渡り鳥と日の出と当時の自分
写真を漁っていたら出てきました
この写真を撮りに行った当時の私はとても病んでいて
どうにもならない状態で、何をしたら癒されるのかわからないくらい病んでたんですよね〜。12月末か1月だった気がします。
当時一緒に夜勤をしていた先輩に、なんか景色の綺麗なところに行きたいんですよねって言ったら、「渡り鳥と日の出見に行ってみたら?今時期だよ」と言われ
翌日早朝5時に出発(笑)
一人でおにぎりとあったかいお茶を準備して
一人で遠出なんて当時行くタイプではなくて
新しい車がディーゼルだったので、車のおかげで行く気になって
1時間弱かけて移動しました
ちょっと早く着いてしまって車の中で待ちながら
日の出を待ちました。
とっても寒くてずっと外で待ってるのは無理だなと思って
鳥も飛ばないし、日の出見て帰ろうかなと思ったら
飛びだちはじめて。
感動というよりも
無心でこの景色を見ていましたね。
もう少し黄昏ていたいなと思っていたらバードウォッチングのおじさまが隣にいらっしゃって。ずっと私に話しかけてくるもんで黄昏れることもできず(笑)
「どうですかここからは見えますか。まだね〜時間的に飛ばないからね〜。
おお!あそこに色の違うのがいる。ほらあそこ」
おじさまにはレフ眼あるから見えるでしょうけど私には肉眼では見えないですよ(笑)と思いながら「そうなんですね〜」と話を合わせておいとましました。
けどなんとも言えない満足感と爽快感を得て
自然って偉大だなと思いました。
何かしらの感情を抱くとかではなく
とりあえず来てよかった。
ありがとうございましたと最後は感謝。
日の出を見ながら食べたおにぎりとお茶の味は
今でも覚えていますね。
この景色を見に行った時の自分は
ひどく疲弊して、なんのために仕事をして生きているのか
分からなくなっていましたが、
自然の前では何に悩んでいたのかすら
一瞬忘れるんですよね。
おじさまのおかげで黄昏て悩むほどのことじゃなかったのかな(笑)
とも思えました。
どう捉えるのかは自分次第ですけど
私の心が軽くなったことだけは覚えています。
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