A1リーグ13回戦振り返り前半
はじめに
初の振り返り記事です。記事のスタンス書いた挨拶ノートがあるので目を通してもらえると嬉しいです。
また、書いてみたら意外と長くなったので、今回は前半後半に分けてみます。
挨拶は挨拶ノートに任せて、さっそく始めていきましょう
東1局
基本牌理の話はこの局については割愛。
手なりに進めてリーチ受けて画像の手格好。親番だし異変がない限りこのまま押す手。
問題はこの巡目に切られた發を鳴くかどうか。
正直決めかねており、1枚目で声が出ませんでした。2スルーは話にならないと思い同巡の發は決断。
時間を使えば結論が出そう。反省点は切り番のうちに發鳴くかどうか決めておかなかったことですね。あとから考えるに、1鳴き寄りですが、スルーも許容されるルールと思います。ザンルールにおいてそれだけ祝儀獲得機会の損失が痛いという話です。(ぶんさんは2スルーしてるかもね)
副露したあとはめくり合い。今回は敗北。
東2局0本場
翻牌副露基準について
2局続けて翻牌を仕掛けたわけですが、今回の副露と前回の副露は結構性質が違います。以下三人麻雀においての僕なりの翻牌副露基準を書いておきます。
①迷わず副露可能なもの
副露後の雀頭候補があり、ブロックが足りている
②状況次第なもの
ブロックは足りているものの副露後の雀頭候補がない
or
完全イーシャンテン等、リーチ手順もテンパイまでの距離が遠くない
③迷わずスルーなもの
ブロックが足りていないもの
前局の1鳴き決めていなかったものは②の完全イーシャンテンのケースですね。
今局のケースは孤立5pを1ブロックと見做すとかろうじてブロック足りていること、雀頭候補として2sがあることから副露を選択。
正直祝儀獲得機会がほぼ門前にしか存在しないこのゲーム、結構こういうの鳴かずに門前に寄せても構わないんでしょうけど、今回はポイントが競っている相手だったことから、普段より躱し手の価値が上がっており、リーチ受け時は現物を中抜いてのベタオリも辞さない構えでこの選択になりました。
プラン通り先制受けて現物の8sを切ると、ぶんさんが9sを切ってくれたのでまだ手が死んでいない格好に。でもぶんさんが押していることも当然認識しているの結構戦々恐々としています。
通っている牌だけ切っていたらたどり着いた36p待ちテンパイ。1sを勝負するには充分。(充分と書きましたがこの考え方あんまり好きじゃないです。理由は有料記事にてそのうち書きます。)
あとはめくり合い、負け。
東2局1本場、2本場
横移動と1段目ツモられ。特に語ることなし。
東2局3本場
解説でぶんさんの北2スルーが騒がれてましたが、これについては結構スルー寄りな気がします。北を鳴くことでさほどスピードが上がっていない印象です。
2件リーチ受けてベタオリ、横移動。
東2局4本場
2巡目に重ねた發でブロックが足り、副露基準を満たしました。ぶんさんが飛び寸なのも込みで翻牌は鳴きます。
現状、發か北が鳴けたあとのもう一つの翻牌は鳴かずにもう一つ良形ターツを探しに行くほうが和了まで近い印象ですが、有効牌の切れ具合で逆転すると思います。
実戦では發ポンの後8sを重ねたので当然このあとの8sと北はポンテン取ります。
よーくさんからの和了になりましたが、欲をいうとぶんさん飛ばして終わっておきたい局でした。
東3局0本場
この局もぶんさんの中スルーが騒がれていた局。
何度も副露基準の話をしますが、中ポン後の雀頭候補がなく、鳴いて早くなっているか怪しいので私もスルーしていそうな手格好。
さて、他家の話はおいといて。
画像の手格好から3sの対子落としを選択。
ワンチャンスの3sだが宣言牌5sをまたぐ牌。リーチ前にターツ落としが入っているので、この宣言牌5sはほぼ必ず関連牌です。結構ワンチャンス界隈では放銃率高いんですが、ここでは状況(ぶんさん飛び寸)と手牌(現物3p→筋2pや白暗刻落としでは和了があまりない)で3s切りました。1枚通れば続けて3s切れるのも偉いですね。
正直ぶんさんが飛び寸という状況(飛び賞獲得チャンス)込みでないと、打点がなさすぎて切るか迷う気がします。
状況の話の深掘りやよーくさんの押しの是非については有料記事にて考察予定です。
両面ふたつのイーシャンテンを維持して追いついたらリーチの構えです。この局は横移動。ウラウラはやり過ぎ。ぶんさんが息吹き返し、もはや誰がトップでもおかしくない状況に。
東3局1本場 反省の局
単刀直入にこの放銃はめちゃくちゃ痛いんですが…果たして反省の余地があったのか。
ぶんさんの初打から振り返っていきましょう。
初打1m→2巡目手出し9mからは速度の情報はないです。
3巡目の手出し9s、4巡目の手出し北で少し違和感を感じます。
孤立9sよりも単独北のほうが優秀な孤立牌だったことが推測されるからです。とはいえピンズホンイツと断定するほどではないですね。ただターツが足りていて安全度で残された場合もありますから。
ツモ切りを挟んで6巡目の手出し西
孤立9sより北、西が後だったことから、9s切りの時点で「ブロックが足りていたこと」がほぼ確定しました。しかもソウズの6より上は完成しているor両面ターツしか残っていないor持っていないことが濃厚です。濃厚は過言ですが、9sが受け入れに寄与するタイプの複合ターツがあった場合、北があとになる理由がないので例えば45567sのような形や、245677sみたいな形は否定されそうです。45667sのような形や単純両面ターツがソウズに残っていることは全然ありえますね。
とこのように考察しては見るものの、リーチ受け時点までの手順としてはあまり分岐がありません。強いて言えば、親現物の9sを持っておけたかくらいですが、多分手順上残らないのと、私の5巡目9s切りの時点ではそこまで親がめちゃくちゃ早いという確信を得るには厳しいです。
さて、画像の局面に戻りましょう。結論から言うと「この手は追っかけリーチしたほうがマシ」だと思います。
迂回する場合の受け駒は9mがあるので2巡しのげるんですが、このゲームにおける門前テンパイの価値はそんなに低くありません。
麻雀において避けるべきなのは「放銃」ではなくて「期待収支の欠損」です。今回たまたま宣言牌で放銃となりましたが、ベタオリは必ず局収支がマイナスになること、そもそも手詰まらない保証がないこと、現状テンパイしていることを踏まえてこのルール、この状況、「追っかけリーチをしたほうがよりマシなマイナス」の選択であると判断します。
(後半に続く)
立て込んでて後半投稿少し遅れますが、必ず書きます。