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保育士になりました。

まさか自分が「先生」って呼ばれることになるなんて、思ってもみなかったけれど。

昨年末の保育士試験に無事合格し、前回の記事を書いて以降、怒涛の面接ラッシュを経て、本日から保育士として働き始めました。2月、あっという間に溶けてったね。

「保育士になろう」と思ったのは1年前。昔から憧れてたとかそんなわけでもなく、むしろ今まで一度も視野に入れたことのない世界。【大変だ】とか【給料が安い】とかそんな風に言われる世界に私が飛びこもうとしていることを不思議がる友人、心配する家族、それなりにはいたけれど。

初日の勤務を終えた私はこの仕事を極めたいと本気で思っている。


この先、もし心挫けそうな私が現れたときに備えて、「なんで保育士になりたいと思ったのか」をここに書き残しておこうと思う。

ひとつ。保育士が足りない現実を肌で感じたから。
前職で私は、人材紹介のコンサルタントとして多くのひとり親家庭の方のサポートをしていた。厳しい就業条件、そんな中やっとの思いで勝ち取った内定、それなのに

「保育園落ちちゃって、預けられなくて……ごめんなさい。」

内定辞退します、と震えた声で連絡をいただいたことは一度や二度ではない。内定先に時期の交渉をしようにも、結局保育園はいつ空くの?いつから働けるの?と、こちらの事情がすべてが受け入れてもらえるわけではない。(もちろん先方の都合や気持ちも嫌というほどわかるのだが)


ふたつ。幼少期の教育の重要性を感じたから。
仕事を紹介してほしい、とやってくる求職者の中には、癖のある人物も少なくなかった。かなり言葉を濁したが、要するに「人柄的に仕事を紹介が難しい」と判断せざるを得ない人たちが一定数存在していた。例えば度を超えて怒りっぽかったり、息を吐くように嘘をついたり、極度に自虐的だったり。よくよく話を伺うと、幼少期に何かしら問題を抱えている場合が多かった。もちろんそれだけがすべてじゃないっていうのもわかる。けど。


コロナという今までにない状況でこれからの世界を生きていく子供たちが、自分らしく、自分の足で歩いていけるように。そしてその子供たちを見守る保護者の方々が、心に余裕をもって仕事も子育てもできるように。


28歳、やっとやりたいことを見つけました。

がんばります。


ここまで読んでくださって、本当にありがとうございます。何かあなた様の心に残せるものであったなら、わたしは幸せです。