レギュGダブル試作:白馬+連撃ウーラオス
(※レンタルチームは削除済)
自分がランクマッチを遊ぶために用意したパーティを貸し出したら、なんとオフ会で優勝したというので、一応詳細を残しておこうと思った。
使用者:うぃwwるぐらげ
2024.5.4のあいオフで予選5-2から4連勝して優勝。
パーティ作成経緯
個人的には5/2にレギュレーションGを始めたが、そこでランクマッチをやってみるために用意したパーティなので、細かく練られているわけではない。
◯一般枠エースの必要性
伝説1匹ルールでは、構築のメインになる伝説ポケモンとは別にもう1匹軸となるようなポケモンを用意したい。
中には1匹をお膳立てして4匹倒しきるほどの性能を持つ伝説もいるが、当然相手も対策を練ってくるので簡単にそれを実現するのは難しい。また、伝説ポケモンの相性によって勝敗が決してしまうのを避けるためにもエース格はもう1匹必要だ。
◯主軸:白馬+ウーラオス
その中で一番最初に思いついた組み合わせが白馬バドレックス+水ウーラオスだった。
水流連打の圧力の高さは言わずもがな、ブリザードランスと同時に半減できるのは水タイプのみで、守る貫通によってテラスタルを強要したり範囲攻撃であることによって交代で受けて立て直す動きが取りづらい。
ウーラオスと白馬バドレックスでは素早さに差があるので、2匹の行動の間で相手の行動を許してしまう点は気になるが、相手目線では白馬バドレックスはトリックルーム展開を最も警戒する必要があるため、ウーラオスの攻撃が通りやすいメリットもあると考えた。
◯補完:エースの安全着地
まずウーラオスの水技が通りづらくなる晴れ要素への対策は必要と考えた。なので、ここではペリッパーを採用して天候を奪い返せるようにした。
次にガオガエンとモロバレル。ここは今の段階なので脳死で採用してるようにも見えるが、実際そう。初手に白馬を置いたときの交代先として利用する。
また、初手に白馬を置きづらいポケモンとしてカイオーガと黒馬バドレックスがいる。これに対してはタケルライコを先発で出すことにした。
上からの圧力が凄まじい相手だが、バークアウトなどで一度交代させるか弱らせてから白馬バドレックスでトリックルーム展開を作れば切り替えせると考えた。
個別詳細
※耐久調整は乱数が発生してる部分があるが省略
★ペリッパー
実数値:167-63-134-116-117-89
テラス:悪
持ち物:オボンの実
技構成:ハイドロ/暴風/蜻蛉/ワイガ
主に対コライドン・グラードン。黒馬に対しても出す選択肢がある。役割はちゃんとあるが、細部は煮詰まっていない。
天候を奪うために交代で出した際に出落ちするとまずいが、天候を奪った後に耐久振りの配分で居座っても強くないので、蜻蛉帰りで次の天候合戦に備えつつエースの再着地を狙う。
雨ウェザーボールは特攻にやや振りしないとコライドンを倒せないのでハイドロポンプ(でもガオガエンに打つときはウェザーボールがいい)
持ち物はオボンの実にするとコライドンの取り巻きのハバタクカミなどに強くなる。レンタル作る前まではゴツゴツメットで使ってた。
テラスはハバタクカミコライドンを意識した毒か黒馬を意識した悪で、とりあえず後者を選んだ程度。モロバレルを前にワイドガードを打ち続けられる草も十分な候補だった。
★ウーラオス水
実数値:177-180-121-×-97-149
テラス:ゴースト
持ち物:拘りスカーフ
技構成:水流連打/インファ/蜻蛉/コーチング
構築のエースの1匹。ブリザードランスの圧を利用しながら水流連打を通す。
その際に猫騙しでテンポロスせず済むようにゴーストテラス。HP満タンのテラパゴスはテラスせず動いてくることもあるので、テラクラスター避けにもなる。
配分は難しく、スカーフカイオーガを考えると陽気で使いたい気持ちもあるが、耐久に振らないと追い風カイオーガに手も足も出ないため意地っ張り。
コーチングは興味がある技だったので採用してみたが、30戦してまだ使ったことはない。悪戯心に強いアクアジェットの方が評価は高い。
★タケルライコ
実数値:231-×-115-183-126-99
テラス:電気
持ち物:突撃チョッキ
技構成:10万/迅雷/ボルチェン/バクア
主に対カイオーガ・黒馬バドレックス・テラパゴス。カイオーガを削ってしおふきの威力を下げたりバークアウトで弱体化させる。
その役割にしたがって持ち物は突撃チョッキ。
ボルトチェンジは安全に白馬を着地させるために使う。ドラゴン技がないのでモロバレルに弱いのがだいぶ気になる。
一応対ミライドンの調整が書いてあるが、たぶんミライドンには勝てない気がしている。まだ対戦したことがなくて実際は分からない(
★白馬バドレックス
実数値:205-222-171-×-167-71
テラス:水
持ち物:クリアチャーム
技構成:ブリザードランス/剣舞/トリル/守る
主軸の伝説ポケモン。剣盾に比べてブリザードランスの威力が120と下方修正されているが、それでも結構つよい(パオジアンの氷柱落とし程度の火力)
氷半減の相手でもブリザードランスで押し切るのが強いと思っているので、攻撃技を一本にしぼり剣の舞を採用して状況を覆せる能力を手に入れた(ワイドガードに弱くなるが、ワイドガード持ちがそこまで強くはないのでそれっぽく立ち回れるだろうと判断)
ダイアースもないのに10万馬力採用するくらいなら氷柱落としの方が強いのではないかと考えていた。トリックルーム枠を攻撃技にすることも考えたが、高圧的なポケモンに対して後発のトリックルームで切り返すプランを取りたかったので採用。
テラスタルは防御的に使いやすい水。炎だと対カイオーガグラードンでの懸念がある。
初手からブリザードランスを打つ立ち回りをする上でクリアチャームは非常に優秀だった。
★ガオガエン
実数値:201-135-147-×-120-58
テラス:フェアリー
持ち物:ヨプの実
技構成:叩き落とす/猫騙し/鬼火/捨て台詞
便利な補完その1。初手から猫トリルをさせてくれるパーティはないので、パワーのある先発を出した後の交代先として使う。
白馬にとって厄介なザマゼンタを意識してヨプ+鬼火で採用。最初は防塵ゴーグルだったが、ザマゼンタにガオガエンが毎回テラスタルするのが微妙に思えたのでヨプを試してた。黒馬+格闘に対して発動しないのが悲しく、そのためテラスタルはフェアリー。
ザマゼンタを意識していたりモロバレルがきつかったりなのに、フレアドライブも挑発もないのはどうなのって感じである。白馬にも鬼火を打つことになるだろう(これなら更に言うと最遅であるべきでない)し、もしかしたら叩き落とすではないのかもしれない。
試すなら叩き落とす切っての挑発。攻撃技が猫騙しだけになってしまうが、白馬の攻撃技がブリザードランスしかなくワイドガードに弱い点も補える。
★モロバレル
実数値:219-×-119-105-116-31
テラス:水
持ち物:メンタルハーブ
技構成:花粉団子/クリスモ/胞子/怒りの粉
便利な補完その2。白馬と並べて胞子+ブリザードランスで圧力をかけたり、交代先として用いたりする。
白馬を見て挑発でトリル阻止を狙うポケモンを選出されやすいので、その被害を受けないよう持ち物はメンタルハーブ。
テラスタルはガオガエン白馬ウーラオス系ミラーを意識して水。
クリアスモッグはバドレックスがクリアチャームを持っているなら味方に打つ機会はなさそうだが、ヘイラッシャを意識して採用している。草結びとかも良いかもしれない。
総括
とりあえずランクマッチをやってみるために作ったパーティなので荒削りな要素はたくさんある。
その中で相手からすると見えづらい動きを実現する手段がいくつか入っていて、一手の重みが大きい伝説ルールではそれらが有効に働いたことで短期的なオフ会での結果に繋がったのだと思う。
個人的にも5/3までのランクマッチで25-5程度の成績で上々のスタートを切れた。こうやって各伝説ポケモンの構築アプローチを考えるのは楽しいので、レギュレーションGはしばらくやってみようと思う。