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もったいないから。

やりたいこと、やらなきゃいけないことが色々あるなか、土曜日〜本日の4日間、3歳長女と6歳次男、そして自分にも若干降りかかった体調不良で缶詰状態だった。

今朝、次男は38.1℃あったのだが、10:30頃には平熱に戻り、昨日嘔吐していたのが嘘のように、よく食べた。

ああよかった、の後に押し寄せる、
「ちっ、あと2時間早く熱が下がってれば園に行けただろうがよ」という苛立ち。

正直、平日2日間も、手のかかる3歳と6歳といるだけで(この2人、混ぜるな危険の相性につき)拷問だとしか思えなくなってきて、こんなことなら独身で1人で気ままに暮らす人生が良かったと今日は心の底からないものねだりをした。

もうなんだか辛くて仕方なくなり、「やってられっか、もう!」と毒づきながら、夕方から晩御飯を作るまでの2時間ほど、子どもたちを1階に放置して、1人、2階の洗濯物を取り込みっぱなしの汚部屋にパソコンを持ち込んで、誰も来るなよオーラを放ち、泣きながらやりたいことをやった。

その時間のおかげで、なんとか一時的に平常心を取り戻し、しおらしく反省の顔を見せにきたパフォーマー3歳児と共に1階に降り、夕飯作りに取り掛かることができた。

私は、料理にはそこまで興味はないのだが、食べるなら少しでも美味しく良いものを家族にも食べてもらいたいという願望だけはあるので、食材には若干こだわっている。

そのせいで食費が平均より嵩んでいるのでは、という自覚があるため、私の生まれながらの貧乏性がたびたび発動する。
良い食材を使って貧乏メシ、という、我ながらアンバランスなことをしている。

そんな時に、こんなお題企画があるのを知った。

せっかくなので、恥を忍んで、私のエコ料理の1つを披露させてもらおうと思い立った。

手羽先や手羽中をオーブンで焼いて塩胡椒だけでよく食べるのだが、鶏の油が溜まるので、その油に切ったじゃがいもを放り込んで焼くだけの、フライドポテト的なベイクドポテトを後日作ることが多い。

映え度外視の「鶏油ポテト」

この鶏油を吸って塩をパラっと振っただけのじゃがいもが美味しくてたまらず、子どもたちも、大人も、奪い合うように食べている。

いや、でもどうなんだろう。どんな人でも、この油って捨てないのかな。

オシャレなお料理を作れる人なら、鶏肉を焼きながら、ブロッコリーとか、じゃがいもとか、玉ねぎとかを同時に焼くんだろうか。

私は、所狭しと鶏肉を並べすぎて、同時に野菜を並べるスペースがないので、どうしても後日鶏油ポテトを作ることが多い。

むしろ鶏油ポテトが食べたいから、手羽先を焼くこともあるくらいで。

そうなるともうエコとは言わないか。

もったいない、って私は本当によく使う言葉だけど、子どもが小さい頃を楽しめない自分が一番もったいないよな、と思うことはある。

それとも、彼らに自分の時間が奪われてもったいない、って思っていいだろうか。

ちょうどいい着地点は見つからないままだ。

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長橋 知子
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