日常に潜む危険

コールセンターのバイト中、プリンターに紙が無くなって、
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ストックのところにもなくて、
おじ社員に言うたら別から持って来てくれたから、
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『私入れるから置いといてや〜』って言うて、
トレイ1にガサツに紙を補充してたら、
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新規の紙で指をサックーやってもうて、
痛く無いけど血ぃタッラーなったから、
絆創膏を貰おう。と切れた指持っておじ社員のとこ行ったら、
何も言うてないのに、
歩いてくる私を見ただけで
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『ごめんごめんごめん』って謝りながらどっか行った。
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はい？なんの謝罪？と思いながら、
とりあえず自席戻ってティッシュでギュッと止血してたら、
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おじ社員小走りで薬箱持って来てくれて『絆創膏ないねん』って言うけど、
薬箱見たら絆創膏3箱も入ってた。
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「これは絆創膏じゃないの？」って真面目に聞いたら、『これが絆創膏か！』っておじ社員慌てすぎて絆創膏を絆創膏と認識出来てなかった。
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指スッと切っただけで、そないに慌てんでも！
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さっきの『ごめんごめんごめん』は、
『紙の補充任したから、指切れてもうてごめん！』ってことか。
と思いながら、自分で絆創膏巻いて、
開けっぱなしやったプリンターのトレイ1を閉めてたら、
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おじ社員プリンターまで付いて来てて、
はい？と思ったら、
私がもう紙触らずトレイ閉められるか確認しに来てて、
私がほったらかしにしてた、500枚のコピー用紙を一束にまとめてる外側の紙を、さっと取ってギュッと小さくしてくれた。

もう私が指切らへんように。


若くて男前でヒョンビンやったら惚れてた。


危なかった。

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