5PVgBqoW7EeQ3xFjun.png?width=1200)
でも、母屋はありません。
リゾート地によくありますよね、ちょっと床が高くなっていて壁のないレストラン。
そこが、ホテルでいうロビーのような感じになっていて、チェックインから食事まで、すべてのことを賄います。
チェックイン後、部屋へ。
シパダン島は、海岸から少し離れると木々が生えていて、私たちの泊まる部屋も木々の間に建っていました。
外観はコテージ風です。
部屋に入るとベッドが2つあり、トイレとシャワー室はリゾートでよく見かける、天井のないタイプ。
なんと、トイレは水洗でした!
ただ、夕方の1~2時間くらいトイレが使えない時間があったように記憶しています。
シャワーはお湯が出ました。
島を1周しても、30分もかからないような小さな小さな島です。
設備を整えるのは大変だったと思います。
頑張って作ったんだろうなぁと感じました。
部屋はコテージ風でリゾート感は漂っているのだけど・・・
壁に難あり
スキマだらけ・・・
板張りの壁、本当に板だけをつなぎ合わせて壁にしている。
板の個性をそのまま生かしてつないでいるので、スキマから外が見えます。
おまけに回りには木々がある。
虫は入りたい放題だよね、と推測でき、一気にブルーに・・・
実は、私、虫が大の苦手なんです。
寝れるかな?
気休めにベッドを壁から離します。
が、本当に気休めでした。
アリはもちろんのこと、見たことのない虫が壁でうごめいています。
退治しないと眠れない。
でも、私は弱虫。
友達に追い払ってもらい、何とか眠るけど気になって眠れない。
明け方に、ウトウトしていると、トントンと壁を突く音が・・・
今度は、見たこともない鳥が外壁をつついています。
スキマがハンパないので、鳥の姿もバッチリ見える。
こんな夜を4日過ごすことに・・・
最後は少し慣れてきたけど……
ハードでした(笑)
友達もいい迷惑だったと思います。
感謝。
シパダン島での思い出
シパダン島では、寝るとき以外は楽しく過ごせました。
食事はビュッフェスタイルで、当時は分からなかったけど、今から思い返すとサテーなどのマレーシア料理が並んでいました。
野菜や果物も美味しかったのを覚えています。
宿泊料金にすべてが含まれていたので、ビアープリーズと言うとビール、
コピプリーズと言うとアイスコーヒーを出してくれました。
アイスコーヒーは、もれなく練乳入り。
それも、昔懐かしい缶に入った練乳です。砂糖とミルクを兼ねているようでした。
国が違うとコーヒーひとつとっても違うんだなと、異文化を感じたものです。
島を散歩すると、ウミガメの赤ちゃんが放流され、頑張って海に帰って行くところを見て感動したり、
島唯一のお土産ショップでウミガメのTシャツを買って満足したり。
本当に、ウミガメ三昧。
ダイビングのインストラクターは日本人の20代の女性でした。
今で言う、リゾートバイトですね。
ダイビングは好きだけど、シパダン島では1日に3~4本潜るのが普通なので、体が冷えると言っていました。
どの仕事も大変ですね。
インストラクターのお姉さんが、島の真ん中にある森には、毛につく虫がいて、毛という毛について、とてもかゆいと教えてくれました。
聞いてなかったら、うっかり森に行っていたかも・・・
ありがとう、お姉さん。
楽しくハードだったシパダン島を後にし、帰路に着きました。
寝不足のため帰路の記憶はほとんどありません(笑)
長い旅路を終え、家に帰ってきて、よく見たら首から下の全身に湿疹が出ていました。
毛ではないし、かゆくもないので、謎の毛につく虫ではなかったようです。
すぐに湿疹は治まったので、原因は不明のまま。
自然豊かな小さな小さな島に、お邪魔して貴重な体験をさせてもらった、
シパダン島の思い出話でした。