なんでnote書いてるんだろう -「書くこと」について考える-
文章を書くのは苦手だ。
noteを褒めてもらうこともあったが、さすがにおっぱいの話ひとつ書くのに何時間も、何日もかけて、なんなら何回も何回も読み返して、1週間後でも1ヶ月後でも気になったところはコソコソ直しているなんて誰も思ってもいないだろう。
(それとも通知が飛んでいるのかな、だとしたら地獄や…… )
けして得意だから書いているわけではないんです。
上手な文章も面白い文章も書ける人はゴマンといるし、なんなら自分のは素人が書いた誰かの文章の劣化版焼き直し(つまりパクリ)でしかないよなあ、という虚しさに襲われることもしょっちゅうだ。
私が書くことに意味はあるのかと、絶望的な気分になったりする。
でも結局、今日もnoteの下書きは増えて、絞り出した記事は何回も何回も見直して、ちょこちょこ修正している。
何してるんだろうなあ、と思うわけです。
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最近、古賀史健さんの「20歳の自分に受けさせたい文章講義」を読んだのだが、しょっぱなで打ちのめされた。
(そもそもタイトルで打ちのめされている。20歳って何(十)年前よ……! )
…… え、そうなの?
みんな話せるの?
私は、話すのが苦手だ。書くよりさらに苦手だ。
話すのが苦手で書くのも苦手な自分は圧倒的不利じゃねえか。
とてつもなく打ちのめされた。
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話すこと、いわゆる言葉のキャッチボールが苦手だ。ボールを受け取って、すぐに的確にボールを返すことが難しい。
できれば、ボールを受け取ったら、ハンカチに包んで一度持ち帰って、洗って皮をむいて一口サイズに切って、鍋に入れてコトコト煮込んで出来上がったものをタッパーに詰めてお返ししたい。
けどなかなかそうもいかない。
自分から離れて相手の元に行ってしまった言葉はもう帰ってこない。選んだワードがなんか違った!タンマタンマ!! と思っても後のまつりとなる。
「こんなこと言ったら嫌な思いをさせてしまうんじゃないか」
「Aさんにごきげんに話した今のって、Bさんに対して失礼になってしまうんじゃないか」
と言葉を発した直後に光の速さで後悔している。
なので、話すのが苦手だ。
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前に読んだ本で「言葉はとても不自由な道具だ」という一文を見たことがある。本当にそう思う。
思ったことや伝えたい事を的確に言葉であらわすってほんとうに難しい。
さらに影響範囲を想定しきれないことが一番怖い。違う捉え方をされる可能性も怖いし自分の言葉で誰かを不用意に攻撃していたらと不安になる。
じゃあ黙ればいいじゃんって話なんだけど、勝手なものでやっぱり言葉を発したい、誰かに伝えたい、あわよくばちょっと笑ってもらえると嬉しい。
なので、書く。話すスピードについていけない時が多いので、その分何回も何回も練り直しながら書く。会話で楽しい時間を過ごしたい、ごきげんに笑い合いたい、あなたと仲良くなりたい、と願いながら書いています。
それがなんでと言われたもう、にんげんだもの…… なんだけどそれじゃダメかな、難しい。
進学で上京し、当時流行っていたmixiのアカウントを作って投稿したら地元の友人が読んで「おもしろい」ってコメントをしてくれたのが嬉しかった。
その頃から私の承認欲求は変わっていない気がする。
そんなこんなでmixiに始まりFacebookに続き、LINEはちょっと戸惑いながらも今はnoteを書いている。
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以前読書会に参加して一気にファンになった田中泰延さんの著書、「読みたい事を、書けばいい」の中にこんな一節があった。
それが本当なら、すこしだけ救われる。
天を仰ぐような存在の人も、文章を書くときは深夜に暗い部屋で腰の痛みに耐えながらキーボード打ってるなら、私はもっともっと自分のイタさに耐えながら書いていかないと。
そして今日もnoteの下書きは増えて、アウトプットについてプロのライターの友人に相談し、くだらない話を書いては何回も何回も見直して、ちょこちょこ修正している。
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ちなみに最近、そんな田中さんのツイートを見て打ちのめされた。
たぶんこれ、最近のSNSでの誹謗中傷のことをさしての投稿なんだと思うけど。たしかになぁ、私は輪ができるタイプじゃなかったなぁ…… と思いめぐらせていたら
ふと気づいた。
なんてこった。SNSが生まれる前から、携帯もPHSもポケベルすらなかったようなこの時代から
やってることなにも変わらないじゃねえか…… !!!(ラジオ投稿は公衆電話から吹き込んでました)
不意に記憶の蓋を開けてしまい、自らの黒歴史に悶えております。
うん、とてつもなく打ちのめされた。
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またnote書いたらTwitterで報告しますので、よければフォローお願いします!→https://twitter.com/achicotakahashi
マガジンも作って管理したいんだけど、マガジンタイトルが思いつかず進んでません。誰か相談させて(;ω;)
いやもうほんとそんなお気になさらず、あ、でもよかったらちょっとオススメの壺があるんです、どうですか、まあそんな遠慮なさらずに。