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MGL週報 #67 - MGL 1.1.13 リリース & やり残しについて

このエントリはゲーム開発用フレームワーク「MGL」の開発記録です。MGLはzlibライセンスの下に無償で提供されています。


MGL 1.1.13 リリース

先ほどMGL 1.1.13のリリースを行いました。何とか宣言通りに9月中に間に合いましたよ。

例によって、リリースノートはこちら。

今回の主な更新内容は、ビルド環境まわりと内部的なリファクタリングがメインとなります。前回の更新から時間が経っているにも関わらず大きな機能の追加や改良などはなく、ユーザー視点からすれば少々退屈な更新内容となってしまったかもしれません。

とは言え、今回の最も大きな収穫は、潜在的に抱えていた問題点が数多く浮き彫りとなった事でしょう。今回見つかった問題の多くは、発見が遅れるほど対処が面倒になるものばかりでした。これは地味ながらも意味のある作業だったと思います。

最大の問題は時間が掛かりすぎた事ですね。こればかりはまず私自身の生活サイクルを改善しないといけないのですが。

次のMGL 1.1.14はもう少しゲーム開発寄りの事をやりたいと考えていますが、後述のやり残しが結構多いためどうなるかは分かりません。やれる事をやっていきましょう。


やり残しについて

今回の1.1.13は後回しにしてしまった事が多いため、ちょっと整理しておきましょう。

Windows向けのリファクタリング

Windows固有のコードのリファクタリングを行なったつもりだったのですが、実はやっていない事につい先日気付きました。

何で行なったつもりになってしまったかというと、途中までは作業していたのですよ。で、その後PCを新調して環境が変わり、そのまま失念していました。

作業量的に急げば今月中のリリースに間に合いそうでしたが、何せ日常的にこんなレベルのドジを踏んでいるような人間です。急いで作業しても多分また何かやらかすでしょうから、今回は見送る事にしました。

あと、今回は雑多な作業が多くてタスク管理をサボっていたのも敗因の一つ。小さな作業でもちゃんとタスクに切らなきゃダメですね。

gccでビルドできない問題

gccでビルドできない問題は優先度高めで対応する予定です。

どう対処しようかはまだ思い付いていなかったりします。どうしたものかなと思いつつ、とりあえず環境整備を行う事にしましょう。悩むのはそれからという先送り思考です。

clang-tidyのポリシーの精査

リリースノートにも書きましたが、今回の目的はどちらかというと導入だったので、各々のポリシーは実はあまり精査できていません。最初にごっそり適用して、その中から対処が難しかったり既存のスタイルに合わないものを取り払った感じです。

その過程で、本当は採用したかったけど改修による影響範囲が広すぎたため、惜しみながらも不採用にしたポリシーが結構多かったりします。そういったポリシーは、いずれかのタイミングで改修を行いつつ有効化していくつもりです。

また、実はclang-tidyのポリシーは特定のコメントを用いることで部分的に無効化することができるのですが、今回はあえてこれを使用しませんでした。きちんと精査する前にこれを行なってしまうと、情報が散り散りになって後々面倒になりそうだと感じたためです。もちろん安易に頼るべき機能ではないのですが、きちんと精査したうえで何らかのポリシーが適用できるようになるのであれば、これを用いることを検討しようかと考えています。

そんなこんなで、clang-tidyのポリシーは継続して見直していく予定です。これはどのバージョンでという話ではなく、この先しばらくは続ける事になると思います。

ドキュメントの整理

これはもう、いつも書いている事ですね。しばらくはドキュメントのみを更新する機会が多くなると思います。


その他

ゼルダの新作をプレイする気満々でおやつと飲み物を用意しておいたのに、結局未だにプレイできていません。もし来週の週報がお休みだったら、その時は察してください。

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