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【Bootcamp 1】 高収入エンジニアへの道|フロントエンド編

なぜ React なのか?

この章では、この Bootcamp でなぜ React を採用しているのかを、世界からみた React の利用度、企業からのニーズや React エンジニアの収入を軸に説明していきます。この章を終えるころには React がこれからの世の中でいかに求められる技術であるかを理解できると思います。前回までの章をまだ読んでいない方は、順番に読むことをオススメします。

目次
Bootcamp 0 - 時代遅れのプログラミング講座
Bootcamp 1 - なぜ React なのか? → 今ここです
Bootcamp 2 - React Component の世界に触れる
Bootcamp 3 - 初めての React アプリを作ろう
Bootcamp 4 - React でウェブサイトを作る(前半)
Bootcamp 5 - React でウェブサイトを作る(後半)
Bootcamp 6 - ウェブサイトを公開しよう
Bootcamp X - 最後に

こちらのマガジンから全てのノートが閲覧できます。

React とは

React とは、Facebook 社が開発しているウェブサイトのビュー(UI)を作るために特化した JavaScript ライブラリです。(公式サイトが以下になります。)

React の大きな特徴として、Virtual DOM(仮想 DOM)と呼ばれるレンダリング機構が使われており、ウェブサイトの表示速度を従来のフレームワークと比較して大幅に向上させることが可能になっています。(Virtual DOM について詳しく知りたい人は こちら を参考にしてください。)

また React は、Facebook はもちろん、Instagram や Netflix、Airbnb でも使われているライブラリになります。そのため、非常に海外の開発者からの需要も高く人気の言語になっています。

React を学ぶべき理由

現在よく利用されている JavaScript ライブラリには、React の他にも jQuery、Vue などがありますが、この Bootcamp では React を採用しています。理由は大きく次の 3 つになります。

・Googleトレンドで 2 位
・Indeed の募集件数トップ(平均年収1200万円)
・充実したエコシステム

Googleトレンドで 2 位

Google トレンドで、ここ 12 ヵ月のすべての国での JavaScript ライブラリの検索結果を比較してみると、2 位になっています。

React、jQuery、Vue、Angular の 4 つで比較してみました。

人気度の動向の比較結果が以下になります。

最近のトレンドでは Vue が一番の人気なようです。ご覧のように、 jQuery は、1 年前までは上位を占めていましたが、今では最も人気のないライブラリとなっています。

地域で比較した結果を見てみると、React は北米で人気で、Vue は中国やヨーロッパで人気のようです。Vue が中国で人気なのは、アリババが採用していることが大きいようです。

さらに北米の内訳を確認してみると、React が 36% とかなり高いシェアを占めています。

Google トレンドでの比較結果をまとめると、以下のようになります。

・直近 1 年の全ての国で比較すると Vue が最も人気
・国別に比較すると、北米では React 、中国・ヨーロッパでは Vue が人気
・jQuery はここ 1 年で最も人気のないライブラリになっている

Vue は、Google 出身者が開発したフレームワーク・ライブラリで、比較的最近、新しいバージョンが出て話題になりました。しかし、まだ日本語での情報が少ないため、プログラミング初心者の方にとっては、何か問題に当たっときに自分で解決するのが難しいでしょう。

一方 React は、北米で人気ということもあり、英語で多くの情報が手に入れられ、英語が読める方は比較的キャッチアップを早く行うことが可能です。また、日本でもメルカリや CookPad などの比較的エンジニアの給与が高い企業でも React Native を使用しており、これから人気が増えていくと思われます。(React Native については後述します。)

ちなみに、日本に絞って Google トレンドで JavaScript ライブラリを比較すると、未だに jQuery が圧倒的に 1 位です。

「日本」で絞ったときの人気度の動向

ただ、すべての地域でも 2 年前までは jQuery がトップでしたが、現在は最も人気がないことを考えると、おそらく日本も今後このような流れになると考えられます。

「5年間」+ 「すべての地域」での人気度の動向

こちらのサイトでは、jQuery、React、Vue の比較がより細かく記載されていたり、人気投票などが行われています。(ちなみに一番いいねがついているのは React のようです。)

Indeed の募集件数トップ(平均年収 1200 万円)

次に企業からのニーズがどのくらいあるのかを確認していきます。リクルートが買収した求人情報専門の検索サイトの Indeed で、求人募集件数を比較してみると、jQuery を抜き React が最も件数の多いフロントエンドのスキルになっています。

また、実際に Indeed の求人情報の確認すると、React などを使用するフロントエンドエンジニアの平均年収は $106,191 とかなり良い数字になっています。

現在のレートだと、日本円で約 1200 万円になります。もう一度繰り返しますが、これが 平均年収 になります。

このように、アメリカでの Indeed の求人数は、React が他の JavaScript ライブラリと比較してトップです。また、日本でもメルカリや CookPad も利用していることから、今後日本でもさらに企業からの需要が高いスキルになり、身につけておくと高い給与を得ることが期待できます。

充実したエコシステム

React はビューに特化した、JavaScript ライブラリのため、開発環境の構築などでは、他のフレームワーク等を利用する必要があります。

しかし、React はエコシステムが充実しており、様々なライブラリやスタイリング・管理ツールがあります。それらを自由に組み合わせることによって、開発者とプロジェクトの要件に応じた理想的なフレームワークを作ることができます。

React のエコシステムで人気のライブラリ・ツールの登録者数は右肩上がりで伸びています。そのため今後も便利なものが増えてくることが予想されます。

この Bootcamp でも Create React App という、Facebook 社が提供しているツールを使って開発を行います。

ネイティブアプリへの応用

また React は、モバイルアプリにも対応できます。 Facebook 社が提供している React Native と呼ばれるプラットフォームがあります。React Native を利用することで、React でネイティブモバイルアプリを作成できます。React Native では、標準の React コンポーネントをネイティブアプリの UI パーツとして利用できるため、React を使えるとネイティブアプリの開発にも役立ちます。

React Native で作られたアプリとして、Facebook のアプリはもちろん、 Instagram や Airbnb、Skype も React Native で作られています。次のサイトから React Native で開発されたアプリを確認できます。

まとめ

ここまで読んで頂き、この Bootcamp が今後の世の中から求められるスキルを利用していることが分かったと思います。jQuery などの今後需要がなくなるライブラリに皆さんの時間を費やすのではなく、React などの世の中から求められて、高収入を期待できるスキルの取得に集中しましょう。それでは、次の章で早速初めての React アプリを作っていきましょう。

目次
Bootcamp 0 - 時代遅れのプログラミング講座
Bootcamp 1 - なぜ React なのか? → ここまで完了
Bootcamp 2 - React Component の世界に触れる
Bootcamp 3 - 初めての React アプリを作ろう
Bootcamp 4 - React でウェブサイトを作る(前半)
Bootcamp 5 - React でウェブサイトを作る(後半)
Bootcamp 6 - ウェブサイトを公開しよう
Bootcamp X - 最後に

最後まで読んで頂きありがとうございます。この Bootcamp をもっと色々な方に知って頂きたいので、サポート、他のSNS でシェアやフォローをお願いします。(Bootcamp に関する質問は Twitter の DM でも受け付けます。)

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