こどもの興味を大事にする
れんこんさんのこの記事
娘さんのことばがとってもかわいい
かわいいなんて言ったらいけないかな
もしかしたら、たまごの研究をしているのかもしれないから
そしてれんこんさんが、それを興味深いと受け取って、大事にしていて
いいなあって思いました。
これを読んで思い出し、ちょっと切なくなった事があります。
私も一年生の時に「詩」の様なものを書いた事がありました。紙をホチキスで止めて、表紙に「ししゅう」と書きました。
どこで「ししゅう」なんて言葉を知ったのだろうと不思議に思います。
どのくらい書いたのかは覚えていませんが、多分ほんの少しです。
覚えている内容は2つだけ
「おひなさまが、夜何をしているのかな」という内容と
「ストーブが赤いのが、怒っているのかな」そんな内容の「詩」みたいなものでした。
ひらがなで縦書きでかいていたのは覚えていますが、ちょっと研究っぽかったかもしれません。
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その頃学校では、ノートを使い終わると先生が表紙に「よくできました」のハンコを押してくれていました。その紙の束も、最後まで書き、先生にハンコをもらうんだと母に見せにいきました。
「そんなの、やめなさい」
詩を読んでくれたのかも覚えていません。
ただがっかりして、ゴミ箱に捨てました。
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母から見たら、汚い紙の束だったのかもしれません。
だけど、「ししゅう」だったんです。
「ししゅう」だから、きっと先生はハンコをくれると思ったんです。
子どもの作るものは大人から見たらそりゃあ出来損ないでしょう。だけどそれはただの入り口でどんなところにつながっていくのかはわかりません。
その先にどんな世界が広がっているのか、どんな宇宙がひろがっているのか
ハズレかもしれないけど、進んでみないとわからないから
れんこんさんみたいに取り上げてくれたら
ちょっと恥ずかしくて、でも嬉しくて、誇らしくて
きっといい思い出になるだろうな、って思いました。
れんこんさん、娘さん、ありがとうございます。