海外でポスドクすることを選択肢に入れる #ポスドク総研
博士を取ったらどこに就職しよう。どこで若手研究者としての経験を積もう。そんな問いは研究者の道を選んだ瞬間から、誰でも頭をよぎるものでしょう。その答えの中に、一瞬でも「海外」が選択肢に上がることは、珍しいことではありません。特に近年では、大学院生の段階からインターネットを用いて海外の研究者と直接交流する機会も多くなりました。そのため、日本を飛び出ることに対する心理的ハードルも下がってきているのでしょう。
とはいえ、わざわざ慣れ親しんだ環境から飛び出して、言葉も文化も違うところに行くのは、簡単なことではありません。このシリーズは筆者の海外ポスドクの経験をベースに、これから海外でポスドクに就くことを考える方のための参考材料を提供するためのものです。
初回では「海外に行くかどうか」を悩む段階に考えることについて、あれこれお話しします。なお、以下の話は主に欧米諸国の状況を想定しています。あらかじめご承知おきください。
◆◇◆◇◆◇◆◇◆
なぜ海外なのか?
海外に行こうと考える人にはいくつかのパターンがあります。「あの先生/あのラボに行きたい」と最初から狙い撃ちする人もいるでしょう。「自分の分野ではアメリカが進んでいるから、アメリカで研究したい」という人もいます。一方、「日本を出てみたい」と、少し漠然とした目標を持ちながら海外という選択肢を考える人も、少なくありません。いずれにしても、海外に行くことに何らかのメリットがなければ、わざわざ行かないですよね。
海外でポスドクをすることには、どんなメリットがあるか?
記事の続きを読む
株式会社アカリク(https://acaric.co.jp/)は「知恵の流通の最適化」という理念の下、大学院生やポスドクを対象とした求人情報の提供やキャリアセミナーを開催しています。また、現役大学院生から大学院修了者まで幅広く対応したエージェントサービスも提供しています。他にもLaTeXの環境をクラウド化できるサービスも運営しています。
【運営サービス一覧】
◆アカリクWEB
◆アカリクイベント
◆就職エージェント
◆転職エージェント
◆Cloud LaTeX