MS井戸端会議 テーマ「ジョゼと中森明菜と仮面ライダーたち」

ジョセ虎のアニメ映画で盛り上がった2機。
が、ジョゼ虎の話題からだんだんと逸れていき・・・・・


アッガイ 「外見も惹かれる切っ掛けの1つなのだよ」

陸戦型ガンダム(以下:陸ガン) 「物は言いよう、だな」

アッガイ 「うわぁ・・・陸ガンにそう言われると腹が立つのは何故だろう?」

陸ガン  「あ、そういえば、中森明菜も黒髪ショートにしてた時期あったな」

アッガイ 「それはDESIREの時じゃないかな!え~っと・・・・・あった」

YouTubeでDESIREを検索するアッガイ
https://www.youtube.com/watch?v=_u_1KJaCe_g

陸ガン  「あ~、これ聞いたことあるある。曲名までは知らんかったけど、今見てもカッコいいなww」

アッガイ 「カッコいいだろう?前髪ぱっつん」

陸ガン  「そこかよ!」

アッガイ 「いや、演出もカッコイイって思ってるからw サビの所の「な~ん~てね」の後に左下に屈みこむ動きの流れが良き!」

陸ガン  「ふむ、確かに。心の中で”いいね!”しといた。てか、これ見てたら仮面ライダーBLACKの変身を思い出したわ。確か、こう右に身体を捻りながら拳を握りこんでぇ~・・・・・・からの、変・身!」

アッガイ 「唐突だな!けど、確かに屈みこむ感じがちょっと似てるかもww」

陸ガン  「やっぱ昭和ライダーの変身ポーズは燃えるね。平成に入ってからの変身もカッコよく見えるっちゃ見えるけど、何か物足りないというか・・・・・ん~、熱量が足りない?」

アッガイ 「・・・そうかもね。その熱量も、資本主義の犠牲になっているのかもしれない」

陸ガン  「お前さんこそ唐突によくわからん事言うよね?どゆこと?ティターンズがエゥーゴにガンダムMarkⅡをパクられた、みたいな?」

アッガイ 「あ~、うん、ごめん。そして全然違う。特撮ヒーローとかって、玩具の売り上げがそのまま評価に繋がるじゃん。作品の人気とは別で、商品が売れないと続編作られない、もしくは打ち切り、みたいな」

陸ガン  「かぁーーー!それはあるな!アニメも円盤が売れないと続編作られないやつと同じやな!」

アッガイ 「だから、どんどん商品売るために、中盤から新キャラ登場、武器も増えて、新ロボ投入ってな感じで新しいグッズ展開していくのはパターンになってるよね。まぁ、観てる人を飽きさせない意味もあるとは思うけど」

陸ガン  「利益優先ってことか~。そういえば、プリキュアでもスマイルプリキュアが作品のテーマ的にも必要じゃないからって、中盤の新プリキュア登場がなくて、後半での玩具の売り上げが伸びなかったんだって。それ故、以降のプリキュアは必ず新プリキュアを登場させるようになったらしいぞ」

アッガイ 「それね。スマイルプリキュアって作品自体は人気が出たけど、玩具が売れなくてスポンサーが満足いかなかった典型的な話しじゃないかな」

陸ガン  「ん?でも、玩具の売り上げとライダーの変身ポーズは関係あるか?熱量のあるカッコいい変身だったらベルトの売り上げも伸びる、とは思うけど?」

アッガイ 「そりゃカッコいい方が売れるよね。だがしかし!」

陸ガン  「だがしかし!?」

アッガイ 「スポンサー目線で極端なことを言っちゃうと、番組は商品を売るためのCMみたいなもんだよね!」

陸ガン  「・・・夢もヘチマもねぇ~話しだな」

アッガイ 「だから、人ではなくベルトを目立たせるような演出になってる気がする。最近の変身ベルトって「これ邪魔になるやろ?」って言いたくなるくらいギミック詰め込んだベルトばっかりじゃん。あんな風にベルトにレバーとか付いてたら腕が当たるってww」

陸ガン  「ごめん、俺は色んな機能が付いてて、ガチャガチャ遊べるのも好きだから、近頃のベルトもイケるw 変身ポーズはもう一声欲しい所だけどね!」

アッガイ 「陸ガンはそうだろうね、そんな気はしてた。けど、もう一つ昭和ライダーからの変化って、ベルトの意味合いが変わった事だと思う」

陸ガン  「あ!分かったぞ!昭和のベルトは身体の一部だったけど、平成以降は道具的な意味合いが強いな!「道具」っていう印象の方が売れるってことか!」

アッガイ 「そんな感じ。昭和は改造人間になったことで変身できるようになるけど、今は誰でもベルトを使えば変身できるじゃん。って、認証システム付きのベルトもあるけど、今はそれは置いといて。これってさ、個性の欠如を意味してるように感じて」

陸ガン  「なるほど!さっぱりだ!説明求む!」

アッガイ 「変身ヒーローを個性だと見立てると、ベルトは変身する切っ掛け(トリガー)なんだよね。改造人間(昭和ライダー)の場合は、そもそも自分に備わっている特徴、能力を顕在化させているのに対して、平成以降はベルトの持つ特徴、能力に左右されて自分を変化させている」

陸ガン  「ふむ。確かに」

アッガイ 「これって、今の人間社会にも当てはまる事だと思うんだよ。社会のピラミッド構造の上のいる人は、下の人には思った通り動いてくれた方が都合がいい。そうなると、下の人達の個性って邪魔でしょ?だから、個人に備わっているベルトじゃなくて、提供したベルトで変身して欲しいんだよ」

陸ガン  「うっ・・・・・社会の闇が見える・・・・」

アッガイ 「平成に入ってからの作品にも、それぞれテーマがあるとは思うんだけど、表現の仕方、メッセージが観てる人の背中を押すものなっていますか?引っ張り上げるようなものになっていませんか?って」

陸ガン  「背中を押すのも、引っ張り上げるのも、似たようなものじゃない?」

アッガイ 「背中を押された場合は、進む方向は自分で選べるけど、引っ張られると、そっちの方向にしか行けないじゃん」

陸ガン  「子供のやりたい習い事を応援するのと、親が決めた習い事に子供を通わせる、の違いみたいな」

アッガイ 「そうそう。親が子供の主導権を握るって、今の社会構造と似てない?」

陸ガン  「確かにな!家の親も酷くてさ~、「あんた180㎜キャノンそのまんまじゃない!一年戦争終わってどんだけ経ったと思ってるの!早くウエポンコンテナにしまっておきなさい!」って俺の主導権を握ろうと怒鳴ってくる」

アッガイ 「いや、それは主導権の話しと違う・・・。とりあえず、素直に片付けよう・・・・」

陸ガン  「でもさ、作品はやっぱりスポンサーに従うしかないんじゃない?」

アッガイ 「それは、上の人から渡されたベルトで変身している人の考え方だと思うよ」

陸ガン  「むむ。管理人のくせに生意気や」

アッガイ 「僕は恒夫とちゃう・・・」

陸ガン  「しかしだ!ベルトを渡された覚えはないぞ?」

アッガイ 「親、学校、テレビ、本、スマホとかの影響を受けてる自覚ない?」

陸ガン  「そりゃ~・・・あると思うよ。え?その中に変身ベルトが?」

アッガイ 「誰でもそういった周りの影響は受けてるよ。むしろ、このご時世、影響受けてない人はいないと思うし。例えば、昔観たヒーロー物の「男は涙を流さないもの!」ってセリフに影響されて、男が泣くことは恥ずかしい事だと思うようになったり、ってあるでしょ?」

陸ガン  「あるね!確かに自分の価値観って見たもの聞いたことにメッチャ影響受けてそう!」

アッガイ 「だからだよ!」

陸ガン  「なにがだよ!」

アッガイ 「影響を受けやすい子供も観る番組だからこそ、スポンサーファーストじゃなくて、視聴者ファーストで作品を作って欲しいんだよ!」

陸ガン  「そーゆーことね。でもさ、スポンサーが出資してくれないと作れないわけだし、難しいでしょ?」

アッガイ 「ちゃんとあるよ、良い作品。そういう作品の制作サイドのインタビュー記事とか見ると、スポンサーも作り手も良い物を届けたいって気持ちが同じ方向になってるのが伝わってくるよ」

陸ガン  「んじゃ、アッガイの考える仮面ライダーのここは改善すべきだってことは何?」

アッガイ 「改善というか、時代の流れを汲み取ってテーマを決めてるらしいけど、それが物を売る・注目を集める・見た人にいい影響を与えるっていうバランスが取れているのかな~?と。見た人への影響がちょっとないがしろな気がする・・・。これは、仮面ライダー以外の作品にも感じことだけど」

陸ガン  「まぁ~流行りに乗ったヤツって忘れ去られるの多いわな」

アッガイ 「全部がそうではないけど、ね。変身ポーズの熱量じゃないけど、作り手の熱量の高いものって、しっかり残っていくと思う。陸ガンもDESIREの動画見て「今見てもカッコイイ」って言ってたじゃん」

陸ガン  「言ってた、言ってた」

アッガイ 「中森明菜も熱量の高いアーティストさんだと思うんだよ。その熱量って本人から出るものでしょ?仮面ライダーで言う改造人間。逆に今はさ、撮影技術とか3D効果やらが発達して映像自体は派手なものが作れるようになったけど、それってさ仮面ライダーで言うベルトの能力であって、必ずしも作品の出来栄え=作り手の熱量ではなくない?」

陸ガン  「なんとな~く言いたいことはわかる」

アッガイ 「次の時代に残る作品は間違いなく作り手の熱量の高い作品だと思うし、そうあって欲しいよね」

陸ガン  「激しく同意。そんでもって、アッガイが言いたいことは、「作品」だけじゃなくて、それは「人」も同じってことか」

アッガイ 「え?え?なんで陸ガンが真面目なこと言ってるの?」

陸ガン  「お前、ちょっと俺を馬鹿にし過ぎとちゃうか?」

アッガイ 「馬鹿にはしてなけど・・・・・、まぁそれが言いたかったです。自分の個性を良く発揮して熱量上げて生きる人が後世に名を残すんだよ」

陸ガン  「後世に名を残すとか、そりゃまた大きな話しになりましたな」

アッガイ 「大げさに言ったけど、でも名を残すのは歴史じゃなくても、人間関係にも起こることだよ。記憶に残ってる人、影響を受けた人って、やっぱり目指す目標もない冷めた人はいないじゃん?」

陸ガン  「そうだな~・・・・・、生き方を見直すか」

アッガイ 「だね~・・・・・」

陸ガン  「あのさ、自分の内に眠ってる個性に気付いて、それを発揮させよう!って内容だったと思うの」

アッガイ 「だね~・・・・・」

陸ガン  「ちょっとこの話しのちゃぶ台をひっくり返すようなこと言っていい?」

アッガイ 「どうぞ」

陸ガン  「俺たちさ、量産機だよね。個性とは?」

アッガイ 「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」

陸ガン  「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」

アッガイ・陸ガン「wwwwwwwwwwwwwwww」


To Be Continued…

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