見出し画像

18歳まで生きてくれた我が家の犬

以前は毎年夏になると、山へ旅行に行っていました。
飼っていた犬も一緒なので、大体同じようなところへ行きます。

昔実家にいた犬は車が大嫌いでしたが、この子は車で出かけるとなると、尻尾フリフリ大喜びで、我先にと飛び乗っていました。

対外的には「犬」や「飼う」という言葉を使うようにしていますが、もちろん家族の一員で、娘たちの妹でした。

いや、妹じゃないかな、下の娘とは上下争いでバチバチだったので、姉と思っていたかもしれません。

と言っても仲が悪い訳じゃないです。下の娘にだけはマウンティングしたりと、なんとか上に行こうとしていましたが、娘も成長するのでそんな様子も見せなくなりました。でもやっぱり下の娘だけは、いつまでも対等な関係だったようです。

そんな家族を居心地がいいと感じてくれていたのか(ただ単に丈夫だっただけかもしれないけどそう思いたい!)18歳と、とても長生きをしてくれました。



最後の頃はオムツをして介護状態でした。

犬用のオムツは割高なので、人間用のオムツに尻尾の穴を開けて使っていました。週末の夜はオムツ作りを内職のように、みんな無言で流れ作業で作っていました。

なぜかその時間は、番組の合間の5分くらいの番組

「音のソノリティ」と被る時が多く

必ず誰かが、「 今日も オムツを作る音が 鳴り響きます 」とナレーションを始めるので、皆んなくすくす笑いながら作っていました。

そんな面倒なオムツ作りも、部屋中うんこだらけ、おしっこだらけだったことも、皆んなの協力で、乗り切ることができました。


亡くなった時はもちろん悲しかったけど、やれるだけのことはやったと、みんな満足して送り出せたような気がします。



犬が亡くなったのは、3月9日でした。

「サンキューの日」です。

ありがとうって言いたかったのかもな、と思っています。


いいなと思ったら応援しよう!