プリズン・サークルの上映会に参加しました

保護司の会合で、映画『プリズン・サークル』の上映会がありました。

前々から見たいと思っていた映画です。一部の刑務所で提供される更生プログラム「TC」(Therapeutic Community、「回復共同体」)による更生の模様を記録したドキュメンタリー映画です。

受刑者同士の会話は通常、禁止されているそうですが、この刑務所ではプログラムの間、受刑者同士がコミュニケーションをとることができます。

その会話の端々にさり気なく出てくる重く辛い幼少期の生い立ちに、胸がつぶれる思いがします。

彼らは犯罪者で、彼らの犯した罪を許すことはできません。ですが、彼らはまた被害者である事実も重く突き付けられます。

壮絶な虐待、希薄な親子関係、激しいいじめ・・・逃げることができない彼らは、ただただ地獄のような時間が一刻も早く過ぎ去ってくれることを祈ることしかできません。

もちろん、虐待を受けた人が全員、犯罪者になるわけではありません。ですが、虐待は世代間連鎖を起こしやすく、虐待を受けて育った人が親になると、自分が加害者になってしまう確率も上がります(もちろん、虐待被害者でも加害者にならない人も多くいます)。

保護司としての活動と親に頼れない子どもの支援。まわりからは別々の活動とみられますが、私の中ではリンクした活動です。

★ 親に頼れない子どもを伴走支援するサポーター(ボランティア)募集
https://note.com/accord_with/n/nccf40aeb1ab5

いいなと思ったら応援しよう!