昔、ダンスを習っていたアナタへ note版
横書き表示について
本作品は、横書き表示での観覧を推奨いたします。オンラインで読むことができる電子書籍のnoto版となっております。
はじめに
「やっぱりダンスをしていた時が、一番楽しかった」
「あの楽しかった日々を思い出す」
こんな気持ちになったこと、ありませんか?
学生の頃や社会人になったばかりの当初は
ダンススクールに通っていたが
今はもう、仕事や家庭の事情などがキッカケで、すっかりダンスから離れていった。
でも、ダンス自体には興味があって
YouTubeやテレビなどで、ダンスを見かけるとついつい見入ってしまう。
そういう方も多いと思います。
この本はタイトル通り、そういった方にお送りする内容となっています。
つまり、私がこの本を通して
何を伝えたいのかと言うと、それは
「あなた、まだ踊れるでしょ?」
というメッセージです。
レッスンでダンスを散々磨いてきたアナタは
一般人に比べても、何倍も上手いし
その気になれば、ステージでショーを披露することだって出来るはずです。
しかし、以前の同じような
ダンス中心の生活ができる状況でもないし、当時と同じ環境だったら戻りたくないとも思っているはずです。
例えば、
・毎週のレッスンには通えない
・コンテストには出たくない
・自分の年齢が気になるし、世代が違う
・ダンスに使える時間が少ない
・現役ダンサーと比べられるのが嫌
・ダンス活動を知られたくない
・でも人前で披露するなら「凄い!」って言わせたい
いろんな条件があり、ダンスを始めるなんて
今の状況では難しいでしょう。
しかし私が、これらの問題を全て解決できる環境を整えているとしたらどうでしょう。
そもそも、あなたが以前教室に通っていた時と同じく、現在も(あなたが)ダンス活動できる環境はありません。
せいぜい、ダンスレッスンの大人クラスや社会人クラスといったところでしょう。
でもあなたは、そのクラスに通っていない。
なぜなら、あなたの条件を満たすような環境ではないからです。
しかし私は、その環境を作りました。
正確には、そのベースとなる環境を作り出しました。
この本では、そういった内容を詳しくお話しています。
その環境づくりを思いついたキッカケから、実際の活動。さらには今後の新しい活動についても触れています。
おそらく、今まで誰からも
聞いたことがない話や、その内容には
初めて味わう感覚になるでしょう。
もし少しでも続きを知りたいと思ったり
興味が湧いたなら
是非この先を読み進めてみて下さい。
それでは、また巻末でお会いしましょう。
杉山トシツグ
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【目次】
はじめに
目次
第1章 ダンスがあるから頑張れる!
ダンスの楽しさを実感した瞬間
復活の時に決めたこと
あなたはまだ踊れる!
活動しづらい環境
どうせ披露するなら
第2章 現在のダンス環境とは
レッスンが中心の活動
スキルアップ重視
レッスンに向いているタイプ
準備に何ヶ月もかける
第3章 ダンスの研究所
ダンス教室を研究の場に
研究のはじまり
自宅学習vsレッスン経験者
フラッシュモブの活動
3ヶ月初級コースの効果
第4章 新しいダンスのステージ
練習の概念が変わる!
発表会が変わる!
映像が中心になる
大人数で披露する
メインではない、イメージ映像
メイキング映像的な演出
第5章 これから始まること
いよいよ動画の時代へ
チームメンバーの関係性
ダンスの再スタート
おわりに
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第1章 ダンスがあるから頑張れる!
「もう辞めたんだからもう踊ってはいけない」
なんていう意味のないルールを、自分自身で決めつけていませんか?
頑固になっていませんか?
そもそも辞めるって何?
学校なの?仕事なわけ?
教室やレッスンに通わなくなったというだけの事でしょう?
ダンスは趣味なんだから
『通わなくなること=辞める』という言葉を使うのをやめませんか?
例えば、読書を辞めるとか言います?
せいぜい「最近あまり読んでないな〜」くらいで、ダンスも同じ「最近あまり踊ってないなぁ〜」くらいに考えておけばいいんですよ。
と言いつつも、私自身
当時(ダンスをやめた時)は「ダンスを辞めた」ということに拘りすぎていました。
この章は、そんなところから話し始めたいと思います。
ダンスの楽しさを実感した瞬間
私自身かれこれ20年以上ダンスをしていますが、その中で(ずいぶん初期の頃の話になりますが)1年間だけ、ダンス活動を辞めたことがあります。
当時はダンス教室やダンススタジオというものがなかったので『ダンスから遠のいた』と言った方が近いかもしれません。
今の世代の方だと
スクールに通わなくなった=ダンスを辞めた
になるんじゃないでしょうか。
今まで長くダンスをしてきた中で、一番ダンスが楽しいと思った瞬間は、実はその辞めた時でした。
もちろんダンスの活動している時も楽しかったのですが、一番楽しいと実感できたのは、それこそダンスを辞めていた時期でした。
「あの時は、本当に楽しかったよな〜」と思い出す感じです。
あまり良くない例えではありますが
親が亡くなったりした時に、本当のありがたみが分かると言われますが、それと似たような感じです。
ダンスから離れたからこそ、本当のダンスの楽しさを実感しました。
あなたはどうですか?
今もしかしたら、そう感じているかもしれませんね。
それに辞めている時期は、何か他のもので埋めようとして、ダンスの代わりになること探したり、様々なことにチャレンジしました。
例えば、
ゲーマーになろうと思ったり
キックボクシングのジムに通って体を鍛えたり
いろんなことを試みてみました。
しかし、結局はダンスが一番面白いのです。
打ち込めるものが無くなり、人生が空っぽに感じるそんな日々でしたが
悩みに悩んだ挙句「これじゃだめだ。やっぱり復活しよう!」と思ったのです。
ダンス復活!を決めました。
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復活の時に決めたこと
ダンスを復活しようとは思ったものの
以前と同じ環境で始めても意味がないし、自分自身が以前の環境に戻りたくないという気持ちが強かったのです。
なので、誰にも復活するとは伝えず
黙々とアルバイトでお金を貯めて、地元を離れ、東京でダンス教室に通いました。
東京で復活することに決めたのです。
当時フリーターをしながら、東京で暮らしていくのは本当に大変でしたが
ダンスを学べるという環境があったので、それはそれでモチベーション上がっていました。
ダンスをしているという活動自体が楽しかったのです。
今の話は、もう20年以上前の話なので
インターネットが普及している今の環境とは全く違いますが
時代が変わっても、ダンスを楽しむ気持ちは同じだと思います。
そして数年後にダンス教室を立ち上げたわけですが
生徒さんからは
「ダンスがあるから頑張れる!」というセリフをよく聞きました。
そう、あなたも第2のダンスライフを目指してみたらどうかなと思うのです。
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あなたはまだ踊れる!
本書のタイトルのように
昔ダンスを学んでいた方達には、もう一度ダンスを楽しんでもらえたらと思っています。
私自身、一度ダンスから離れた経験があるからこそ分かることなのですが、復活した時の楽しさは最高の気分です♪
「そうそう、これこれ」みたいな。笑
それに、実際にあなたは
まだ踊れますからね。
当時、習っていたダンスのステップや独特の動きはカラダが覚えていて
実際に踊ってみると、自分が思っている以上に出来たりするものです。
有名人や芸能人がダンスの企画で踊っていたりするのを、テレビやインターネットで見かけたりしますが、自分の方が上手く踊れるって思ったりしませんか?
当時、磨いたスキルは
なかなか忘れたりはしないものです。
ただし、そのブランクによって「2つのマイナス面」を背負っています。
1つ目は、覚えるスピード
これは本当に実感することで
とくに久しぶりにレッスンに参加する人は、レッスンペースについていけないことが身に染みて感じることになるでしょう。
以前は、直感的に(感覚的に)覚えられていたものが、覚えれなくなっています。
これは緊張したり、頭の中で考えすぎる面もあるんですが、やはりブランクによって当時の感覚を見失っているのが大きいと思います。
2つ目は、体力です。
筋力も落ちているでしょうが、どちらかというと持久力やスタミナを大幅に失っています。
またそういった体力面が原因で、先程の覚えが遅くなっているのもあります。
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