見出し画像

03/19(火)

私は、私なりに、ダンナさんのことが好きだ。

でもそれは、胸がトキメくような、汗の匂いがする、甘ずっぱい想いではない。
私がダンナさんに対して抱く想いは、鈍く光る、燻銀の想い。家庭の匂いがする想い。

一般的には、その人を愛したら、その人から愛し返されたいと願うものだ。

けれど、私の想いはちょっと違う。
見返りを求めない想い。
ただただ、一方的に注いでいく想い。

ダンナさんが私をどう思っているかなんて、知ったこっちゃない。
「私はダンナさんのことが好き」
それだけでいいのだ。