
【#1】空港解説 「PAPI」着陸の時見えるあれ
PAPIって?
PAPIって聞いたことあるかな?飛行機が好きで空港によく行っている人でも知っている人は少ないかもしれない。PAPI、パピって読む。Precision Approach Path Indicatorの略で、日本語では進入角指示灯という。
その名の通り、PAPIは航空機が滑走路に進入するときに適切な角度で進入しているかを示すために設置されている航空灯火なんだ。

この写真は進入中のパイロットから見える景色なんだけど、右側に4つの光る灯火が見えるね。これがPAPI。
では、パイロットはこのPAPIを見てどのようにして正しい進入角であることを確認しているんだろう。
PAPIの使用方法
PAPIはその見える色によって適切な進入角かどうか知ることができるんだ。
そもそも正しい進入角度とは何度くらいなんだろう。これは航空機の型式や飛行場によっても違うんだけど、一般的に航空機は3°で進入することが理想的。
PAPIを使うと、この3°を簡単に知ることができる。
PAPIが「赤赤白白」で見えるとき、航空機は適切な進入角で進入しているんだ。

PAPIは見る角度によって色が変わる。もしPAPIの灯火を目の前において、頭を上から下に移動させるとPAPIの色は白から赤に変わる。これを利用して、4つの灯火を少しずつ角度を変えて設置し、航空機が3°で進入してきたときにちょうど「赤赤白白」になるように調整している。また、PAPIは必ず滑走路側から赤に変化していく。
航空機の大きさは型式によって全く違うから、航空機によっては滑走路に近づいてくると必ずしも「赤赤白白」にはならないこともあるよ。
おわりに
PAPIのことについて簡単に知ってもらえたと思う。
空港に行ったときにはぜひPAPIを探してみてね!パピ!