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ACGデッキ_カエルサイクルについて


自己紹介

はじめまして。
マサカメと申します。
今最もアツいカードゲーム(私基準)であるACG、アニマルカードゲームについて語っていきたいと思います。
よろしくお願いします。

カエルサイクルってなんだ?

自分のオリジナルデッキ(※諸説あり)であり、先日開催された1/13のドラゴンスターオタロード中央店ACGカジュアル大会(後半)で3-0、1/18のBGBE2025のボスラッシュで3-0しました。
オリジナルデッキで勝利できたのが非常に嬉しく、せっかくなのでnote開設してデッキについて記事を書かせていただこうと思った次第です。

一人残らず全員カエサイを握れ!!カエサイ最高ォ!!

デッキリスト

まずは大会時のリストをご紹介。

  • 領地10枚

山脈の頂2
渓谷2
彼方の水平線3
沼地2
山林1

  • メインデッキ40枚

・カエルと再利用7
水辺の漁り屋3(以下カエル)
黄昏の神隠し4(以下神隠し)

・火力除去7
火球4
燻るマグマ3

・フィニッシャー4
熱風1
大炎上1
火達磨1
貰い火1

・延命1
差別的海流1

・ドロソ11
森からの贈り物2
亀知恵4
渦巻くキリン4
思い馳せる情景1

・妨害10
環境不適正4
イルカミネーション3
海蝕腐食1
ペンギンフォース2

で、カエルサイクルってなんだ?

いわゆる除去コンです。
ACG原作的にいえば妨害バーン。

現代のカードで再構築しました

つまり原作に登場するデッキです。(※諸説あり)
青赤t緑の三色で構成していますが、緑のカードは実質森からの贈り物の一種のため終盤までは青赤のデッキとして動きます。亀知恵は墓地起動用と考えましょう。プレイすることもままありますが、緑領土がないのにプレイしないよう気を付けましょう(n敗)。
1〜6ターン目は除去と妨害で耐えて、7,8Tに森からの贈り物でアド差をつけて、8T以降は火力を顔面に投げつけて勝つことを目的としたデッキです。
必要なカードをドロソで拾ったりカエルで再利用するのは当然として、そのマッチで不要なカードは環境不適正やカエルのコストにしますので手札が腐って負けることが少ないです。
火力除去が序盤腐っても終盤フィニッシュの助けになるのがデッキの美しいポイント。

デッキの回し方

火力と妨害は主に通したら自分が死ぬ生物に当て、通しても死なないやつは通してください。あたりまえ体操。
長引いても12ターン目くらいには(主に自分のライブラリーが)終わるデッキのため中盤の2点クロックくらいは盤面に出ても耐えられる寄りです。
また相手のアドソースは通したら実質死ぬので妨害しますが場合によります。
盤面無視してもライフ一点残れば勝てるデッキですが、火力を盤面に吐き過ぎると自分のLO負けを招くので火力と妨害のどっちで相手の動きを止めるかは臨機応変な対応が必要です。
森からの贈り物は2枚しか採用していませんが、1試合で2〜5回くらいうちます。カエル+神隠しで最大7回は墓地の非存在を回収できますので、序盤のカエル回数と墓地・デッキの火力の枚数とかを考慮して何回森からの贈り物に回して良いかはなんかうまいことやります。

生物への対応の具体例は相手デッキ・ターン数・ハンド状況等、多岐に渡りすぎるのでザッと書きます。見えてる相手のカードからデッキを判断して柔軟に対処してください。
以下は記載の生物が入ったビートデッキの序盤を基本的に見ている前提で考えてください。

生物対応一覧

  • 戦傷:通したら死にます。妨害か焼くかは自分のハンドと相手の場に妖狐の巻物があるかどうかで判断してください。

  • 貴族象:相手の場に戦傷がいないとしても序盤に通したら子象と合わせて3点クロックになるので死にます。火力で対処できない(損する)ので妨害したい寄りです。

  • 子象:プレイで相手のデッキが濃くなること、教皇脱出が近づくこと、ちまちま1点削られることが嫌なので、通してから戦傷に妨害吐くのではなくこいつ自体を妨害することを意識したいです。

  • 教皇:除外からの脱出は止められませんが、前述の通りそもそも出てくるのを遅くする、出た後に差別的海流で戻す、で対応してください。墓地起動効果を2回使わせたら脱出が遅くなるので喜びましょう。場に出たとしてもカエルが場に余っているなら1体は防御に回して自分のライフを守ってもいいでしょう。

  • 帝王クロコダイルII世:場に出たら投了します。そのためワニの沼も死ぬ気で止めてください。本体は環境不適正でないと止められないので注意。

  • 鷲の卵:一度通しても死にませんが後続が妨害できないならタイミングを見て焼きます。

  • 鷲の雛: 卵・領空哨戒がくっつくと死ぬ寄りなのでなるべく妨害します。

  • 隻眼の鷲:打点ついでにカエルが焼かれるのが辛いので通したら死ぬ寄りです。終盤は焼かれるパイルで神隠しで逃げればいいので許しましょう。

  • 戦列の鷲:通したら死にます。場に出してから焼く場合は噴水や帰巣本能をケアできているか確認しましょう。ケアできているならあえて着地させ、火力で倒そうとして噴水や帰巣本能や打ち消しを吐かせた方がハンド管理が楽になります。

  • ライオン類:カウント状況と生贄・犠牲の可能性を考慮して焼いたり妨害してください。諜報に殴られるくらいは死にませんがあとは大体生かしておくと死にます。特に今生は不適正・腐食じゃないと弾けないうえ火力で焼けない(損する)ので注意。

  • 猟犬:通したら死にます。2,3点火力で焼けるかはちゃんと確認しましょう。

  • 狸:通したら死にます。

  • 狐火:通して数ターンでは死にませんので対応優先度は低めですが、そのうちちゃんと焼きましょう。勝手に自傷してくれるのでこっちのキルターンを早める助けにもなります。

  • 火の鳥:通しても死にませんが、手札の火力・妨害が2点回復に化けるので状況を見て止めます。

  • チーター:通したら死にます。火力で捌けないので妨害しましょう。

各カードの使い方

基本的なところは青系コントロールを使っている人はわかると思うので特殊な部分だけ。

  • カエル+神隠し

キーパーツ。7T以降に森からの贈り物→カエルで回収→再度森からの贈り物などでリソースを稼ぎ、自分が死なない程度の妨害を構えて残りは火力にして勝ちに行きます。
カエルは場に一度出してしまえば神隠しのプレイで欲しいカードを拾えますので7,8ターン目には森からの贈り物が2連発できることが多いです。
序盤・中盤も火力・妨害・キリンが必要と感じたら適宜拾いに行きます。キリン以外は相手の動きを見て相手ターンに神隠しで回収でも良いです。神隠し対応でカエルへの除去が飛んでくる場合があるので注意してください。計7回は回収できるので7Tを迎えるために必要なら臨機応変に。
6Tまでは手札が増えるカードが亀知恵墓地起動しかないので、キリンを拾って亀知恵や神隠しが落ちることを祈るのも重要です。
カエルで手札から捨てるカードは神隠しor亀知恵だと損しないので偉いですが、序盤はフィニッシュ火力や森からの贈り物を捨てても実質損してませんのでそれでもよしとします。6ターン目にお互い手札0になるまでやりあっても7T森からの贈り物2連発すればこっちだけ手札5になって勝ちますので、6Tまでは生き延びることを重視しましょう。
カエルが妨害されると神隠しが腐る都合上、青相手にはどこかでカエルを押し通すムーブも重要です。最終的なリソース量は森からの贈り物が全部なんとかしてくれます。

  • 火力除去

通したら死ぬやつに使いましょう。
相手先手1T戦傷、自分後手1T赤領地引けなかった、相手先手2Tの貴族象は妨害できた、という状況なら戦傷が3/3で止まって火球で焼き殺せるのでマグマより火球が初手にあると嬉しいです。
マグマの墓地起動は2枚あれば足りることが多いので1枚は神隠しで追放しても大丈夫寄りですが、デッキを掘りきれずフィニッシュに走る場合もあるので相手のデッキの雰囲気で判断してください。
あと手札制限で手札が溢れる時は適当に火球やマグマを相手の顔に打っておくようにしましょう。フィニッシュ計算が楽になります。もちろん返しの妨害で使うコストを勘定に入れながらやってください。

  • フィニッシュ火力4種各1枚

8T以降、適切なタイミングで適切に顔面に投げつけて勝ってください。
マグマ墓地起動がある都合上、熱風or大炎上のどちらかは必須+その他のうち1枚くらい見えればフィニッシュを考え始めます。神隠しが余っていれば火球連打でもそこそこ削れますが。
熱風・貰い火は使えるコストが少ない場面でのフィニッシュで使います。貰い火+熱風×2+マグマ起動×2で3枚0コスト12点なので、あと2枚(火球×2とか)で20点に届かせます。どちらも場面でありイルカミケアが必要なこと、手札を計5枚ほど使ってしまうことなどの欠点があります。
大炎上・火達磨は手札が少ない場面でのフィニッシュに使います。大炎上が土地を捨てる都合、連発は赤赤赤の確保がたまにつらいこと、火達磨でカエルを捨てると以降の回収ができないことに注意が必要です。
火達磨+大炎上×2+マグマ墓地起動×2で3枚20点です。コストを6コストも使うので相手の妨害への妨害を構えながら打つのが難しいですが、特技であることもあり数ターンかけて打ち込むプランも取れます。
これらの4種計4枚と相手のライフを考えて勝ってください。最悪序盤に神隠しのコストでどれか(マグマも)が飛んでったりするので適宜計算が必要です。

  • 差別的海流

ゾウビに勝つためだけのカードです。それ以外のマッチではただの手札コストです。巻物・禁術・象教皇・貴族象のトークンあたりを巻き込みましょう。余裕があれば自分のカエルも戻します。

  • キリン

なんでお前は場面なんだ。
猿知恵は特技なのに。
手札は増えませんが亀知恵や神隠しが落ちると実質1アドなので相手の妨害に十分なコストを残しつつ3〜6Tに打ちましょう。
序盤は神隠しの墓地確保も重要です。
4T〜で森からの贈り物や墓地亀知恵が見えてない場合はカエルで拾うこともあります。

  • 森からの贈り物

このデッキが青赤t緑になった原因のカード。
赤青だけではカバーできないリソース確保を一手に引き受けてくれています。
7T以降に使って3ドロー、カエルで拾い直して3ドロー、と6Tまで負けないために動いていたこのデッキを勝つ方向に動かすためのカードです。
7Tか8Tには打ちたいことから、3枚しかない緑土地のうち2枚を7,8Tに揃える必要があります。
ただし緑土地が一番下に3枚重なっていたとしても9Tには緑緑が揃うことができ、占術土地で1枚渓谷あたりをボトムに送れば8Tには必ず緑緑が揃います。
ここまでの話は単純ですが1T渓谷→2T彼方の水平線で沼地が見えた場合など、テンポの関係で緑領土をボトムに送る状況が多々あるので、何ターン目に森からの贈り物を打つか、緑領土と占術領土が何枚どこにあるかを考慮し、いつ緑ムーブインを許容するか決めてください。彼方の水平線から見えた彼方の水平線をボトムに送ることなどもままあります。
対戦中、この土地計算に思考のリソースを使うと試合時間が長引くうえに適切なカードプレイができなくなる要因になりますので、このデッキを回す場合は土地10枚だけの山札をめくる練習をしておくと良い気がします。
少なくとも筆者はやってます。

  • 思い馳せる情景

ほとんどの場合は森からの贈り物に変換するので事実上の森からの贈り物3枚目です。ただしフィニッシュ手段4種のどれかにアクセスする場合や、4〜6Tにキリン・妨害・火力除去を探しに行く状況もあるので、臨機応変に使いましょう。
なお中盤はたまに青青青出ないことがあるので領土には注意。

  • 妨害4種10枚

詳細は青系コントロールと同じなので割愛しますが、このデッキでは場のカエル+神隠しがあれば墓地の妨害をいつでも拾えるのがメリットです。
そのメリットの最たる例はイルカミネーションとペンギンフォース。
相手ターンなら領土が全て寝ていてもイルカミorペンフォを打つ可能性があるので墓地把握を怠らないようにしましょう。

各マッチ相性

サイドは調整中なのでメイン戦のみ記載します。
ドラゴンスター大会時はほぼサイド入れ替えしてませんのでほとんどのデッキに対してメインのままで戦えると思います。
青系のコントロールを使っている方には当然の話ですが、相手のデッキへの自分の理解度、自分のデッキへの相手の理解度が大きく勝率に関わります。
特にこのデッキはドロソを突っ張るかもう少し構えるかの判断が難しいので試合の中で相手のデッキ内容・力量・クセをきちんと見抜きましょう。

ライ太になるのだ。
  • バーン

相手の構成によりますが有利不利は五分五分なんじゃないでしょうか。先手1T猟犬+狸を後手1T焼けないとかは普通に負けるし、ちゃんと止めたら勝てるし。
序盤からカエルで墓地を拾わないと生き延びられないことが多いのでキリンは隙を見て打ち、神隠しや亀知恵が落ちるのを祈るようにしましょう。マグマ墓地起動だけは止められないので、ライフの最低ラインは3であることを意識しましょう。熱風も実質4点火力と考えて相手のマグマが見えていなくても妨害することを考えます。大炎上はコストで土地を捨てるせいで、ライフ2に至ってしまって大炎上を引かれないことを祈る状況もままありますが。
火の鳥は結構な頻度で火力・妨害を吐いて2点ライフを拾います。どうせ9,10Tくらいには勝つので3回くらいしか墓地から帰ってきません。それだけ火力・妨害を吐く分のリソースは森からの贈り物がなんとかしてくれます。

  • イーグル系

赤緑イーグル・緑夜イーグルには有利です。
青緑は相手の練度によりますが思いますが有利寄りだと思っています。
雛と戦列を適切に対処してください。
卵は臨機応変にしてください。通して後続を全部妨害するのも視野です。カウント1になるのも雛が嫌なので適宜焼きましょう。
どの色でも大概アドソース(蠱毒鍋・冬への備え)も採用されているのでケアするものが多すぎて詳細の説明は不可能です。
特に青緑は戦列を通されるよりアドソースを通される方が危険なので、アドソースは全部弾くつもりでいた方がいいです。
また青緑相手は盤面に火力を吐きすぎるとフィニッシュ火力が不足してLO負けする恐れもありますので注意しましょう。

  • 青緑ゾウビ

先手1T戦傷を対処できないと当然ながら死にます。
後手1Tor2Tで対応できたりこちらが先手だったりすれば五分五分なんじゃないでしょうか。
巻物・貯め亀積んでるタイプが相手だと不利寄りです。リソースとフィニッシュ火力が足りずLO負けします。
教皇脱出は差別的海流でしか対応できないので、必要に応じて子象を妨害する、中盤の戦傷は焼かずにあえて放置する、などを心がける必要があります。

  • レオスト

レオスト相手に回していないので有利不利がわかりません。
ただ筆者が好んで回していた純正クロコダイルコントロールがレオストに有利を取れており、純正クロコダイルコントロールより純度の高い除去コンであるこのデッキもおそらく有利だと思います。
ただ昨今流行りの神隠し型レオストは除去を避けてくるので臨機応変に対応してください。
犠牲・生贄・金獅子を狂わせるために、レオストカウントが増えることを考慮の上で相手の狩りフェイズに火力除去を吐くのも視野に入れてプレイをしましょう。

  • 呪いコンボ

有利です。子象を妨害して呪い条件達成を遅くするよりも呪いを妨害した方がいいですが、ハンドが溢れるくらいなら子象も妨害してしまいましょう。
森の中へでフィニッシュをずらされることがないようケアを忘れずに。

メインは勝てません。
サイドで勝ちに行きましょう(調整中ですが)

最後に

青赤緑という発想は正直自分には全くなかったのですが、友人(?)の焼いたさん(@4oung8yro444)が作成されたデッキに触発されて組んだところとても面白いデッキになり非常に(これを機にnote開設したいと思うほどに)満足しています。
焼いたさんの知見に圧倒的感謝を送ります。

興味がある方はぜひ使ってみてください。
ここまでお読みいただきありがとうございました。

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