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共感覚の世界へ

皆さん はじめまして

共感覚(Synesthesia)という言葉をご存じでしょうか。
世界には、文字が色に 匂いが音に 思いが匂いとしてとらえる人がいます。
そうした人々にとって世界はどのように見えているのか
私の知り合った友人の話をもとに紹介したいと思います。

まず上記の絵をみてあなたは何を思うのでしょうか。 
一見どんな絵なのか理解できないと思います。

これは共感覚を持つ人に晴れたきれいな空にビルが並び自然と都会の風景が交わる絵を描いてくださいをお願いしたものです。

そういわれるとそんな絵に見えなくもないですが、ビルのような黒い囲いには顔のようなものがあり黄色や緑色の線が漂っています。
私は、「なぜそのように見えるのですか」と聞くと、友人は、「都会には常に変なオーラが漂っていて街によってそのオーラが違うんだ」と答えました。

私はとても興味がわき、なぜそのようなオーラが出ているのか気になりました。
友人に「オーラはいつも見えてるの」と聞くと、「いいや、夏の暑い日によく見えるんだ」と答えました。
夏の暑い日に出るオーラとは何なのか、最初は太陽の光の照り返しなどから感じているのかと思い聞きますが光は普通に見えるそうです。

では、なにがオーラに見えるのか
それは、蜃気楼だということがわかりました。

蜃気楼は、「シュリーレン現象」ともよばれていて暑い日に空気が屈折して起こる現象のことを言います。
確かに、言われてみるとオーラのように見えますし共感覚により形に色を見ることでオーラが漂っているように見えるのかもしれません。

特に都会では、ビルの間や建物が密集している関係で屈折が起きやすく蜃気楼が発生しやすいです。

このことを友人に話すと、「オーラはみんなにも見えてるんだね」と言いました。
確かに、私にも見えるには見えますがゆらゆらとなっているだけです。
でも、そういう見方をすればオーラのように感じる気がしました。

もともと人間はみんな共感覚を持っているということで、共感覚は世界の見方を変えるのにいい方法なのではという風に思いました。
それから、何かに行き詰ると共感覚的な視点で物事を考えて問題に取り組むようにしています。

最後に、これを読んでくださった方が今後何かに行き詰ったとき、この話を思い出して問題解決をしていただければと思います。

ここまで読んでくださってありがとうございました。




 

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