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Javaエンジニア向け 勉強配信 【Spring3入門】10年放置してた本をついに開封!!#3~Webアプリケーションの課題とSpringの役割~

はじめに

さあ!前回に引き続き、Springの学習です。

■読み進めている本はこちら↓

**Spring3入門 ――Javaフレームワーク・より良い設計とアーキテクチャ**

■元動画はこちら↓

Javaエンジニア向け 勉強配信 【Spring3入門】10年放置してた本をついに開封!!#3

正直、動画メインでやっており、このブログ書くのがめんどいのでchatGPTに丸投げしております(笑)

正確な情報は動画を見てくださいね(汗

1.9 Webアプリケーションの抱える問題

Webアプリケーション開発において、次のような課題が存在します。

ヘビーウェイトなコンテナの問題

かつてのEJB(Enterprise JavaBeans)は非常に重いコンテナであり、開発や運用の負担が大きいものでした。そのため、Springは軽量な「ライトウェイトコンテナ」として登場しました。しかし、機能が増えた現在では、Springも一定の負担が発生する場面があることが指摘されています。

オブジェクトのライフサイクルの問題

アプリケーションが大規模化すると、オブジェクトのライフサイクル管理が重要になります。例えば、ユーザーが増えるごとにサーブレットやサービスオブジェクトが都度インスタンス化される場合、メモリ使用量が増え、パフォーマンスが低下します。これを防ぐためには「シングルトン」パターンを活用する必要がありますが、実装コストが高くなる可能性があります。

部品化の問題

Webアプリケーションのオブジェクト同士が直接依存していると、拡張性や保守性が低下します。この問題を解決するためには、オブジェクト間の依存関係をインターフェイスで抽象化し、疎結合な設計を目指すことが重要です。しかし、その設計を一から構築するのは大きな負担を伴います。

技術隠蔽の問題

高レベルな技術を初級者にそのまま使わせると、理解不足から不具合が発生する可能性があります。また、不適切な隠蔽が行われると、技術の利用が難しくなり、効率が低下します。例えば、トランザクション制御や例外処理が適切に設計されていない場合、後の保守性が著しく悪化します。


1.10 Springの概要

これらの課題を解決するために登場したのがSpringフレームワークです。

Springの基本的な特徴

SpringはDI(依存性注入)コンテナやAOP(アスペクト指向プログラミング)を中心としたフレームワークです。この仕組みにより、以下のようなメリットを提供します:

  • オブジェクトのライフサイクル管理を自動化

  • 部品化と依存関係の管理を容易化

  • トランザクション制御や例外処理を分離し、保守性を向上

DI(依存性注入)とAOPの役割

  • DI(Dependency Injection)
    アプリケーション内の依存関係をスプリングコンテナが管理し、オブジェクト間の結合度を低く保ちます。これにより、拡張性とテストのしやすさが向上します。

  • AOP(Aspect-Oriented Programming)
    横断的関心事(例:ロギングやセキュリティ処理)を一箇所にまとめることで、コードの重複を減らし、メンテナンスを容易にします。


まとめ

Springフレームワークは、Webアプリケーション開発で頻発する課題を解決するための強力なツールです。特に、DIとAOPを活用することで、開発効率や保守性を大幅に向上させることができます。

次回の学習では、Springの中心的な技術であるDIAOPについて具体的に掘り下げていく予定です。

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