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7月31日

ヒンズーの古いお話。

ひとりの商人が難破して、セイロンの岸に流れ着きました。セイロンではヴィブヒシャナが〈怪物たち〉の王様でした。商人は王様の前に連れていかれました。彼を見ると、ヴィブヒシャナは有頂天になり、言いました。「ああ!この男はなんとわしの〈ラーマ〉に似ておることじゃろう。〈ラーマ〉と同じように人間の形をしておる!」それから王様は立派な着物と宝石を商人につけさせ、彼を崇拝しました。

ヒンズーの神秘家ラマクリシュナは言います。「この話を初めて聞いたとき、わたしは言葉で言い表せないほどの喜びを感じた。もし神が粘土の像をとおして崇拝されるのなら、どうしてその像が人間だったらいけないのだろうか?」