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2015年ヤクルト優勝の立役者「ROB」の中で"R"ロマンが1番好きな理由



野球ファンの間では2月になると「あけましておめでとう!」と言う会話が飛び交う。

待ちに待った球春!

春季キャンプが始まり、あと1週間もすればもうオープン戦。

長かったような長かったようなオフシーズン(ん?)では引退、トレード、移籍、今年は特に話題が多かったような気がする(特にパ・リーグ!!)。

私の大好きなバレンティンも結局ソフトバンクに行ってしまった。
未だにソフトバンクユニフォームのバレンティンを直視できないけれど、バッティング練習しながら笑っているココ(バレンティンの愛称)を見ると思わず「頑張れよ」、という気持ちになってしまう。
頑張ってね。

そんな中で、2つのヤクルト専ニュースが舞い込んできた。
2015年ヤクルト優勝の立役者、「ROB」オーランド・ロマンの現役引退。その数日後、トニー・バーネットが現役引退を表明をした。
バーネットは優勝した年、メジャーから声が掛かりMLBで活躍、
ロマンは同年ヤクルトを離れたあと台湾リーグで活躍し、その後地元プエルトリコに帰ってからは国代表として国際試合でも登板した。
この2人と共に主に8回を守ったローガン・オンドルセクを含むこの外国人リリーフ陣が大好きで、特にロマンが大好きだった。

バーネットは絶対的守護神で、もう彼が出てきたら勝ったも同然。ポーカーフェイスで投げていたかと思いきや抑えた後に感情を爆発させ咆哮しながらのガッツポーズは見ていてスカッとするし、勝った喜びも倍増する。

オンドルセクは身長203cmの超強面。マリリン・マンソンの地獄から這い上がって来たかのような低音ゴリゴリの登場曲「the beautiful people」を背にマウンドに向かう姿は、私がもしもバッターだったら100%死んだふりをするだろう。

ロマンは釣りと狩猟を愛する素敵なおじさんだ。

いやいやそうじゃない。

バーネット、オンドルセクの2人の印象が強すぎてあまり注目されていなかったかもしれないけれど、私が初めて好きになった投手はロマンだ。

ロマンの好きなところは、どこでも投げて、救って帰っていくところ。
ROBと呼ばれるようになったのは優勝間近になってからだったし、年間通してみた時にロマンに決まったポジションはなかった。
私の記憶では先発が6~7回まで持たない事が多く、先発投手が塁にランナーを貯めてしまったときに出てくるパターンが多かったように思う。先発が早い段階で降板した時はロングリリーフも務めていた。
いつもピンチの場面で出てきて、どうにかこうにか抑えてくれる(たまに燃える)。
ロマンは少ない投球でピシャリと抑えるタイプではないし、球がめちゃくちゃ早いわけでも物凄いコントロールが良いという訳でもないのに、何故か抑えたし、抑えたあとガッツポーズというよりは「あぁ危なかった・・・」みたいな表情で汗だくで帰っていく姿も人間味があって好きだった(笑)。

いつでもいけるように常に準備をしていなければいけない、とても大変な役割だったとおもうけれど、「チームのためならどこだって投げるよ」とロマンはいつも応えていた。

シーズンが進むにつれて先発の故障や不調が相次ぎ、優勝争い手前の大事な8月、ロマンはとうとう先発に回る。

予告先発ロマン、と出た時には思わず「はぁぁぁぁーーーーー?!」って大きな声で叫んでしまったし、翌日の試合開始まで仕事もそこそこ気が気ではなかった。
残念ながら勝ち星がつく事はなかったが、あの時の必死に投げる姿は今でも思い出すと涙が出そうになる。
あの時はばかりは先発として出てくれただけで本当にありがとうという気持ちだった。

そんな投手陣の踏ん張りが功を奏し、ヤクルトは優勝した。

あの優勝決定戦での特別な勝ち星は、ロマンが今までチームのために身を粉にして戦ってきたからこそ手にしたものだと思うし、私はこれから先も2015年ヤクルトが優勝決定した試合の勝ち投手はロマンだよ!
と、言い続けたい。

ロマン選手、バーネット選手、現役生活お疲れ様でした。
バーネットがヤクルトに戻ってきた事がとても嬉しいし、ロマンも何らかの形でもう一度ヤクルトに関わって欲しいなと強く思っています。
引退して野球をやめても、ずっとずっと大好きです。


※このnoteは私の記憶のみで書いていますので、もし事実とは異なる事が書いてあった場合は申し訳ありません。遠慮なくご指摘いただければと思います。

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