収縮期血圧と拡張期血圧両方の数字が重要な理由
こちらのサイトから引用。
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血圧は心臓が血液を動脈に送り出す際の圧力を示し、収縮期血圧と拡張期血圧の2つの数値で構成されます。収縮期血圧は心臓が拍動しているときの圧力、拡張期血圧は心臓が休んでいるときの圧力を示します。これらの数値は共に健康状態に関する重要な情報を提供し、特に収縮期血圧は心臓病のリスクを判断する際に重視されることがあります。
収縮期血圧
収縮期血圧（上の数字）は、心臓が血液を動脈に送り出すときの圧力を示します。心臓が収縮する際の血圧で、血圧が最も高くなるポイントです。
※以下アメリカの基準です。
正常値と異常値
正常値：120 mmHg未満
低血圧：90 mmHg未満
高血圧危機：180 mmHg以上
高い収縮期血圧の原因
運動やストレス、心拍数の上昇によって収縮期血圧が上昇することがあります。安静時に高い場合、高血圧とみなされ、動脈の硬化などが原因で心臓がより激しく働かなければならない状態を示します。
収縮期血圧の段階
ステージ1高血圧：130〜139 mmHg
一時的な薬と生活習慣の変更で改善可能
ステージ2高血圧**：140 mmHg以上
長期にわたる投薬が必要
高血圧危機：180 mmHg以上
直ちに医療提供者に連絡
収縮期血圧が低い場合
収縮期血圧が90 mmHg未満の場合、低血圧とされ、ふらつきやめまい、失神を引き起こす可能性があります。原因としては脱水や大出血、心筋症などが考えられます。起立性低血圧もこの一種で、姿勢変化に伴い血圧が低下します。
拡張期血圧
拡張期血圧（下の数字）は、心臓が拍動の合間に休んでいるときの圧力を示します。この時期の血圧が低いことが、心臓が十分に休息していることを示します。
正常値と異常値
正常値：80 mmHg未満
低血圧：60 mmHg未満
高血圧危機：110 mmHg以上
拡張期血圧の段階
ステージ1高血圧：80〜89 mmHg
一時的な薬と生活習慣の変更で改善可能
ステージ2高血圧**：90 mmHg以上
長期にわたる投薬治療が必要
高血圧危機：120 mmHg以上
直ちに医療提供者に連絡
日本の高血圧の基準はこちら
血圧測定の精度を向上させましょう。
血圧は活動レベルやストレス、水分摂取量などによって変動します。最も正確な測定結果を得るためには以下の手順に従うことが重要です：
・少なくとも5分間静かに休む
・静かで暖かい場所に座る
・腕をリラックスさせ、カフを心臓の高さにする
・足を組まない
・膀胱は空にしておきましょう
足を組まないようにするのはなぜ？
• 血圧の上昇：足を組むと下半身の血液循環が制限され、一時的に血圧が上昇するため、実際より高い数値が出る可能性がある。
• 測定の一貫性：毎回同じ条件で測定することが重要で、足を組むと結果にばらつきが生じる可能性がある。
• 動脈への影響：足を組むと大腿部の動脈が圧迫され、血流が変化し、測定値に影響を与えることがある。
これらの理由から、血圧測定時には足を組まず、足を地面に平行につけてリラックスした姿勢を保つことが推奨されます。
膀胱は空に？
• 血圧の上昇：膀胱が満たされていると、体がストレスを感じ、交感神経が刺激されることで一時的に血圧が上昇する可能性がある。
• 正確な測定：膀胱が空であることで、測定条件を一定に保ち、より正確な血圧値を得ることができる。
• 快適さ：満腹の膀胱は不快感を引き起こし、リラックスした状態での測定が難しくなるため、空にしておくことで測定中にリラックスできる。
これらの条件を満たすことが難しい場合、自宅での血圧測定を推奨されることがあります。
自宅での血圧測定
医療従事者は、自宅での血圧測定を勧めることがあり、長期間にわたって記録することが重要です。血圧は一日を通して変動し、朝に最も高く、夜に低くなる傾向があります。
測定のタイミング
朝食前（特にコーヒーを飲む前や薬を服用する前）
就寝準備中（薬を服用する前）
一貫して同じ時間に測定することが重要です。
まとめ
血圧は心臓の拍動中（収縮期血圧）と拍動の合間（拡張期血圧）の動脈内の圧力を測定したもので、両方の数値が高血圧の診断と管理において重要です。正確な血圧測定を行うことで、適切な治療方針を立てることができます。
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