数々の大手証券会社で働き続けた私が伝えたい│#3なぜ証券マンは忙しいのか
はじめまして、土井真典と申します。
簡単に経歴を申しますと、関西大学経済学部を卒業後、山一證券株式会社、株式会社住友銀行、メリルリンチ日本証券、三菱UFJメリルリンチPB証券の投資助言業務専門部署を経て、現在accord and go株式会社を設立し、投資助言業を行っています。
証券マンの多忙さをよく知っている私が、noteを通して次世代の証券マンに役立つ情報をお送りします。
今回は時間の作り方についてです。そもそも、なぜ証券マンは多忙なのかといいますと……
大手証券会社の証券マンが抱えるお客様の数
よく証券マン(外務員)は激務と言われますが、まさにその通りです。その理由のひとつが、1人当たりが抱える担当顧客数の多さです。
私、土井のこれまでの経験によると、大手証券会社での証券マン(外務員)1人当たりの顧客口座数はおよそ100~200件です。
実際の証券会社の従業員数は下記のように推移しています。
それに対して全国の証券会社の顧客口座数です。
つまり! 実際の証券マン(外務員)1人当たり顧客口座数はおよそ403件!!(28,761,950件/72,456名=403件)
実働の年間営業日数が240日程度(1か月20日平均で)とすれば、単純に証券マン(外務員)が1人当たりの顧客に費やせる時間はせいぜい1日1~2件になります。
それ以外にも証券マン(外務員)は、運用や商品の研究をしながら、お客さまを訪問する移動時間や会議、勉強会、事務作業など多くの時間を費やす必要があります。つまり証券マンは多忙を極めるのです。
どうやって「効率的な時間の創出」するのか。その方法を第6回に渡ってお伝えします。
ほかにも、次世代の証券マンや投資アドバイザーに役立つ、運用の考え方、お客様へのアドバイスの方法など、私の実務経験を生かしつつ、お伝えしていきます。
このnoteが、次世代証券マンのバイブルになるよう、私も頑張りますので、どうぞお付き合いください。
資産運用や投資など気になることがありましたら、私たちの会社にお問合せください。