
モモコ姉さんに北海道に連れて行って貰った話
モモコ姉さんに北海道に連れて行って貰った話
2024年3月吉日
モモコ姉さんから
・
・
・
モ『娘が行かれへんねん、茜行く?』
と、北海道ニセコへの旅行に
誘っていただきました。
出発前日に。
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・
・・・。
・
・
・
北海道旅行って、出発前日に誘うもんちゃうくない?
・
・
・
茜「行きます(^∇^)」
・
・
・
躊躇う余地なく二つ返事。
・
・
・
前日に誘われて、二つ返事で行くところでもない。
・
・
・
モ『じゃあ、明日。スキー道具もウェアもある』
・
・
・
やったーーーーーー!!!!!
ラッキーーーーーー!!!!!
・
・
・
普通、決めるまでに何ラリーかやりとりするやろうに!!
じゃあ明日て!!
もう夕方!
慌てて荷造り。
・
・
・
情報が少ないけど、荷造り。
・
・
・
なんとなく、
キャリーバッグじゃないほうが良い気がして、
荷物を厳選した結果、
北海道4日間の荷物、無印のリュックサック一個でした。
(着圧靴下とか、休足時間とかも入れてのこの量。
旅先で悔い無く食べられるように、消化剤も忘れずに!)
・
・
・
我ながら荷造りうますぎやん☆
・
・
・
降って湧いたラッキー旅行にドキドキして
あまり寝られず。
・
・
・
翌日。
出発当日。
・
・
・
待ち合わせの空港に向かう。
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・
・
緊張してきた。
・
・
・
仲良くして貰ってるとはいえ、
大先輩との旅行て。
恐れ多っ。
・
・
・
空港に着いて、
マスクしてるモモコ姉と、
目配せして落ち合う。
不倫カップルの旅行か。
・
・
・
茜「オハヨウゴザイマス。ヨロシクオネガイシマス」(小声)
・
・
・
モ『おはよう〜』
と、
搭乗券渡されて、
そこからノンストップで、搭乗口へ。
私、ちょびちょび走らな並進できひんくらい、
モモコ姉歩くのはんや!!
・
・
・
急がしい旅になりそうーーーー!!!!
・
・
・
搭乗が開始され席に着くと、
二人バラバラの席で、
モモコ姉は通路側の席。
私はそこから13列後ろの窓側の席。
・
・
・
不利ーーーーーー!!!!
降機に不利ーーー!!!!
絶対にはぐれるー!!!!
置いていかれるー!!!!
嫌やーーーーーー!!!!
・
・
・
着陸後、すぐにモモコ姉にLINE。
・
・
・
茜【私、窓側の席なので、少しお待たせするかも知れないです💦】
・
・
・
モ【大丈夫。頑張って】
・
・
・
待ってはくれない確定!!!
頑張るのみ確定!!!!!!
盛り上がって参りましたーーー!!!
・
・
・
モ『ピーチらへんまで走る。でて右』
・
・
・
走るの確定ーーーーー!!!!!!
走る人を13列後ろから走って追いかけなあかん!!
ほんでもう急いでるやん!!
【出て】の変換もしてくれへん!!
・
・
・
私の隣のご夫妻が急ぎ目であってくれることを祈りつつ、
席立ったあとのことをシミュレーションして待つ。
・
・
・
シートベルトサインが消えた瞬間、
私の横のご夫妻の
通路側の席のご主人が、
立ち上がって通路に出て荷物棚から荷物出して、
奥様も通路に立っていらっしゃる!!!
・
・
・
最高ーーーーーー!!!!!!
いらち助かるーー!!!!!!
・
・
・
しかし、一つしかない通路はすぐに鮨詰めになり、
窓側の私までが荷物取って立てるスペースはゼロ。
・
・
・
モモコ姉の姿は全く見えず。
・
・
・
降機開始。
・
・
・
通路に隙間が見えた瞬間、
通路に立ち、
荷物棚のリュックを引っ掴みながら進む。
・
・
・
タラップから小走り。
・
・
・
人の流れに沿って走る。
モモコ姉見当たらず。
両手を振ってスピードを上げて走る。
・
・
・
リュックサック走りやすーーーーい!!!
キャリーバッグじゃなくてよかったーーー!!!!
・
・
・
LINEを見返す。
モ【ピーチらへんまで走る。でて右】
・
・
・
でて、右
出て、右
・
・
・
・・・。
・
・
・
どこを?
・
・
・
どこのなにを?!
・
・
・
むずい!
むずい!!
むずい!!!
情報少なすぎるって!!
・
・
・
預け荷物を取り戻すターンテーブルを横目に
走る。
・
・
・
自動ドアがある
注意書きしてる
【一度出られると戻れません】
・
・
・
えっ。
こわ。
これまでの通路に
でて、右
に、行けるとこなったよね?
と景色を思い返しながら、
思い切って出る!!!!!
・
・
・
ここを、右か?
・
・
・
と、右を向く。
・
・
・
・・・。
・
・
・
・・・。
・
・
・
行き止まりやねんけど。
・
・
・
・・・絶望。
・
・
・
もちろん、モモコ姉の姿ありませんけど?
はい??
・
・
・
正面にはすぐそこにもう外の車道が見えてんねんけど。
・
・
・
なんか、曲がれたとこ見逃して来てる?
・
・
・
でも、もう戻られへん。
迷ってる暇はない。
頭上見ると、
【peach→】
の案内板出てる。
・
・
・
【ピーチらへんまで走る。でて右】
やから、peach方面に向かおう!!
・
・
・
行き止まりにある、
登りエスカレーターで上階を行くか、
冬の北海道の外を行くか・・・。
・
・
・
・・・。
・
・
・
外外外外外ぉーーーーーー!!!!!
・
・
・
上がったり、下ったりする時間が勿体無い!
・
・
・
即決で外に出て、
背負ってるリュックサックを左右に振りながら走る。
・
・
・
)こういう曲線になった長く続く歩道を走る。
・
・
・
めっちゃ遠くまで見えるけど、
モモコ姉の姿無し。
・
・
・
モモコ姉、キャリーバッグと
でっかいトートバッグみたいなん持ってたのに?
まだ姿見えへんことある?
・
・
・
どこかで追い抜かした?
と、振り返るも後方にも姿なし。
・
・
・
前向いて走ってたら、peach通過。
・
・
・
【ピーチらへんまで走る。でて右】
peachらへんに姿無し。
まだまだ走る。
・
・
・
目を凝らすと、
)の歩道の一番先に、豆粒大のモモコ姉を発見。
誰かと立ち話してる。
・
・
・
足、はんやーーーーーーー!!!!
・
・
・
キャリーバッグとでっかいトートバッグ持ってんのに、
長い長い、長い歩道の端でもう立ち話してる!!
・
・
・
あんだけ歩くの早くて、
こんだけ走るの早かったら、
そら、足も細いままやわ!!!!
・
・
・
ほんで、
・
・
・
待ってくれへんって、なに?(^∇^)?
・
・
・
この後一緒に行動すんのに、
待ってくれへんって、なに(^∇^)?
・
・
・
とりあえず、お待たせしているので、
さらに走ると、
・
・
・
モモコ姉から着信。
モ『わかるか〜?』
茜「はい!お二人、見えています!」
モ『ほな、大丈夫やな』
・
・
・
この優しさあるけど
待ってくれへんってなに?(^∇^)?
おもろすぎんねんけど!
・
・
・
顔ニヤニヤしながら、合流。
・
・
・
茜「すみません、お待たせしました!
エミちゃん先生、今日からよろしくお願いします!」
・
・
・
モモコ姉と立ち話をしていたのは、
今日から所有されている別荘でお世話になる、
エミちゃん先生でした。
・
・
・
エミちゃん先生は、
北新地でエミズキッチンというめっちゃ美味しいお料理を提供して下さる、
私は自力ではいけないお値段のレストランを経営されているすごい方です。
テレビの料理コーナーに先生として出演されていて、皆さんがエミちゃん先生と呼ぶので、
私もそう呼ばせて頂いてます。
過去の投稿で、
『お願いやから、死ぬ時返してな』
と、私にカバの置物を押し付けて来られた、ふざけ倒してる方でもあります。
・
・
・
モ「エミちゃんが、早い便で来てもう車借りてきてくれてるから」
・
・
・
すごすぎ。
スムーズすぎ。
・
・
・
茜「エミちゃん先生ありがとうございます!」
・
・
・
とっとと荷物を乗せ、
エミちゃん先生の運転で出発。
・
・
・
今走って来た歩道を左に見ながら、車が進んでいると、
・
・
・
モ『外を走った?』
茜「はい!外に出てから歩道を走りました!」
モ『正解!』
・
・
・
正解でした!!!!
【ピーチらへんまで走る。でて右】
は、
【ピーチらへんまで走る。(建物の外に)でて(歩道を)右】
でした!
・
・
・
別荘を買うくらいニセコが好きすぎて、
ひと月に何回も来られる時もあるということで、
地図がもう頭に入ってらっしゃるのか、
ナビなんか使わず、車は進みます。
・
・
・
助手席のモモコ姉と、エミちゃん先生は見慣れた景色なのか、お話して盛り上がっています。
私は雪の残る窓の外の景色に釘付け。
・
・
・
車は、バイパスをどんどん進みます。
・
・
・
エ『ちょっと待って!!!』
・
・
・
順調に走ってたら、
突然、エミちゃん先生が大きい声を出しました。
・
・
・
モ『なにっ!?』
茜「どうされました?」
・
・
・
エ『・・・ここどこ?』
・
・
・
こちらこそ知りませんけどーーーー(^∇^)!!
・
・
・
車止めて、ナビ起動しました。
・
・
・
ナビいるんかい!!!!
・
・
・
ナビを見ながら、来た道をしばらく戻る。
・
・
・
エ『あー!この道や、わかった!!』
と、ナビを消す。
・
・
・
消さんでも。
・
・
・
ニセコに向かいながら、前の席の2人は
フルスピードで喋って、大笑いしてる。
登場人物知らん人ばっかりで、
聞いても意味わからん話やけど、
2人の会話がテンポ良すぎておもろすぎて
私もわろてまうねんけど!!!
・
・
・
ほんで、週4、週5とかで会ってるはずやのに、
まだそんなに喋ることあんの!?
ほんまに、ノンストップで喋り続けてる。
・
・
・
どこにも寄らず、
車も会話も小休止なし。
取り急ぎ、ニセコに着きたいっぽい。
・
・
・
会話に入る隙間ないし、
このニセコへの歩みを
絶対に止めてはならないとわかるので言い出せてないけど、
飛行機着陸前からずっとトイレ行きたい。
・
・
・
ナビ消してるからあと何分で目的地に着くか、
さっぱりわからんけど、我慢しかない。
・
・
・
車はどんどん山道へ。
・
・
・
途中、左側に鹿が居ました!
珍しいことではないのか、前の2人は喋り続けて無反応。
・
・
・
私は、野生動物にテンション上がって、
茜「鹿も普通にいるんですね!」
と言うと、
・
・
・
モ『えっ!?どこ!?』
茜「左側に居ました」
エ『そう言うことははよ言えよ!』
・
・
・
めずないんかい!
・
・
・
すぐにまた、左側前方に鹿が2頭見えたので
喋ってる2人に、
茜「鹿です!左前方、2頭!!」
と、使徒襲来みたいにお知らせ。
・
・
・
モ『・・・。』
エ『・・・。』
通り過ぎるまで、黙って鹿を見てはりました。
・
・
・
あ、2人って、黙ることも出来はるんや(^∇^)
・
・
・
山道を抜けると、街っぽくなってきました。
・
・
・
モ『もう、ニセコやで〜。
セイコーマート、新しくできたホテル、世界で一番売れてるバートン(スノボブランド)。ここの寿司屋は高かった』
と、順番に案内してくださる。
・
・
・
茜「建物がめっちゃ綺麗でおしゃれですね!」
・
・
・
街がめっちゃ綺麗!
雪の白さに照明とかが反射して、
街中がキラキラしてる。
歩いてる人も外国の人が殆どで、
外国に来たみたい!
・
・
・
モ『茜初めてやし、せっかくやからこっちから回って行ったげよ』
と、イルミが綺麗な坂道のメインストリートみたいなところを通ってくれました。
めっちゃやさしい!!!!
急いではるはずやのに!!
・
・
・
モ『ほら、このハート写真撮りや!』
と、教えてくれた先には、
ピンクに光るハート♡に
NISEKOって書いたモニュメント!
絶対に昼より夜の方が綺麗なやつ!!
慌ててカメラモードにして、
カシャ!
カシャ!
(ブーン)
カシャ!
(ブーン)
・
・
・
・・・。
・
・
・
車、止まってはくれへんねや。
・
・
・
ほな撮れるかぁ(^∇^)!!!!
ブレッブレの、ぼやっぼやや!!!
いいけど。
記憶で補正するからいいけど。
・
・
・
そこから近くの新しいホテルの駐車場に車が入っていく。
駐車場に車を停めると、
駆け足でホテルに入って行く。
この2人、ほんまずっと急いでる。
・
・
・
ホテル内に入ると、「はい、高い!」
と、1発でわかる、ラグジュアリーな良い香り。
高い匂いする。
・
・
・
いよいよ来ました、トイレチャンス!!
もう2時間以上我慢してる。
ただ我慢してるんじゃない。
2人のボケ倒してる話聞きながらの2時間。
チョビもれピンチ、何回もあった。
・
・
・
茜「モモコ姉すみません、トイレ行きたいです」
・
・
・
モ『挨拶してから、ね?』
・
・
・
あっぶね!
行けるもんやと思って、
下腹部の緊張感和らげてしまうところやった。
・
・
・
ガラス張りのキッチンを見ながら席に案内されます。
モモコ姉とエミちゃん先生、
キッチンの中におる人に手を振りながら進んでる。
・
・
・
政治家ですか?
・
・
・
中の人も、おぉ!みたいな感じで手を振り返してる。
・
・
・
全国の美味しいご飯やさん、全員知り合いなんですか?
・
・
・
席に到着すると、私も何度もお目にかかったことのある、
モモコ姉のお知り合いの社長さん達がいらっしゃいました。
・
・
・
急いでた理由、解明。
そら急ぐわ。
お待たせするわけにいかんわ。
・
・
・
ほんで、みんな大阪から来てるのに、お金持ちって、
飛行機乗る距離の旅行で現地集合するんや。
みんな一緒に出発する旅行しか知らんわ。
あと、同じ車乗るのに、
飛行機から車までの距離待ってくれへんのも知らん(^∇^)
・
・
・
このお店にも何回か来られたことのあるという、
モモコ姉とエミちゃん先生がテキパキ、
本当にテキパキ、
店員さんの筆記が間に合わないくらいに
2人がテキパキと注文してくれました。
・
・
・
モ『頼みたいのあったら頼み〜』
と、メニューを見せてくれましたが、
ゴチバトルですか?
と思うような、
値段がとんでもない数字してたので、
茜「またあとで言います」
と黙りました。
気軽に頼んでええわけない。
私のお財布やと、バターしか舐められへん値段。
・
・
・
飲み物は、社長さんが『美味しいよ』と教えてくれた、名前に羊蹄山が付いたビールにしました。
・
・
・
飲み物が到着しました。
・
・
・
・・・。
・
・
・
待って。
・
・
・
エミちゃん先生、
・
・
・
飲み物2発注文してるやん!!!
・
・
・
わらかしな!!
喉乾きとこちらのお店の提供スピードを見切ってか、
最初の注文から2発行ってる!
・
・
・
ほな、人待たせてたから急いでたとかちゃうやん!
性格やん!!
そら、モモコ姉と気ぃ合うはずやん!!
・
・
・
楽しく乾杯したあと、
隣に座ってたモモコ姉が、
モ『トイレ行こか?』
と声をかけてくれました。
・
・
・
ん?モモコ姉も?
と思いながら、席を立つ。
・
・
・
トイレに向かっていると、
・
・
・
モ『やっとトイレ行けるな!空港からずっと我慢しててん』
・
・
・
!!!!!!!!!!
・
・
・
うそやろ!?!?
ちょっとっ!!!!
勘弁して!!!!!
・
・
・
あんな喋って大笑いしてたのに、ずっとトイレ我慢してはったん!?
病気なるて!!!!
・
・
・
ほな私が車内で「トイレ行きたい」と申し出ても
絶対無理やったやん!!!!
・
・
・
やっと、用を足して、トイレから出るも、
すでに、他の個室は空室でモモコ姉の姿無し。
・
・
・
全てがはんやーーーーー!!!!
・
・
・
トイレから廊下に出ると、
トイレの横にある、外に出られるドアの外から
白い壁の前でモモコ姉が手を振っていました。
・
・
・
外に出ると、白い壁は、雪でした。
積もりすぎーーーーー!!!!
北海道に来て、はじめて雪に触れ、
はじめて落ち着いて外気を吸えました。
冷たくてめっちゃ気持ちよかったです。
・
・
・
席に戻り、改めてテーブル上を見ると、
・
・
・
各席にお箸・フォーク・スプーン・ナイフと別に、
1人に1つ、取り分ける用の指先サイズのトングが
置かれていました。
・
・
・
すーごいホスピタリティ。
・
・
・
まず、パンとバターがシェアする感じで届きました。
バターはトリュフバターでした。
・
・
・
ここで前言撤回。
このバターは私の財布では払えない方のバターです。
すみません。
もう、なにもかも払えません。
・
・
・
わたくしのような、下々の者にも、
好きななだけどうぞという感じで
パンとトリュフバターに手を伸ばす順番が来ました。
・
・
・
私と同じようにトリュフバターが何か知らない方のためにご説明申し上げますと、
52枚入りのトランプくらいの大きさの白皿に、
上5ミリ残したところまでミチミチにバターが入っていて、
その上に大変細かくなったトリュフがすり切り一杯入ってるものでございます。
・
・
・
パンにトリュフバターを遠慮なくつけていただく。
・
・
・
・・・っっっおいっっしっ!!!!
・
・
・
美味しすぎて、唾液が止まらん!!!
・
・
・
下顎いったーーーーーーー!!!!!!
・
・
・
唾液の分泌が追いついてなくて、下顎痛い!!!
・
・
・
最高すぎる!!!
・
・
・
お料理がどんどん届きます。
・
・
・
【熟成ジャガイモと喜茂別ラクレット】(倶知安540)
北海道の芋と、チーズが美味しないわけがないやんか!!!
倶知安540は「くっちゃんごーよんまる」と読み、収穫後540日寝かせて熟成させたジャガイモとのこと。
・
・
・
一年以上も?
・
・
・
すごない?
・
・
・
500日でなく550日でもなく
540日が一番美味しいに行き着いたの、すごない?
・
・
・
ねっちりほっくりしてて、旨味がすごい!!
香りもいい!!
もう、ほんと頭抱えるくらいめっちゃ美味しい!
・
・
・
【オニオングラタンスープ】
・
・
・
蓋付きの壺みたいな入れ物に入って登場。
・
・
・
スープに浮かぶパンとチーズと一緒に、
いただく。
・
・
・
っっっつつっ!!!!!
・
・
・
っっあっつぅーーーーー!!!!!
・
・
・
ひと口目で、上顎がベロンベロンです!!!
・
・
・
でもそんなことよりめちゃくちゃ美味しい!!!
・
・
・
下顎も上顎も死んだところで、
美味しいもんは美味しい!!!!
・
・
・
【シーザーサラダ】
根菜のみならず、葉物野菜も美味しいんかい!
・
・
・
【大海老のアヒージョ】
大海老言うたかて限度があるやろ、
ほんまに大海老でどうすんねん、美味しすぎ!
・
・
・
【寿都産アオリイカのフリット 】
大葉と生姜とカラスミでそんなことしたら、
そら美味しいわ!
警察呼んで!
・
・
・
【彩り野菜のせいろ蒸し】
野菜の美味しさの基準が跳ね上がったんですけど?
今後の生活に支障出ぇへん?
・
・
・
【知床産鶏もも肉の炭火焼き】
(倶知安540、グリーンオータサラダ)
鳥も美味しいんかい!!
炭の香りと塩加減と鳥の旨みがたまらんねんけど!!!
ほんで、
倶知安540を添えてきてる!!!
あかんて!!!
倶知安540にそのポジションは役不足やって!!
・
・
・
【あの2人が勝手にリクエストしたんか、メニューに載ってない具沢山ナポリタン】
ケチャップじゃなくてトマトソースで、
具の野菜もベーコン?も仰け反る美味しさ!
・
・
・
ここら辺で、大人の皆さんは、
戦線離脱される方続出で
パスタ大皿2皿、さらえさせていただきました。
美味しすぎて余裕!
・
・
・
今日、家出る前に食べるか迷った昼ごはん、
抜いてきてよかった!!
空腹空港ダッシュの時は、
低血糖で死ぬかと思うたけど、
美味しすぎるご飯が無限に入る!!
・
・
・
味だけじゃなくて、
盛り付けもお皿たちもめっちゃおしゃれで、
本当に素敵なお店。
写真など、撮ってはならない空間だと思っていましたら、
・
・
・
モ『娘とかめっちゃ撮るけど、あんた写真撮らへんでええの?』
・
・
・
撮ってええんかい。
1個目のお料理で言うてくれよ。
・
・
・
悔しい。
・
・
・
今まで食べたお料理、もう一周して欲しい。
・
・
・
最後に別腹デザート2つ。
【チョコレートテリーヌ】
(苺ソルベ、ホワイトチョコムース)
【クリーミー セミフレッド】
(ピスタチオ、胡桃、マカダミアナッツ)
どっちもめっちゃ美味しい!
わたくしのような、下々の者は味の察しが付いてなかった
【クリーミー セミフレッド】
が、めっちゃ美味しかった!!
ナッツのゴリゴリ食感とクリーミーな感じが、
意味わからん美味しいハーモニー奏でまくり!
美味しすぎて意味不レッド!!!!
・
・
・
最高っ!!
・
・
・
シェフがご挨拶に来られ、
モモコ姉が
モ『お土産〜!』
と、月化粧を渡されていました。
なんか持ってると思ってたら!
お土産のチョイス間違いなさすぎ!
私、大阪におるけどたまに買うて食べてるわ!
・
・
・
お腹はち切れそうになりながら、
翌日の予定決め。
・
・
・
明日はみんなでスキー&スノボ!!
朝ごはんは各宿泊先からエミちゃん先生の別荘に集合して、
エミちゃん先生の手作り朝ごはんを頂くのが恒例らしく、
・
・
・
エ『何もありませんけど、来てくださいね。』
さっきまでガハガハ笑ってたのに、
急にしおらしくなった。何ごと?
・
・
・
モ『何時に来んの?』
社『9時にはスキー場行くやろ?だから7時半やな!』
モ『ほんまに来る時間言うて!前、来る言うてこうへんかったやん!エミちゃん、来る時間に合わせてご飯炊いてるねんで!』
社『8時半やな!』
エ『絶対来いよ!』
さっきのしおらしさどこ行ってん。
・
・
・
8時半で決着がついたところで、
社長さんたちはホテルへ。
我々はエミちゃん先生の別荘へと代行で移動。
・
・
・
ニセコにも代行あるんや!!!
・
・
・
道中、ここまでの景色や料理を思い返しつつ
エミちゃん先生の別荘に到着。
・
・
・
真っ暗やけど月が雪を照らして明るくて、
都会の夜の明るさとは違う、
静かに明るい森の中に立派な三角屋根のお家が建っていました。
・
・
・
あまりに素敵で車から降りて、お家を見上げながら、
茜「着いたばかりですけど、すみません。もう、また来たいです」
・
・
・
エ『・・・。』
モ『・・・。』
なんで無視すんねん(^∇^)
・
・
・
車から荷物を下ろし、玄関へと進む。
足音は、ザックザク。
・
・
・
おそらく玄関までは、
まず4段位階段があって、
その後家の壁に沿って軒下を進んで、
一番奥にドアがあるっぽい。
・
・
・
玄関ドアまでの道のりの原形がわからん位、
軒下にも雪が積もって詰まってる。
・
・
・
家主のエミちゃん先生が先頭で進みながら、
・
・
・
エ『わ!通れる!ちゃんとやってくれてる!』
どうやら、玄関までの雪かきを現地のどなたかにお願いしてたっぽい。
・
・
・
生協のコンテナを四つ重ねた位ある大きいスーツケースをゴリゴリ引き摺りながら進んではる。
・
・
・
そのあとを私が進みます。
雪が階段っぽくなったところを上がり、
そのあとまっすぐ行くかと思ったら、下ってる。
・
・
・
エミちゃん先生ドカンドカンとスーツケースぶつけまくりながら下ってる。
少し後ろを続く私。
・
・
・
茜「うわぁっ!!」
ひっくり返りそうに滑る。
・
・
・
エ『そこ滑るから気をつけて!』
教えてくれるん、遅いって(^∇^)
・
・
・
後ろから来るモモコ姉に
茜「お姉さん、ここ滑りますから!」
・
・
・
モ『わかった! ・・・っうわぁ!!』
・
・
・
もうええわ!(^∇^)
・
・
・
玄関に到着。
茜『お邪魔します!』
・
・
・
ここで勝手に間取り紹介。
玄関入って右側に洋室、左側にリビング入り口。
リビング入って、左側に床の間のある和室。
リビングとダイニングが広々続いていて、
どかんとソファのあるリビングには2階へ続く階段。
6人掛けのダイニングテーブルの右には、
大きくて広々キッチン。
玄関横の洋室の隣はトイレ。
その隣のドアは、広々洗面とお風呂。
洗面入って左にある扉はキッチンに続いていて、
一階は回遊できるようになってる。
屋根と壁だけある別荘じゃない!!
不都合が何もない!!
・
・
・
モ『2階はエミちゃんの部屋やねん。私、あっちの部屋使うから、茜、和室使い〜』
・
・
・
1人1室ーー!!
最高ーーー!!!
・
・
・
モ『お風呂も入りたかったら入っていいで』
・
・
・
誰んちにお邪魔したんかわからんやりとりをして、
遠慮なくお借りし、
洗面所からキッチン側の扉を開けると、
エミちゃん先生が朝ごはん用にゴボウのささがきをしていました。
・
・
・
茜「何か手伝います!」
エ『ええねん、大丈夫!』
茜「いや、でも、」
エ『ほんまに、ほんまに!』
ほんまにを2回言う時はほんまにほんまの時。
・
・
・
モ『茜、こっち来てこれしい!』
とモモコ姉が出して来たのは、
乗って来た飛行機の機内誌でした。
・
・
・
モ『これ!』
どれ?
・
・
・
モ『この間違い探し!!』
・
・
・
なんでニセコまで来てそんな事せなあかんねん(^∇^)!!
・
・
・
他にやることもないのでやってみる。
ダイニングにある、初めて見るサイズとタイプの
暖房器具の前の一番暖かいところに陣取って座る。
灯油?ガス?
ストーブ?ファンヒーター?
めっちゃデカくて温い。
・
・
・
モモコ姉が冊子から間違い探しのページを切り離してくれる。フリーハンドで。
・
・
・
ビリビリビリ・・・。
・
・
・・・。
・
・
・
んもーーーーーー!!!!
ガッタガターーー!!!!
冊子の綴じてる部分にまぁまぁ持っていかれたけどー!?
・
・
・
間違い、1個くらい、そっちにいってない!?
絶対O型やん!!
父O型、母O型、代々O型のO型やん!
・
・
・
茜「間違い、そっちにないですか?」
モ『うん!ギリセーフ!!』
ほなギリのとこに一個はあるやん。
・
・
・
モ『7つ間違いあるけど、めっちゃむずかしいから!』
茜「わかりました!」
・
・
・
・・・。
・
・
・
間違い、なくない?
・
・
・
茜「え?7つもありますか?1個もないんですけど!」
モ『な!?難しいやろ?7つあんねん!』
・
・
・
激ムズと言われてるサイゼの間違い探しの比じゃないくらいむずい!
1時間弱かかって、6つ見つけられたけど、
あと1つは絶対ない!
・
・
・
茜「6つしかないです!」
モ『ギブ?』
茜「ギブ!」
モ『どこわかったん?』
見つけた6つ指差し。
モ『おおぉ〜!答え言うていい?』
茜「ください!」
モ『聞いたら腹立つで?』
茜「えっ」
モ『ここ!』
・
・
・
・・・。
・
・
・
・・・ほんまや。
・
・
・
茜「腹たつーーー!!」
にくたらしい間違いかたしてる!!
・
・
・
モ『わっはっはっは〜。エミちゃんもやって、めっちゃむずいから!!』
・
・
・
明日の段取りが終わったのか、
エミちゃん先生がダイニングへ来られました。
・
・
・
エ『これ?間違い7つ?オッケー!』
と、紙とペンを持参。
30分はかかると思われるので、
リビングとの間の襖を開けたまま、
押し入れから自分の布団類を出して、
布団を敷いて、シーツやって、毛布敷いて、
掛け布団にシーツ括りつけて、
・
・
・
エ『出来た!』
まだ4分位しか経ってない。
そんなわけない。
・
・
・
茜「7つ全部ですか?」
和室から聞く。
・
・
・
エ『うん!』
和室から出て見に行く。
・
・
・
紙に7つ書き出してるのを答え合わせ。
・
・
・
こーわ。
・
・
・
7つ全部合ってるやん。
・
・
・
私が最後までわからんかったやつ、
2番目に見つけてる、こーわ。
・
・
・
これぞ変人の極みっていう回答の早さと正確さに、
ニヤニヤしてたら
・
・
・
エ『なにわろてんねん!』
と怒られました。
・
・
・
茜「凄過ぎて、笑うやろ、こんなんもん!」
・
・
・
エ『じゃあ、私、寝るから!』
そういえば、モモコ姉もお茶煮出したりウロウロしてたけど、いつの間にか姿がない。
・
・
・
茜「はい!おやすみなさい、明日もよろしくお願いします!」
・
・
・
ダイニングの暖房器具で家中を温めたままにされるというので、
和室の襖を開けたまま就寝。
・
・
・
ニセコ2日目
・
・
・
夜中に1度も起きることなく、目覚めました。
あの2人の話声で。
・
・
・
どうしよう!!!
まだ7時過ぎやのに、
昨日の空港からの車中と同じテンションで喋ってる!!
・
・
・
茜「っおはようございます!!」
・
・
・
エ『おはようございます〜』
モ『おはよう!茜まだ寝といてええで〜』
寝れますかいな!!
ほんで、モモコ姉はメイクももう仕上がってる!
・
・
・
これやからショートスリーパーは!!
・
・
・
飛び起きて、布団軽く畳んで、
洗面所ダッシュして、洗顔して和室に戻る。
ふと、障子の窓を開けて、窓ガラスを開けてみる。
・
・
・
太陽が出ていて風がなくて、寒くない。
鳥の鳴く声も聞こえて、山の朝という感じ。
・
・
・
気分がいいので、窓ガラスだけ閉めて、
窓の外を見ながら化粧。
いつものことながら、コンパクトについてる極小鏡で
化粧してたら、
モモコ姉が肩まで見えるくらい大きい鏡を持ってきてくれました。
やっさし!!!
・
・
・
とっとと、化粧を終わらせてダイニングに戻る。
エミちゃん先生は料理してて、
モモコ姉は箸置きとお箸並べたりお皿並べたり。
私は、洗い物してみる。
・
・
・
エミちゃん先生のお料理でダイニングテーブルの上がどんどん賑やかになっていきます。
・
・
・
モ『来たでぇ〜』
外を見ると車が止まっていました。
社長さん達登場。
時刻は8時15分!!!!
早っ!!
・
・
・
全員『いただきます〜!』
・焼きたてふわっふわジューシーだし巻き卵
・具沢山ひじき煮
・何かしらの菜っ葉の煮浸し
・何かしらの野菜の炊いたやつ
・じゃが芋にイカの塩辛乗せたやつ
・牛肉と牛蒡を炊いたやつ
・半生加減が最高焼きたらこ
・ちりめんじゃこを何かしら美味しくしたやつ
・炊いた筍に木の芽乗せて見た目がもう美味しいやつ
・各椀に茗荷を散らす係をさせてもらった味噌
・炊き立てご飯
ご飯が1人ごん合要るおかずのラインナップ!!!
めちゃくちゃ美味しい!!!
・
・
・
味はもちろんやけど、
彩りも綺麗すぎる!!
エミちゃん先生、天才すぎる!
昨日の夜の
エ『何もありませんけど、来てくださいね』
は、いよいよ何の保険やったんや!
・
・
・
後片付けして、着替えたりの身支度。
・
・
・
モモコ姉が押し入れからウェアをチョイスしてくれ、
モ『あんた、若いからこれ貸したるわ』
と、白いふわふわニット帽と揃いのネックウォーマーを貸してくれました。
助かる〜!
若くて良かった〜!
数えで43やけど、助かる〜!
・
・
・
準備してたら、社長とモモコ姉とエミちゃん先生が、
社長達は明日帰るので一緒に帰るかどうか話してる。
モ『私らも明日帰ろうか』
エ『そうしましょう』
モ『明日の最終やったら株主優待の席空いてる!』
エ『それにしましょう。コインでアップグレードも出来るはず、モモコさんも絶対出来る!』
モ『パパ(ご主人)優待券持ってないかな」
エ『私、家にあったと思います!(夫)ちゃんに頼んで写真送って貰います!』
モ『予約出来へん!Vパスワードいるって何?』
エ『VISAは厳しくなったんですよ』
社『心当たりのあるやつは?』
モ『2つ入れたけどあかんわ。予約でけへん』
・
・
・
私に関係ない話ではないので、一応聞いてる。
モモコ姉の航空系カードで支払うのも、
株主優待の登録も後から出来るので、
とりあえず席だけでも押さえた方が良いのでは?
と思い、
茜「予約だけ私やりましょうか?」
モ『やって!』
アプリに私の情報は登録済みなので、
モモコ姉の航空系カードを見せて貰い、
マイレージクラブ番号も登録して2席予約。
モ『これで払える?』とカード番号を入力。
茜「Vパスワード言うてます」
エ『だから無理なんやって!』
モ『アップグレードできる?』
茜「28,000円て出ます!」
エ『コインでやるんやって!お金払ったらいつでもできるでしょうが!あとでコールセンターに電話します!」
モ『ふーん。ほな茜払っといてくれてもいいで』
グレードあげるために、モモコ姉のカードで決済せんでええんかな?と思いつつ、
エミちゃん先生が、茜&モモコ姉の分かってない2人相手にしてヒートアップしてきたから、
もう要らんこと言わんといた(^∇^)
・
・
・
各々がエミちゃん先生の別荘の
置きウェア、置き板、置き靴を着て持って車へ。
私が始めてのニセコということで、
社長さんが一番豪華なスキー場に行ってくれることに!!
・
・
・
社長さん達の車の後ろを
モモコ姉とエミちゃん先生をお乗せして、
私の運転で付いて行きます。
・
・
・
車道以外、雪積もりまくりの北海道で車の運転、
最高体験やんか!!!
天気もすごくいいので道路の正面にとても綺麗な羊蹄山が見える!!
自然が綺麗すぎて気分が良すぎる!
・
・
・
運転席の後ろに座っていたエミちゃん先生が、
スピーカーにして航空券のコールセンターに電話し始めました。
・
・
・
しばらく経って、オペレーターさんに繋がり、
エ『すみません、何点かお伺いしたいんですけど、』
モ『明後日を明日に変更!』
エ『すでに予約してるんですが、』
モ『明後日を明日に変更!』
・
・
・
助手席のモモコ姉が電話に参加しだした!
私、口角と頬肉上がって視界狭なってる!
エミちゃん先生にも、オペレーターさんにも絶対に邪魔な存在!!
・
・
・
エ『お静かに♪』
エミちゃん先生がモモコ姉によそいきの注意。
・
・
・
エ『まず先ほど予約したんですが、出発の何日前からかアップグレード出来ると聞いたんですが出来ますか?
明日の予約分を。あ、明後日分はキャンセルで、
モ『明後日を明日に変更!』
・
・
・
この一言が逆鱗に触れ
・
・
・
エ『おまえうっさいんじゃあぁーーー!!!!』
・
・
・
と、激昂。オペレーターさん置いてけぼり。
・
・
・
モ『ぎゃははははっはは!!』
茜「ぎゃははははっはは!!』
・
・
・
もう、最悪(^∇^)
オペレーターさんかわいそう!!
ハズレの電話すぎ!!
・
・
・
その後、一言でも発したら
ほんまに怒られそうなので、黙る。
・
・
・
エミちゃん先生の用事が終わり、
電話をモモコ姉に代わり、
モモコ姉から私に代わり、
無事に、
エミちゃん先生とモモコ姉はアップグレード出来、
しかも横並びの席にして貰い、
私は、空いてた2人の席の1列後ろの普通席の最前列にして貰って、
帰りの飛行機から降りる時に待ってくれへん事態を回避。
・
・
・
モエ茜『「ありがとうございました〜」』
と切電。
・
・
・
茜「こんな電話絶対取りたくない」
エ『うっさいねん、ほんま」
モ『あはははは〜』
・
・
・
信号も殆どないので、前の車に引き離されることなく
いい感じでついて行ってたら、
エミちゃん先生が、
エ『左左左左ひだりいぃーーー!!!!!!』
と大絶叫。
・
・
・
!!!!!!
勘弁してよ!!
心臓止まるって!!!
・
・
・
茜「・・・ここを左ですか?」
エ『そう!あいつらどこいっとんねん、ほんま!』
と怖い台詞をバックミラーの中でニコニコ顔で言うてました。
・
・
・
感情が、わからないのですが(^∇^)?
・
・
・
エミちゃん先生の言う通り進んでいくと、
新しくてお値段お高いです!!と見た目で分かる建物が見えてきました。
・
・
・
モ『どこに停めてええんやろ、内藤さん(仮名)返信ないわ』
エ『電話したら?』
モ『おはよう、どこ停めてええの?レジデンスの方ね!はい!茜、まっすぐやわ』
・
・
・
真っ直ぐ行って見えてきた建物の案内板に書かれていたのは、私でも聞いたことのある、パークハイアットでした。
・
・
・
レジデンス側の駐車場に停める。
レジデンスっつーことは、
ニセコのパークハイアットは、ホテルだけじゃなくて
住宅もあるってこと!?
めちゃくちゃやんか!
・
・
・
社長さん達の車はまだ来ないけど、
降りて準備しようとしたら、
エ『待って、ハナゾノの前まで車で行った方が良くない?』
モ『そうしようか!』
と、移動することに。
話の全貌が全く分からん。
内藤さんという方に断らんと発進してるけどええんかな?と不安になるも、
言われるがままパークハイアットから車を発進。
・
・
・
スキー場入り口の正面の駐車場に着いて駐車。
・
・
・
天気がいいので、雪が溶けて駐車場全体がぬかるんでる。
何をどうやっても、泥々の上を歩くことになる。
・
・
・
こんなこともあろうかと、
私、一番ボロくてどうなってもいい靴履いて来てる!
リュックに引き続き、ナイス判断!!
昨日の夜ご飯でいきなりおしゃれなお店行った時は、
靴脱いで裸足で歩きたかったけど!
・
・
・
モ『地面べちゃべちゃやから汚れんように気をつけや〜』
・
・
・
茜「はい!でも、捨ててもいい靴で来ました!」
・
・
・
モ『ほなくれ』
・
・
・
????ほなくれ????
・
・
・
茜「え?」
・
・
・
モ『捨てるならくれ』
・
・
・
茜「何しに要んねん!!」
・
・
・
モ『あと一回履いてから捨てる☺️』
・
・
・
!!!!!!!!!!!
・
・
・
茜「ぎゃーーっはっはっはっはっっはっはっ!!!
っはっはっはっはっ!!!!」
・
・
・
しんどい!!
しんどいしんどい!!
まだスキーやってないのにもうしんどい!!!
勘弁して!!!!
笑い過ぎてしんどい!!寝込みたい!!!!
・
・
・
・・・え?
ええ?
今、何て言うた?
まさかね?
私の聞き間違いやんな!?
と思って聞き返したけど、
一言一句聞き間違いじゃなかった!!
・
・
・
モモコ姉が節約家というのは周知の事実やけど
まさか、ここまで筋金入りやとは!!
もったいない精神がすごすぎる!!
SDGsすぎやろ!!!
『ほなくれ』
この4文字で環境活動の3Rの内、
Reduce(ゴミの削減)
Reuse(再利用)
の2つやってるやん!
エコ過ぎておもしろいねんけど!!
・
・
・
でもさあ、後輩芸人が
履き潰して履き潰して、
もう捨ててもいい!と思って履いてきた靴が
ドロドロになったやつ、要る?
『あと一回履いてから捨てる』
の一回が、今やねん!!!!!
・
・
・
ほんで☺️って顔やめて!!!!
ちょっとニヤけながら、
笑われる覚悟決めた顔すんのやめて!!!
・
・
・
笑い過ぎて、視界もよく見えてないし、
足腰に力入らずぬかるみでザーッと転びそうになりながら、
ぬかるんでないところまで移動して、
社長さん達の車を待つ。
・
・
・
茜「ヒーヒッヒッヒっ、ほなくれて、、!」
・
・
・
モ『いつまでわろてんねん』
・
・
・
いつまでも笑うてええやつやろ!!
・
・
・
グスグス笑いながら10分ほど待って、
社長さん達合流。
いざ、スキー場へ!
やってきたのは
【ニセコHANAZONOリゾート】
・
・
・
茜ぴん、高校1年の修学旅行以来、
27年ぶりのスキー場です!
うれしいいいいいいいい!!!!!
・
・
・
通っていた、高知県の高校の修学旅行は長野でスキーでした。
出発の前日に当日持って行く荷物持って登校して、
忘れ物、違反品の持ち物チェックしたこと、忘れてません。
一旦家に持ち帰って、翌日同じ荷物持って登校して出発したで。
しんどいだけでこれ意味ある?って、当時すごく思いました。
・
・
・
体育館で新幹線に乗る練習したこと、忘れてません。
体育館に新幹線の座席と同じようにテープ貼って枠作って、
先生の吹く笛が鳴ってから各班1分以内に決められた座席(枠)におらんかったら、
何回もやり直ししたで。
『新幹線に乗り遅れたら、もう長野には行けません』
って何回も言われたけど、大人になったからわかる。
全然そんなことなくない?
田舎の汽車の時刻表しか知らんから納得して聞いてたけど、全然行けるくない?
・
・
・
出発当日は、朝、登校してバスで岡山駅まで行って、
岡山駅から練習通り新幹線に乗って新大阪駅へ。
『◯号車にグッチ裕三がおる!』
という噂が回ってきて、
変わるがわる見に行ったけど、グッチ裕三おらんかった。
ガセ情報でした。
生々しいガセやめてよ。
新大阪駅からバスで長野へ。
・
・
・
スキー場と目の前のホテルの行き来のみで
1週間スキー。
・
・
・
朝食
スキー
昼食
スキー
夕食
就寝
のペースで毎日スキー。
4組の女子が、朝部屋の窓を開けたままスキー行ってもうて、
夕方戻る頃には、もうどうしようもないくらいに部屋中凍らしてた。
・
・
・
毎日悪天候で、猛吹雪の中のスキー。
死にたくないので、全員嫌でも上手くなる。
・
・
・
景色も何も見えてない。
真っ白なだけ。
銀世界とかじゃない。
真っ白。
・
・
・
売店とかも何もなくて、
あるのはリフトと斜面のみ。
登って降りる、登って降りる、だけ。
・
・
・
たまに強風でリフト揺れてちょっと怖いだけ。
・
・
・
野生動物保護地区かなんかやって、
ゲレンデでお馴染みの、爆音流行りのJ-POPも流れてなくて、
無音。
無音のスキー。
真っ白で無音のスキー。
夢のなかの出来事やったんかな?
・
・
・
そんなことを思い出しながら、
ゲレンデ方面に向かうモモコ姉の後ろを歩く。
・
・
・
モモコ姉が持ってる自前のスノボの板見たら、
【暴力追放運動実施中】
って書いたステッカー貼ってる。
どこで勝手に実施してんねん。
・
・
・
普通は、おしゃれスノボブランドのロゴのシールとかを貼るんじゃないの?
好きにしたらええけど、全部漢字のステッカーて。
ヤンキーやん。
内容真面目なこと言うてるヤンキーやん。
・
・
・
ゲレンデまでの途中に
全国の恋人岬と言われるようなところにありそうな、
鐘があり、
さらに先には、
ルイヴィトンのロゴの入った、
インドの宮殿の1番上の、
おぼっちゃまくんの頭みたいな形のテントがありました。
なんと、スキー場に出してる、
ルイヴィトンのポップアップストアでした!!!!
どこで店してんねん!!
ポップすぎ!!
スキーしに来たついでにヴィトン買う人がおるってこと!?
セレブスキー場やん!!!
・
・
・
さらに進むと、おしゃれな建物があり、
モモコ姉は躊躇うことなく、その建物に入って行きます。
続いて入っていくと、そこはおしゃれなレストランでした。
・
・
・
スキーは??
スノボは??
・
・
・
レストランの二重扉の中は、
正面に二階客席へと続く階段があって、
階段の左手にお酒も置いてるバーカウンターがあり、
右手にはレストランでした。
バーもレストランもセルフサービスになってる。
席はご自由にどうぞという感じ。
・
・
・
ちらっと見えた、たこ焼きの値段
1300円て書いてた!!
たっかーーーーー!!!!
・
・
・
4人掛けの丸いテーブルに陣取り、
6時に私
9時にモモコ姉
12時にエミちゃん先生
の位置関係で椅子に座って、社長さんたちを待ってると、
知らない男性が近づいてきました。
私より若干年上でお上品そうな見た目。
・
・
・
モモコ姉も迎え入れてるかんじで、知らん人では無さそう。
その人が会話できる距離まで来られた時に、
モモコ姉がその方に言った一言目が、
・
・
・
モ『あんたおったら社割使える?』でした。
・
・
・
この方どなたか存じませんけど、
一言目絶対それちゃうやろ!!
・
・
・
モ『座りや〜』
とモモコ姉に促され、
男性が空いてた3時の席に座ろうとされた時にご挨拶。
モ『この子、吉本の後輩やねん。娘来られへんなったから代わりに来れてん』
茜「茜チーフです、ラッキーガールです」
男『パークハイアットの内藤です。よろしくお願いします』
・
・
・
パークハイアットぉぉぉぉ!?
!?!??!?
・
・
・
さっきの車停める時のモモコ姉の電話の相手の方!?
パークハイアットの【内藤さん】(仮名)やったんや!
・
・
・
立派な会社にお勤めで
ハイシーズンでお忙しいでしょうに、
そんな方に開口一番聞いた言葉が
『社割使える?』
って信じられへん(^∇^)!!
・
・
・
『結局車をスキー場の前に停めた』報告をしていたら、
社長さんたちも来られ、
内藤さんと面識がお有りのようで挨拶されたあと、
全員椅子に座りました。
・
・
・
モ『ハイボールの人〜?』
・
・
・
え?
何の集計?!
居酒屋?!
スキーは?
スノボは?
・
・
・
ほんで何より、まだ朝10時やけど!?!?
まだ着いただけやのに飲むかあ!!
・
・
・
数名、挙手
・
・
・
あ、飲むんや。
・
・
・
モ『あんた飲み物何もいらんの?』
茜「今は要りません」
・
・
・
喉も乾いてないし、たこ焼き1300円の店で、
私が飲んでええもんなんてない。
・
・
・
社長さんとモモコ姉と内藤さんがバーカウンターへ買いに行ってくれる。
・
・
・
それぞれ頼んだ飲み物が配られてる中、
持ってたコーラのペットボトルを席に置いて、
内藤さんがどこかへ。
・
・
・
目で追うと、再度バーカウンターで何かを話されてる。
帰ってくる手には、空のグラスを持ってはりました。
・
・
・
さすが、パークハイアット様。
グラスに移し替えて飲むんや〜。
お上品やなあと思ってたら、
席に座り、
ペットボトルの蓋を開け、
グラスに注いだコーラを、
私に差し出してくださいました。
!!!!!!!!!
・
・
・
パーク!!
ハイアットーーーーーーー!!!!
・
・
・
しょうもない遠慮してるのを見抜かれていたのか、
当たり前のように笑顔で渡してくださいました。
パークハイアット様ーーーー!!!
・
・
・
全員『乾杯〜!!』
・
・
・
まだ10時やけど。
・
・
・
そこから談笑が始まる。
モモコ姉のおもしろいジャガイモの話で
朝から腹痛い。
・
・
・
・・・。
・
・
・
30分経過
・
・
・
引き続き、爆笑談笑。
・
・
・
・・・。
・
・
・
あ〜ー・・・。
・
・
・
そうか、そうなんや・・・。
・
・
・
お金持ちの人って・・・
・
・
・
リフト券の元取ろうとしたりせえへんねや・・・。
・
・
・
汗かいて息切れるくらい、
登って降りて、登って降りてってせえへんねや。
・
・
・
ゲレンデを見ながらお酒飲んで談笑して、
せかせか登って降りてしない!!
これが余裕のある人の楽しみ方なんや!!!
・
・
・
でも私27年ぶりやからどんだけ滑れるかわからん。
いきなり上のコース誘われても無理かも!!
モモコ姉のジャガイモの話、あと2時間聞きたいけど、練習しとかな!!
・
・
・
モモコ姉に耳打ち。
・
・
・
茜「あのぉ〜、私、今のうち練習で滑ってきてもいいですか?」
・
・
・
モ『何してんの、はよ行きぃや!』
・
・
・
ほな、おもろい話せんとってくれ!!
聞き続けてまうから!!!
・
・
・
エ『一番こっちのとこが初心者コースやから!』
・
・
・
と教えて貰い、
スキー靴に履き替え、
レストランの前に立てかけていた、
スキーの板を履き、ストックを持って
初心者コースへ向かう。
・
・
・
初心者コースの斜面には、
蛍光オレンジの上下を着た先生に、
生徒の子供達が2、3人くっついてるスキー教室のチームが何チームか居ました。
・
・
・
初心者コースにはリフトはなくて、
ビニールハウスみたいな見た目の中に
ベルトコンベアが走ってて、
それに乗ってスキー板を履いたまま上まで運んで貰える。
セレブスキー場、さすがやん!!
・
・
・
私、小学生の時連れて行って貰ったスキー場では、
降りる度にカニ歩きで自力で斜面上がってたで。
はよリフト乗りたくて、めっちゃスキー頑張ったわ。
・
・
・
早速、ベルトコンベアへ。
5メートル間隔で乗るように指示あり。
・
・
・
先生
外国人の子ども
外国人の子ども
茜
・
・
・
の順番で等間隔で乗る。
・
・
・
回転寿司の気分。
・
・
・
上まで着いたら、
左に出て、斜面を滑り降りられるようになってる。
・
・
・
先生、左へ。
・
・
・
1人目の子、左に進もうとするも、
スキー板履いてるのに普通に歩こうとして、
こける。
・
・
・
ベルトコンベア、止まらず。
え!
こわっ!!
・
・
・
2人目の子、微動だにせず。
ベルトコンベアの流れに身を任せたまま
1人目の子の上に重なってってこける!
もう、ぐっちゃぐちゃ!!
・
・
・
ベルトコンベア止まらず!
こわいこわいこわい!!
・
・
・
茜「無理無理無理!!」
たまにネットで流れてくる、
回転寿司屋のレールのカーブで
寿司皿が重なって詰まってる写真が頭をよぎる。
この子らの上に私が重なったら、
絶対誰か怪我するやん!
・
・
・
もうぶつかる!って時に、
後ろ向けに滑り出すかもしれんし、
どうなるかわからんけど、
ベルトコンベアの外の歩けるスペースみたいな所に
よっこいせと逃げる。
・
・
・
よかった!
滑らず、立っとける!
・
・
・
先生が走ってきて、
緊急スイッチみたいなの発動させて、
やっとベルトコンベア停止。
・
・
・
絡まり合ってる子供達が解けて、
私もようやく斜面へ。
先に怖い思いをしたからか、
上から斜面を見ても恐怖心なし!!
・
・
・
スキー教室の子どもたちの間を
三つ編みおばさんが1人滑っていく。
・
・
・
余裕!!
滑れる!!
体が覚えてる!!
楽しい!!
ブリザード、ブリザード!!!
・
・
・
滑り降りて、そのままベルトコンベアへ。
2回目も余裕で滑り降りる。
嬉しい!!
一旦、滑れた報告にレストランに戻る。
・
・
・
茜「余裕で滑れました〜!」
と報告。
・
・
・
モ『ゴンドラ乗った?』
茜「乗ってません」
モ『乗れよ!』
エ『上まで行けよ!』
と元気いっぱいに再度送り出される(^∇^)
・
・
・
ゴンドラは、板のまま乗れないので、
板とストック持ってゴンドラ乗り場へ。
・
・
・
自動改札みたいになってて、
いちいち券を見せなくても、
どこかしらのポケットに入れておいたら勝手に
ピッと感知して通してくれる。
セレブー!!
・
・
・
混んでなくて、ノンストップで乗り場へ。
・
・
・
見たことある柄のゴンドラ来た。
・
・
・
LOUIS VUITTONのモノグラム柄のゴンドラでした!
セレブーーー!!
・
・
・
乗り場で係の人にスキー板を渡したら、
ゴンドラに付いてる傘立てみたいなのに立ててくれ、
遊園地の観覧車乗る感じで乗り込む。
・
・
・
椅子もプラスチックの椅子じゃなくて、
合皮かなんかで座り心地良くて寝そう!
めっちゃセレブ!!!
・
・
・
山の中腹まで来た時に、
ゴンドラを降りることが出来たので
一旦ここで降りる。
・
・
・
降り際に渡されたスキー板を履いて、
斜面へ。
いざ!!
・
・
・
気持ち良ぉ〜〜!!!
天気が良くて風もなくて寒くない!!
山の麓の方まで綺麗に見渡せる!!
清々しい!!
心洗われる!!
なんか、見えてるもの全てが美しくて泣きそう!!
・
・
・
あっという間に滑り終わり、
もう一度ゴンドラへ。
・
・
・
心、漂白しながら2度目を滑る。
・
・
・
めっちゃ気持ちいい。
そろそろ、モモコ姉たち滑るかな?
と思い、レストランに戻る。
・
・
・
モモコ姉は午後から滑るとのことで、
上級者のエミちゃん先生と社長さんたちが、
ゴンドラではなく、リフトの方へ。
・
・
・
モモコ姉がトイレに行き、
内藤さんと2人に。
・
・
・
茜「お仕事抜けて来られてるんですか?」
内『今日は休みなんです』
茜「えぇ!?お休みなのにわざわざ朝から来てくださったんですか?」
内『いえいえ、モモコさんとエミさんには本当にお世話になってるんです!』
・
・
・
またや!!!
またそんなこと言うてはる!!!
『お世話になってるんです』
って、
あの2人の周りの人みんな言うけど、
あの2人はまじで何者なん(^∇^)!?
・
・
・
荷物番を内藤さんにお願いして、
私とモモコ姉は散策へ。
レストラン一周してみる。
カレー2000円〜
カニラーメン3800円
超強気な値段に、目ぇひん剥きながらモモコ姉と外に出る。
・
・
・
モ『写真撮って〜』
と言われて、
VUITTONのポップアップのテント前で
インスタとブログ用と思われる写真を撮る。
・
・
・
モ『一緒に撮ろう!』
と仰ってくれたので、
2日目にしてやっとモモコ姉と撮れました!
気ぃつこうて私からは言い出せませんでした!!
なんてったってモモコ姉NSC1期生で、
私NSC30期生なんで!!
29期先輩に言えますかいな!!
(表紙はこの時の写真です)
・
・
・
リフト側の広場では外国人の人が半袖になって
シャンパンで乾杯してる!!
外国やん!!
そこでも何枚か写真を撮ってから
内藤さんの所に戻る。
・
・
・
すぐに社長さんたち上級者コースのメンバーが戻って来られる。
上級者は直滑降の勢いで降りたのか、
この短時間で2発滑ったそう。すご。
・
・
・
社『昼行こ〜』
と皆んな荷物をまとめ出す。
レストラン、ここやけど?
と思いながらついて行く。
・
・
・
外に出て、初心者コースのベルトコンベア乗って
上に上がって、到着したのは、
ゲレンデの横にずっとそびえ立ってた、
パークハイアットニセコでした。
パークハイアットーーーー!!
・
・
・
内藤さんを筆頭にドロドロの靴のままホテルに入って行く。
いよいよこんな靴で来てええわけない。
絶対あかん。
このドロドロの靴は絶対あかん。
昨日夜のレストランはまだ履き潰しただけやった。
それでも脱ぎたかった。
今日はその履き潰した靴がドロドロになってる。
新しい靴あればすぐ捨てたい。
すぐ近くに欲しがってる人おるけど捨てたい。
内藤さんに引率されてなかったら、
本来この靴では絶対入らしてくれへんと思う。
・
・
・
内藤さんの顔パスでどんどん進んで、
ラグジュアリーなレストランに到着。
ノンストップで案内されたテーブルには、
もう、人数分の椅子とそれぞれお皿とカトラリーがセッティングされていました。
・
・
・
内藤さん!!!!
いつの間に!?!?
・
・
・
休みの日に朝から関西弁で連絡来て、
車停めるとこ用意して、
用意したのに車停めて貰えず、
合流して開口一番、社割使えるか確認されて、
荷物番してくれながら、
我々がすぐに座れるように職場にテーブルセッティン
グの手配の連絡をしてくれたんですか!?
仕事出来すぎやんか!!
パークハイアットすぎ!!
尽くしてくれすぎ!!!
・
・
・
惚れた女の弱みくらい尽くすやん!!
・
・
・
あの2人に命でも救われたんですか!?
・
・
・
テーブルから窓の外に羊蹄山がドカンと見えて、
本当に素敵な景色。
スタッフさんも外国人の方しかいなくて、
お客さんも我々以外は外国人ばかり。
外国に来たみたい!!
・
・
・
席に座っているとメニューを渡される。
でも、見ない。
見んでもわかるから。
私が選べるものなんて何もない値段が書いてあることが、もうわかってる。
・
・
・
モモコ姉とエミちゃん先生がテキパキと、
本当にテキパキ決めてくれる。
・
・
・
内藤さんは2人の注文を聞きながら、
外国人のスタッフさんに翻訳して伝えてる。
・
・
・
2人は
『これは2つ』
『これは1つ』
『これは2つやけどそれぞれ4つに切って』
とテキパキどんどん頼む。
・
・
・
内藤さん必死で翻訳。
スタッフさん必死で筆記。
念のため私も必死で聞いとく。
・
・
・
内藤さん、あの2人に一度も聞き返すことなく注文完了。
・
・
・
すごーーーーー!!!!
パークハイアットーーーーー!!!!
・
・
・
飲み物とお料理を待ってる間、
座ってる席から見える羊蹄山を撮ろうとするも、
逆光でうまく撮れず。
・
・
・
私の隣に座っていた内藤さんが、
内『外に出て撮りませんか?』
と聞いてくださいました。
パークハイアットーーーー!!!
・
・
・
茜「いいんですか?」
と、ありがたく席を立ったら
・
・
・
モ『もう一生来ることないねんから、いっぱい写真撮っときや!』
・
・
・
なにを勝手に決めつけてくれとんねん(^∇^)
・
・
・
茜「来るかもしれんでしょうが!(^∇^)」
と、言い返しながら、
内藤さんにテラスに繋がるドアを開けてもらい、
外に出て、
羊蹄山の綺麗に収まるベストポジションで
私と羊蹄山のツーショットを撮って貰いました。
・
・
・
インカメラにして、
私と羊蹄山と内藤さんのスリーショットも
撮りました。記念に。
・
・
・
中に戻ると、その一部始終を皆さん見ていたようで、
モエ『おまえら付き合うてんのか!(^∇^)』
と野次られました。
・
・
・
ここは甲子園球場の外野か!
・
・
・
みんなが座ってる後方のフロアの真ん中には
コの字型のカウンターがあって、
コの字の一辺がショーケースになってる。
ショーケースの中はキラキラとスイーツが並んでるのが遠目でもわかる。
・
・
・
茜「見に行ってもいいですか?」
と内藤さんに聞くと、
・
・
・
内『もちろん!どうぞ』
と、当たり前のようについてきてくれました。
はい、パークハイアット、パークハイアット!!
・
・
・
ショーケースの中にマカロンやケーキが等間隔に見目麗しく並んでいて、
ケーキにはPHのマークが入ったチョコのプレート付いてました。
・
・
・
・・・。
・
・
・
このPH知ってる。
・
・
・
ペーハーちゃう。
・
・
・
私でも知ってる。
このマーク、世界的なスイーツの店
・
・
・
ピエール・エルメや。
・
・
・
なんで知ってるかと言うと、
テレビの【林先生の初耳学】で
ギャル曽根さんがピエールエルメ本店に置けるスイーツを
修行して作ってたのを毎週必死で見たから。
だからPHのマークめっちゃ知ってる。
・
・
・
鎧塚先生、厳しくて優しくて最高でした。
・
・
・
あと、パリコレ学の3期をはようやってくれ。
・
・
・
各ケーキの前に値札を置いてくれてるけど、
意外と高くない。
1000円超えてない!
500円とか!
・
・
・
けど、ちっさーーーーーー!!!!
・
・
・
全部のケーキ、まとまるくん位の大きさしかない!
親指と人差し指で持てる大きさ!!!
・
・
・
ほな、たっかーーーーー!!!!
・
・
・
内『このチーズケーキは、このパークハイアットニセコ限定なんです』
食べたぁああああ!!!!
540円で2口で終わるサイズやけど
絶対食べたい!!!!
・
・
・
席に戻り、
注文した飲み物が運ばれてきました。
私が選んだのは
【ピエールエルメ・パリティ】。
味の察しが全くつかんのに、
絶対間違いなさそうなタイトルで選びました。
・
・
・
味どころか、ホットかアイスかも察せてなくて、
皆んなグラスに入った飲み物頼んでるのに、
私だけ、ポットで提供されました。
・
・
・
慌ててティーカップに注いで、
全員『乾杯〜!!』
私だけティーカップで乾杯、恥ずいって!!
何も知らんと注文したのばれるやん!!
・
・
・
気になるお味は、緑茶と紅茶の間の味がして、
香りもスッキリサッパリで美味しかったです!!
そして、ポットの重みから察するに、
あと2杯はとれる。
最高!!
・
・
・
程なくして、【パンとバター】が運ばれてきました。
・
・
・
パン、あたたかくてふっかふかで、
バターつけて美味しい!
パン、ずっと美味しい!!
・
・
・
お料理も運ばれてきました!
【北海道ビーフバーガー】
肉も野菜もチーズもめっちゃ挟まってる!!
子ども用のバスケットボール位の大きさあるやん!!
これ誰用のサイズ?
これ1人でいける人おる?
誰用?
イエティ用?
『4つにカットして』は、このことか!!
1/4でもめっちゃ大きいんですけど!
顎外し気味にかぶりつく!
ちょっと待ってよ!!
まずバーガーのパンめっちゃ美味しい!!
ブリオッシュ系でフワッフワのパンに、
肉の汁と油が染み込んだとこめっちゃ美味しい!!
野菜とチーズと肉がみんなで力を合わせて、
パンの間でめちゃくちゃ美味しいことしてる!!
添えられてるポテトフライも美味しい!!
北海道の芋おいしい!!
ほんで、足の小指くらいしかない世界最小の
タバスコのボトルついてきたけど、何?
バーガー大きすぎたり、
タバスコ小さ過ぎたり、
何?
ガリバー旅行記?
・
・
・
【ラザニア】
言わずもがな。
逆にミートソースとチーズが焼かれてて
美味しくなかった時ある?
いいえ、ありません。
それの最上級においしいやつ!!
・
・
・
【ザンギ】
あかん、めっちゃ好きな味!!!
外側ガリガリで中ジューシーの食感も好きなやつ!!
ムネかモモか知らんけどめっちゃおいしい!
・
・
・
【クラムチャウダー】
アサリ以外にも、エビとかホタテとか入ってる。
オホーツク凝縮されててめっちゃおいしい。
ここでそんなことしてええか知らんけど、
実家では合法やったので、
最初のパンをスープでひったひたにして食べました!
ぶっ飛び!!
・
・
・
ポットのお茶もいただいて、お腹いっぱい。
・
・
・
モ『デザート見に行こう』
と誘われ、再びショーケース前へ。
・
・
・
茜「このチーズケーキ、ここ限定らしいです!
でも全部美味しそうなんですけどー!」
・
・
・
モ『あんた2度と来られへんから、全部食べや。』
やさしいんか、やさしくないんかどっちやねん!
・
・
・
モ『ほんで一口づつちょうだい』
食べ方、貴族やん(^∇^)
・
・
・
デザートをどれにするか迷った結果、
【チーズケーキホッカイドウ】
【キャレマンショコラ】
【モンブラン】
【スコーン パン デビス】
の4つ、食べたいと思った全てを、
ショーケースの中にいるスタッフさんに
お願いしました。
迷いとは。
・
・
・
席に戻って待っていると
まず
【スコーン パン デビス】
が運ばれて来ました。
ろくろみたいな形の木の台に、
スコーンが一粒乗っていて、
黄色のフルーツのソースと
真っ白なクリームが
それぞれ縦長のガラス容器に入って添えられていました。
見た目がかわいいので、
左手で木の台を持って
右手で写真を撮ろうとしたら、
・
・
・
内『こうでいいですか?』
と、隣の内藤さんがサッと木の台を持ってくれました!!
パークハイアット、パークハイアットしすぎ!!
・
・
・
撮り終わり、
モモコ姉に先に召し上がっていただこうとするも、
モ『先食べ』
と、『ほなくれ』に引き続き
お得意の4文字のお返事頂いたので、
遠慮なくお先に失礼します。
・
・
・
【スコーン パン デビス】
スコーンは少し温められていて、
そのおかげでシナモンの良い香りが引き立ってます。
シナモン大好き!!
スコーンはほんのり甘くて
ソースやクリームは甘さ控えめなので、
ソースやクリームを余らせることのないよう、
ごっそりつけていただきます。
何個でも食べれてまうやん。
一口分残してモモコ姉にパス。
・・・。
半分の量になって戻ってきました。
一口ちっさ!!
・
・
・
残りのケーキは、
ピエールエルメのスノーボードに乗って
運ばれてきました。
ニセコニセコしてるー!
・
・
・
【チーズケーキホッカイドウ】
しっかり系やけど軽い、
チーズチーズしてないのにチーズケーキで
一番下のザックザクのとこがアクセントになって、
めっちゃおいしい!!
ちっさい!もっと食べたい!
嫌いになるまで食べたい!!
・
・
・
【キャレマンショコラ】
テッカテカの四角い真っ黒チョコレートケーキ!!
上には金粉がピラッと乗ってる!
様々なチョコの層が、6層ぐらい重なってあって、
口中、チョコで幸せすぎる!!!
家やったら一層ずつほじって個別で食べてるとこや!!
・
・
・
【モンブラン】
和栗でない、洋栗の!!
ホワンと洋酒の薫る、高い店のやつの味!!
マロンクリームがねっちりしてて、
舌にまとわりつく感じ最高!!!
・
・
・
途中モモコ姉にお渡しして、
戻ってきたの残りをさらえ終わる頃には、
半分くらいの人数がトイレ等で離席されていました。
・
・
・
食べ終わった私に、隣の内藤さんが
モジモジしながら、話しかけてきました。
・
・
・
内『今日、モモコさんの本持って来たんですけど、
サインお願いしても大丈夫ですかね?』
と、モモコ姉の新刊とマジックペンを見せて来られました。
・
・
・
茜「ぜーんぜん、良いと思いますよ」
・
・
・
るると、内藤さん、私に向かって
本とマジックを渡すフリをしてきました。
・
・
・
私でリハーサルすな(^∇^)
・
・
・
モモコ姉戻られて、
内藤さんへの単独サイン会
始まり。
終わり。
・
・
・
ゲレンデに戻ろうとなり、
外へ。
外からゲレンデを囲うように立っているパークハイアットを見上げていると、圧巻。
見惚れていると、
・
・
・
モ『あんた一生来ることないねんから写真撮っときや』
絶対来たるし、言われんでも撮るし!!
・
・
・
来るときは、ベルトコンベアで来たけど、
帰りはどう降りるんかと思ったら、
自力で降りるしかないらしい。
モモコ姉、来る時スノボ持ってると思ったらそういうことか!!
降りてそのままゴンドラで上ま行くパターン!!
・
・
・
モ『今、板取りに行ったら丁度私らと一緒にゴンドラ乗れるんちゃう?』
・
・
・
その一言で、
三つ編みおばさん、初心者コースの生徒さんの間を、
走って降りる。
走りながら思う。
・
・
・
だから、なんで、待ってくれへんの(^∇^)?
・
・
・
そら、一緒に来たから一回は一緒に滑りたいで??
それにはこちらが間に合わすしかない。
雪のせいで太ももから足あげな走られへんからめっちゃしんどい。
しんどいけど、足の回転を早くしないと転んでしまう。
初心者コースで走って転ぶって意味わからんすぎるので、
必死で走りました。
初心者コースを三つ編みおばさんが走るて!!
と、面白すぎて笑いながら。
・
・
・
下まで降りて、板履いて、ゴンドラ乗り場へ。
ほんまに今来た感じで、
モモコ姉と社長さん達グループのお一人、
ヤスさん(仮名・高身長・メガネ)がいました。
他の方は上級者コースへ。
・
・
・
みんなでゴンドラ乗って、山の中腹で下車。
それぞれ脱いで乗った板を履く。
・
・
・
????
・
・
・
ヤスさん、スキーの板履いてるけど、
ストック持ってない。
手ぶら。
・
・
・
モ『ヤス、行くで〜!』
モモコ姉が滑り出したら、
ヤスさん、
両手でカメラ持って
後ろ向きに滑りながら、
モモコ姉を撮影し始めました。
・
・
・
!!!!!!!
・
・
・
ストックなしで!
撮りながら!!
後ろ向きに滑る!!!
かっこよーーーーーーー!!!!!
・
・
・
さっきまで高身長メガネの人やと思ってたけど、
かっこよーーーーーー!!!!!
この人こんなにかっこよかったっけ??
・
・
・
渋ぅーーーーー!!!
危なげなくてスマート!!!
・
・
・
ゲレンデの君なんですどーー!!!
・
・
・
なんか、格好も『普段着に板だけ履いときました。』
みたいな、カジュアルな服装してはる!!!
・
・
・
下まで降りた時に社長さんに
茜「ヤスさんやばい!!めっちゃかっこよかった!
カメラ持って後ろ向きに滑ってました!
マジでゲレンデの君なんですけど!!」
と報告したら、
社『ヤスは北海道出身でスキーの元国体選手やで』
と言われて、
ほんまにゲレンデの人でした。
ほな中級コース後ろ向けに滑るなんて、昼食後やけど朝飯前やん。
ほんで元国体選手てあの2人の交友関係どうなってんの?
・
・
・
最後に一本滑ろうとなり、
社長さんチームの女性と中級者の一番上のコースへ。
ゴンドラを途中で降りずに、一番上へ。
・
・
・
調子こいて上まで来たけど、
これ、あかん。
上からみたら断崖絶壁やねんけど。
・
・
・
降りなしゃあないので、滑り降りる。
大きく左右に蛇行しながら、チビチビ降りるか。
と、決意を固めるも、
もう、めっちゃこわい!!
めっちゃ急斜面!!
なんで調子乗って上まで来たんやろと後悔するくらい怖い!!
・
・
・
一緒に上まで来た社長さんチームの女性が
女『下見ずに前見て景色見ながらいきましょう!』
と声をかけてくれて、前を見る。
午前中よりも曇ってきたんか日が落ちたんか
暗くなってきたけど、
めっちゃ綺麗な景色。
果てしなく遠くまで見える。
・
・
・
心ほぐれて、滑り出し。
真横に真横に進み、ちびちび滑る。
誰かの通った後の凸凹がめっちゃ怖い。
ゆっくりターンして滑っていくも、
何しろ急斜面やからターンのたびに転びそうになる。
ズザザザザー。
ターンミスって、転倒。
右足の板が外れ、頭のニット帽まで脱げる。
最悪。
痛い。
腰も背中も頭も打った。
痛い。
泣く。
板だけが滑って行かないように押さえながら立ちあがろうとしてたら、
・
・
・
私の腰から下くらいしか身長の無さそうな、
3歳くらいの女の子が
私の横でザッ!と止まって
・
・
・
子『だいじょうぶー?』
・
・
・
と、心配してくれました。
大人やん。
まもなく手を差し出し起こしてくれそう。
彼氏やん。
・
・
・
茜「あ、大丈夫です、すみません」
と、大人なので泣かずに立ち上がる。
女の子、あっという間に滑って行きました。
・
・
・
その後もちびちび降りて、
2本目行ってたモモコ姉&ゲレンデの君とコース途中で合流して降りてきて、
16時前なのでこれにてスキー終了。
・
・
・
ラグジュアリーセレブハイクオリティスキー最高!!
27年ぶりのスキー堪能した!!
体中、しんどい!!
・
・
・
みんなで今夜のスケジュールを決める。
今夜はエミちゃん先生の別荘で晩御飯とのこと。
・
・
・
エ『なにもありませんけど、来てくださいね』
・
・
・
一旦、社長さんチームと解散し
エミちゃん先生の運転で、帰路。
・
・
途中、助手席のモモコ姉が、
モ『ああああー!!!茜、その家写真撮り!!!』
と、運転席の後ろに座る私の横の窓を指さして
言うて来ました。
・
・
・
そこにあるのは少し大きめの二階建てのロッジ。
なぜ撮る必要があるかわからんけど、
車は停まってくれないので、慌てて窓開けて撮る。
おすすめのロッジなんかな??
・
・
・
モ『撮れた?』
・
・
・
茜「はい。ここは何ですか?」
・
・
・
モ『息子の友達の家』
・
・
・
私関係ないやん(^∇^)
・
・
・
森の中の道を進もうとしている時に、
エミちゃん先生が
エ『あー!あるあるある!!!』
と叫びながら、
雪の積もってる路肩に車の前半分突っ込みながら
車を停め、
車のドアを開け、
外に飛び出して行きました。
・
・
・
なに?
怖いって。
ゆっくり座っとくわけにもいかないので
恐々とドアを開けて私も車から降りる。
・
・
・
エ「ほらー!!いっぱいあるーー!!」
と、見たことない笑顔で指さしてる先には、
雪の溶けた地面の枯葉の間に見える、
黄緑色でした。
・
・
・
近づいてみると、黄緑はフキノトウでした。
春ーーーー!!!
小川の横の雪が溶けたところにポツポツ生えてる!
・
・
・
茜「手伝いますか?」
エ『うん、採って』
・
・
・
茜ぴん、手近にある黄緑に手を伸ばす。
・
・
・
エ『それはもう開いてるやろが!』
・
・
・
どれ採るか教えてよ(^∇^)
確かに、エミちゃん先生の採ったやつよりパッと開いてる。
ぎゅっとしてるやつを狙って採る。
・
・
・
エ『まだ雪積もってるのになんでフキノトウ出てるかわかるか?』
・
・
・
確かに、何で!?!?
雪溶けてない、壁みたいに雪が積もったままやから、
それなりに寒いのに、この川の周りだけ急に春来てる!!
・
・
・
茜「ほんまや、何でですか?」
・
・
・
エ『この川が、温泉やからや!』
・
・
・
えーーーーーーー!!!!
川に手を突っ込んでみる。
ぬっくーーーーー!!!
茜「ほんまやー!この周りだけ温いから、雪残ってるのにフキノトウ生えてるんですね!」
・
・
・
エ『・・・。』
私のお話聞いてよ(^∇^)
言いたいことだけ言う会話、コスパ良すぎやん!
・
・
・
エミちゃん先生が、手にいっぱい持ってはるので預かる。
身軽になったエミちゃん先生、
川跨いで反対側のフキノトウを採りだしました。
根こそぎいくやん。
・
・
・
両手を籠にしてもいっぱいになったので、
何となくいくつあるか数えつつ車に置きに行こうとしたら、
助手席に座ったままのモモコ姉がこちらを向いて、
窓から手を出して受け取る体制してくれてました。
ほんとに、無駄のない人たち!!
人が何してるか見てるし、
人が何しようとしてるか考えて自分が行動してる!!
・
・
・
無言でフキノトウ引き継ぎ。
・
・
・
エミちゃん先生の元に戻ると、
エ『今で何個採った?』
茜「車に9個置きました」
あっぶねーーー!!
数えといてよかった!!
「わかりません」とか言おうもんなら、
この場に置いて行かれてたんちゃうか!!
・
・
・
エミちゃん先生、気の済むまでフキノトウ採って、再び帰路。
エミちゃん先生宅に戻る。
早速晩御飯の準備に取り掛かろうとする。
・
・
・
モ『茜、お風呂入りたかったら、今もう入っていいで』
・
・
・
夜の宴が終わった後、お風呂順番待ちになるのしんどいかも。
・
・
・
茜「いいですか?」
モ『湯船浸かりたかったら浸かり』
茜「いえ、シャワーで大丈夫です!」
エ『いや、浸かった方がいい』
・
・
・
なんで(^∇^)?
その心は(^∇^)?
要らんこと言わんと、従う。
・
・
・
茜「ありがとうございます!ほな浸からせてもらいます」
・
・
・
着替え持って、お風呂へ。
湯船も大きい!
足伸ばして入れるー!!
めっちゃ気持ちいいー!!
癒える!!
27年ぶりのスキーで体、疲れてたんや!
湯船浸かって良かった〜と思ってたら、
視線の先に、
お湯張るいつものカランと別に、
別の蛇口ある!
【温泉】って書いてる。
温泉出るんやん!!
もう、めっちゃ別荘やん!!
・
・
・
何の遠慮もなく、しっかり浸かって、お風呂上がる。準備を手伝う。
ダイニングのテーブル、
リビングのテーブルそれぞれにどんどんお料理が並びます。
約束の19時に社長さんチーム、内藤さんチームが続々と到着。
・
・
・
社『言うてたやつ、買って大阪から持ってきたで』
エミちゃん先生に差し出したのは、
岩谷産業のカセットコンロ、やきまる2!!
しかも2台!!
真夜中市場で見たことあるー!!
爆売れするやつー!!
それぞれのテーブルにやきまるセットして
総勢10人超えのメンバーで宴開始!!
・
・
・
【メニュー】
(どんどん追加されたから、覚えてるやつだけ)
・ステーキ肉
・分厚いハムステーキ
・牛タン
・味噌漬けステーキ
・ウィンナー
・カチョカバロ〜ニコニコのりで巻いて〜
・ししゃも(本物の方の)
・からすみ餅
↑やきまる2で焼きながらいただきました。
・様々な緑色の野菜のサラダ
・すごい豆腐(すごい豆腐という名前の豆腐)
・厚揚げ
・さっき採ったフキノトウの天ぷら
・何かしらの貝の酢味噌
・パンとトリュフバター(!)
・雪下にんじんのスープ
・朝のおかずたち全員
・簡易テーブル出してきて焼くたこ焼き
・二つ目の簡易テーブル出してきてしゃぶしゃぶ
・
・
・
多っ!!!!!
お腹いっぱいで食べてないやつあるから、
他にもあったと思う
・
・
・
途中で社長さんチームの女性と洗い物してたら、
食器用洗剤がもう無くなりそう。
・
・
・
茜「エミちゃん先生、食器用洗剤ってもうないですよね?」
・
・
・
エ『やばい?無くなりそう?詰替を買ってたと思うけどないねん。買ってなかったんかも』
・
・
・
茜「買いに行きましょうか?」
・
・
・
買いに行くというても、山の中。
歩いて行ける距離にはない。
こんなこともあろうかと、私、まだお酒飲んでない!
・
・
・
エ『お願いしていい?でも、危ないから誰かに乗せていってもらって』
確かに、雪の残る山の中の運転は怖いかも。
・
・
・
キッチンでのやり取りを聞いていたのか、
いつの間にか横にいた内藤さんが、
内『私が。』
と名乗り出てくれました。
心強い!
・
・
・
エ『お願いできますか?』
出た!急に謙るやつ!
・
・
・
内藤さんと二人で洗剤を行くことに。
・
・
・
玄関で靴を履いて、
玄関出て、
内藤さんの車の助手席側に向かってたら、
私を追い越した内藤さんが、
助手席のドアを開けてくれました。
!!!
おもてなしー!!
パークハイアットすな(^∇^)!
・
・
・
洗剤の買える最寄のお店は、
車で10分位のところにあるコンビニとのこと。
・
・
・
車中、
茜「どういう経緯でパークハイアットでお勤めされることになったんですか」
茜「なんでセダン乗ってるんですか」
と質問攻めにしながら、
コンビニ到着。
・
・
・
内藤さん、車内で待たずに店内までついてきてくれました。
PBの安めの洗剤もあったけど、
念のため使ってたのと同じJOY購入。
コンビニを出ようとしたら、
出入り口付近に花売り場があり、
白・黄・紫の菊等の花束が売られていました。
車に向かいながら内藤さんに
・
・
・
茜「コンビニで花も売ってるんですね、すご〜!」
と言うたら、
・
・
・
私の方を振り返りながら、
ちょっとええ顔で
内『ニセコですから⭐︎』
と流し目決められました。
・
・
・
・・・。
・
・
・
茜「仏花ばっかりやったんですけど?」
・
・
・
内『・・・。』
・
・
・
お返事してくれず、
もう、ドアもあけてくれませんでした。
・
・
・
エミちゃん先生の別荘に戻り
洗い物再開。
飲み食い再開。
お酒解禁。
大人全員で【罰ゲームは床の拭き掃除】をかけて、
ジェンガ対決もしました。
・
・
・
ジェンガ中、順番の合間を縫って
ゲレンデの君・ヤスさんが
たらば蟹でかにチャーハンをつくってくれました。
めちゃくちゃ美味しい!!
とんでもない量のカニ入ってる!!
この時間のこの塩味たまらん!!
かにチャーハンの君や。
・
・
・
罰ゲーム執行中、
他の皆んなで床以外の片付け。
私は引き続き水回り掃除。
・
・
・
エ『ちょっと洗濯回してくる』
と、洗面所に向かうエミちゃん先生。
・
・
・
エ『きゃああ!!!!』
・
・
・
茜「どうされました!?」
と見にいく。
・
・
・
エ『・・・これ、見て・・・。』
と、液体洗濯洗剤や柔軟剤のボトルに囲まれて、
洗濯機の前にいるエミちゃん先生が見せてきたのは、
液体洗濯洗剤のキャップついてるタイプの大容量詰め替え用の見た目した、
食器洗剤のJOYでした。
・
・
・
茜「はい?」
エ『あってん!絶対買ったとおもってん!』
茜「買う時は、食器用洗剤の詰替を買おうと思って買ったんですか?」
エ『そう!』
茜「そこに片付ける時は何やと思ってたんですか?」
エ『洗濯用の洗剤!キャハハハ』
茜「はあ?似たような見た目のやつ買うから!」
エ『ほんで、洗濯用の洗剤がない!ガハハハハ』
茜「もうええわ!なんべん洗剤ばっかり買いに行くねん!」
エ『ギャハハハハ』
・
・
・
掃除片付けが終わり、
日付が変わる頃にお開き。
社長さんチームと、
内藤さんチームを見送りに外へ。
半袖でいても寒くないのに、
雪が解けない不思議な気温。
雪が積もってるところに、
仰向けで大の字に倒れてみたくなり、
ついでに動画を撮ってもらおうとしてたら、
・
・
・
内『ちょっと待ってください!』
と急に車に乗り込み、
少しだけ車を移動させて、
私が倒れようとしているところを
ヘッドライトで照らしてくれました。
パークハイアットがすごいんですけど!!
・
・
・
仰向けに大の字で倒れ、起き上がると
雪に私の形がくっきり残っていました。
何のピクトグラムやねん。
(この時の動画を「なんのピクトグラムやねん」とストーリーズに流したら、
コメントで『GLAYのTERU』って来てた。
笑かしな。)
・
・
・
お見送りが終わり、家に入ると
エ『今日はもう寝るで、おやすみ!』
と、自室に解散。
・
・
・
寝られへん。
身体中が痛い。
ジンジンする。
全身が筋肉痛で痛くて寝られへん。
夕方、お風呂上がりに
足裏とふくらはぎに休息時間貼って
やることやってる。
3時・・・
4時・・・
5時前に就寝。
・
・
・
ドタドタドタ!!!
リビングに繋がる和室の襖を開けたまま寝てるので、
エミちゃん先生が2階から、
モモコ姉が玄関側から集まってくる音がするのを、
まだまだ眠たいので背中で聞く。
そっとスマホを見ると、8時前。
・
・
・
モ『何何何??』
エ『やばいで!ニコちゃん(仮名)ニセコにおって、モーニング行かへんかって!』
・
・
・
今日も朝からトップギアで喋ってはるーー!
ニコちゃん誰ですかー?
ニセコのゆるキャラ、ニコちゃん??
・
・
・
モ『行こうや!』
エ『ゴミ出す用意もしてないし、洗濯とか何もしてない!』
モ『洗濯回してる間に行って帰って来たらいいやん!』
エ『洗剤ないねん!』
・
・
・
寝たふり決め込む私。
・
・
・
モ『茜、起きて。』
・
・
・
起きてるの分かってる時の声のトーンで起こすのやめて!!
・
・
・
茜「おはようございます!私が洗剤買ってきます」
・
・
・
モ『そうしよう!ほんでエミちゃん化粧して!』
モモコ姉見たら、もうフルメイク!
ショートスリーパー怖いって!!
ほんで今日も、もう急いでるでーーー!!!
・
・
・
起きたままの姿形で、
起きて2分後にもう車のハンドル握ってました。
顔も洗わず、歯も磨かず、寝癖のまま、ありのままで。
・
・
・
朝日を浴びる羊蹄山を見ながらの運転、気持ち良すぎる。
昨夜と同じコンビニに到着。
洗剤買ってダッシュで帰る。
エミちゃん先生宅着。
・
・
・
茜「戻りました〜」
モ『茜、すまんけど、とりあえず着替えてあんたは車の中で準備して!』
・
・
・
勝手には聞いてたけど、
今から誰とどこで何をするかは教えてくれへんねんな〜。
と思いながら、
歯と顔を同時に洗う勢いで一気に洗い、
重力に逆らって捲れ上がってる前髪を濡らす。
顔も前髪もビチャビチャのまま、
玄関に集められてた細かく分別された沢山のゴミを車に乗せて、
エミちゃん先生の運転で出発!!
・
・
・
後部座席で、髪を結いながら外を見てたら、
いつも左折して街に向かうところを、直進。
・
・
・
すぐ先の事務所兼倉庫みたいなところの前におる
地元感満載のおじさん指さして、
エ『おった、おった、おった!』
この人がニコちゃんかな?
車止めて助手席側の窓を開けて、
・
・
・
エ『すみません、ありがとうございました〜!』
おじ『あれでよかった?当日言われて急だったから!』
エ『全然大丈夫でした、余裕で通れました!』
モ『ありがとうございました〜!』
と、2人ともぶんぶん手を振ってる。
・
・
・
この人はニコちゃんじゃない。
初日の夜、
↓
エ『わ!通れる!ちゃんとやってくれてる!』
どうやら、玄関までの雪かきを現地のどなたかにお願いしてたっぽい。
の、人やと推察。
後部座席からも頭を下げて再出発。
・
・
・
車はUターンして、
ゴミステーションへ。
鉄格子と金網で完全にガードされた
野生動物に迷惑をかけないように作られたゴミ置き場。
・
・
・
一番下っ端の私がさっさと降りて捨てようと、
車が止まるのと同時にドアを開けて飛び出したら、
同じスピードで、
助手席のドアと
運転席のドアが開いて開いて
モモコ姉とエミちゃん先生が飛び出して来ました。
・
・
・
車のドアが全部開いて、人が飛び出すって、
覆面強盗でしか見たことないねんけど(^∇^)!!
・
・
・
誰がどのゴミ担当とか示し合わせてないのに、
3人が各々他の人と被らん分別ゴミの袋を複数持って、
それぞれゴミの扉を開けて捨てて閉じて
トランクいっぱいにあったのゴミ捨てが30秒かからずに終わり、
車に飛び乗りました。
モ『ニコちゃん来るから後ろ乗るわ』
と後部座席に二人、助手席0人のタクシー状態で
車が再々出発。
・
・
・
ニセコのメイン通りへ。
とあるホテルの前で、
スポーティーな格好したこれまた品のある男性が
助手席に乗られました。
この方がニコちゃん。
ちゃん付けで呼んでるから女性やと思ってたわ。
・
・
・
モ『おはよう!いつから来てんの?誰と来てんの?子供ちゃん達は?奥様は?』
エ『おはよう!最近ホテルの中にサンドイッチ屋さんも美味しいけど、地元の人が行くサンドイッチ屋さんがいい?美味しいから地元の方行くわ!』
2人がかりで質問攻め。
エミちゃん先生は勝手に決めてる。
・
・
・
ニコちゃんさんのお子様お二人はスキー教室へ、
奥様はホテルで1人時間を過ごされているとのこと。
・
・
・
まず、私が何者か挨拶させて欲しい。
・
・
・
運転席後ろから前のめりになって助手席に向かって、
茜「ご挨拶させていただいてよろしいですか?」
モ『ニコちゃん、この子吉本の後輩やねん。
元カバで最近人間になってん。
娘来られへんなったから、代わりに来てん』
茜「茜チーフと申します。カバやったことありません。鼻が横に広がってるだけです。」
モ『茜、ニコちゃんな、○○の社長やねん』
・
・
・
いやいやいやいやいやいや!!!!!!
・
・
・
〇〇て!
・
・
・
びっくりしすぎて背中、シートの背もたれに打ったわ!!
この世に生きてる全員知ってる会社やん!!!
私も常日頃からめっちゃお世話になってるわ!!
ちゃん付けで呼んでええ方ちゃうやろ!!
・
・
・
そんな方がわざわざ休暇中のニセコでモーニング行こうって誘って来るって、
この2人の交友関係どうなってんの!?
・
・
・
ニコちゃんさん合流して、車で5分も走ってない所にあるお店に到着。
・
・
・
か、か、かわいいい!!!
・
・
・
ログハウスっぽい木造のカントリー調の三角屋根に
深緑と白がアクセントになった外観で、
手書き風な英語の看板が欧米感あって、
めっちゃかわいい!!
・
・
・
中に入ると、入り口正面にかわいい見た目のケーキが並ぶショーケースがあっておしゃれカフェでした。
内装はレンガ調の壁に、
客席奥に暖炉があって、
リースや食器を飾ったりして、
欧米の田舎のお家って感じでめっちゃかわいい!!
・
・
・
店員さんに席に案内されて、
店『注文はレジでお会計と一緒にお願いします』
・
・
・
メニューを見る。
サンドイッチがメインで、
サンドイッチ以外にも
ワッフル、スープ、オムレツとか沢山種類があって、
サンドイッチはサンドイッチでサンドイッチだけで20種類くらいあって、
どのサンドか決めても、
そこからパンを
・フランス
・ソフトフランス
・ライ麦パン
・ベーグル
の4種類から決めて
トッピングだのを決めなあかん
めちゃくちゃ迷うやつ!!
・
・
・
4人の注文を絶対に覚えられないと思い、
スマホのメモアプリを起動。
・
・
・
モ『私、アイスラテ』
普通サンドイッチから決めへん(^∇^)?
・
・
・
エ『クラムチャウダー』
サンドイッチから言うてよ(^∇^)
・
・
・
エ『前何食べたっけ?』
モ『前サーモン入ってるやつ美味しかってん』
エ『サーモントッピングしたんちゃいます?』
モ『そうか!』
エ『ここクロワッサンも美味しいんですよ〜。
でも予約しとかないとすぐ売り切れちゃうねん』
モ『今日ももうないやろな。前△△と来た時もなかったよな』
エ『そうそう、あの時〜が、〜で〜して、』
・
・
・
・・・。
・
・
・
すぐ話が脱線するやん。
スマホ、指の爪でコンコン鳴らしながら、
茜「まず、決めんと!」
・
・
・
エ『へえ、すんまへん』
社『メモ取ってっくれてんの!?出来るなあ!』
お褒めに預かり光栄です。
モ『顔はカバやけど、気ぃつくねん!』
ほっといてくれよ(^∇^)
・
・
・
エ『私、ベーコンエッグにアボカドトッピング』
茜「パンはどうされますか?」
エ『フランスパンで』
茜「飲み物はどちらにされますか?」
エ『ホットコーヒー』
・
・
・
茜「ニコちゃんさん決まりましたか?」
ニ『俺、店名のついてるグラウビュンデンサンド。
これはパンが決まってるらしいわ。飲み物はカプチーノラージで』
出来る男は会話に無駄なラリーがないわ!
危うくパンの種類聞きかけたわ!
・
・
・
エ『ラージとかあんの?私もコーヒーラージ!』
・
・
・
茜「モモコ姉、決まりましたか?」
モ『たまごサンドにサーモントッピング、パンはソフトフランス』
茜「飲み物アイスラテですね」
・
・
・
私の注文は、第一印象で決めてました。
BLTサンドトッピングなし、フランスパン、アイスラテ。
・
・
・
茜「注文してきます」
と席を立つと
ニコちゃんさんついてきてくれました。
メモったオーダーをレジで読み上げ。
・
・
・
レジ前にはドーム型のガラスの蓋のケースがあり、
さっきエミちゃん先生が言ってたと思われる、
クロワッサンが3個、
チーズクロワッサン1個が陳列されていました。
・
・
・
ニコちゃんさんがクロワッサンを指さして、
ニ『あと、これ4個全部ください。
これは持ち帰りで1個と3個に分けて入れて下さい』
と注文されていました。
・
・
・
このお店に来られなかった、ご家族用やん!!
あとで分かり易いように、
クロワッサンとチーズクロワッサン分けて入れてもらってる!!
優しい!!
ご家族に優しい人、本当に素敵!!
・
・
・
ニ『先に戻っといていいよ』
と言ってもらい、1万円近い金額が表示されたレジを横目に見ながら
先に席に戻りました。
・
・
・
モモコ姉とエミちゃん先生と写真撮ったりしてたら、
クロワッサンが入ってるであろう紙袋を持った、
ニコちゃんさんが戻られました。
・
・
・
ニ『これ、クロワッサン。3個入ってるから分けて』
と机に置かれました。
・
・
・
!!!!
・
・
・
わたくしどもの分だったのですかーーーーー!!!
・
・
・
えぐいーーーー!!!
・
・
・
素敵ーーーー!!!
・
・
・
モモコ姉、エミちゃん先生、ニコちゃんさんが
フルスピードで話してると、
店『お待たせしました〜』
と、とても似合ってるグレイヘアのマダムが、
注文した商品を運んで来てくれました。
・
・
・
茜「美味しそうーー〜・・・・」
・
・
・
・・・。
・
・
・
モモコ姉のお皿も、
エミちゃん先生のお皿も、
ニコちゃんさんのお皿も、
私のお皿も、
サンドのボリュウム、凄いんですけどー!!
カラフルで色とりどりのサンドイッチでめっちゃ美味しそう!!
でも、朝からすーごい量なんですけどー!!
これ、マジ!?
・
・
・
サンドイッチやのに、全く具をサンドできてない!
パンがぷかぷか浮いてるやんか!!
・
・
・
私のBLT、レタスもベーコンもパンから大きくはみ出してる!
中の具が大きいねん!!
・
・
・
安達祐実も小林稔侍もびっくりやんか。
・
・
・
分からんお友達は
(安達祐実 カレー CM)
で検索して。
・
・
・
サンドイッチ大きいだけじゃなくて、
・きゅうりスティック2本
・プチトマト2個
・細かい人参のさっぱり味のやつ
・マッシュポテト
も添えられてる。
・
・
・
無理かも。
朝からこの量無理かも。
でも、モモコ姉もエミちゃん先生も
一つづつ注文してるからいつもの個と
・
・
・
2つにカットされてる、片方を持ってかぶりつく。
・
・
・
めっ
・
・
・
っっっっっちゃくちゃ美味しい!!!
パンが!!
まず、パンの硬さが美味しい!!
ほんでパンの匂いも美味しい!!
ベーコンは、どういうつもりか分からんくらいの
旨みが出て来て、食べてる実感の湧く厚みがあって、
レタスはパリッパリのシャッキシャキで、
トマトが飲み物いらんくらい甘くてジューシーで、
チーズの濃厚さがパンチ効かしてくれて、
めっ
・
・
・
っっっっっちゃ美味しい!!!!
添えられてる野菜を挟まず、
もう1カットをもりもりと、飲むように食べました。
・
・
・
添え野菜をデザート感覚で食べてたら、
食べながらモモコ姉が笑い出した。
・
・
・
モ『・・・エミちゃん!いつも、1人一皿なんか注文せえへんよな!いくつか注文してシェアしてたよな!(^∇^)』
エ『ほんまや!シェアしてるわ!なんか私必死で食べてると思ったわ!ガハハハ!』
・
・
・
メニュー決める時に脱線してるからやんか!!
確かに女子はシェアしてちょうどかも!
私、ペロリ賞やけど。
・
・
・
エ『これ、冷める前に飲み。全部飲んでいいで』
と、これまた、
子ども用ヘルメットくらいの大きさのスープボウルに入った、クラムチャウダーを勧めてくれました。
・
・
・
クラム、クラム、クラムーーーー!!
という、海感じるクラムチャウダーではなく、
ミルクと野菜ーー!!そして、クラムー!!
という、朝こそ飲みたい、パンと飲みたいお味付け。
・
・
・
パンがない。
パンと食べたい。
パン、残ってる人・・・
ニコちゃんさんだけや。
・
・
・
茜「・・・ニコちゃんさん、すみません。
パンを、パンを、ひとかけいただけませんか?」
・
・
・
アンデルセン童話やん。
・
・
・
ニ『はいどうぞ』と全部くれました。
優しい!!
パンにつけて食べたら、
もうめっちゃ美味しい!!
ボウル、パンで拭き上げて食べました。
・
・
・
サンドイッチでお腹いっぱい!!
でも、しんどくない重さ!!
体に良いものはどんだけ食べても辛くないし、
変なゲップでえへん。
近くのスーパーが、私が行く時間に、
惣菜半額シール貼りと、
併設のお弁当屋さんからも半額シールの子たちがスーパー側に陳列される祭りを開催するので、
調子に乗って目につくもの買って、
1人で惣菜パーティーした結果、不快なゲップ出続けることあるけど、
あのしんどさとは、雲泥の差。
胃ぃでかかったら、もっと食べたい。
・
・
・
みんな、食べ終わり、
ニコちゃんさんにお礼を言うて、
ホテルまでお送りしてお別れ。
・
・
・
続いて向かったのは、
北海道にしかないコンビニ、セイコーマート。
・
・
・
お腹空いてたら、ホットシェフコーナー食べたいものばっかりやったけど、何も買えず。
・
・
・
モ『ニセコのコンビニ、えぐない?』
と、指さす先を見たら、
ドンペリとか高い高いシャンパンめっちゃ売ってる!!!
・
・
・
内藤さん!!
キメ顔で『ニセコですから』言うなら、
ここでした!!
仏花の時ではなくて!!
・
・
・
つづいて、初日の夜、ニセコ案内で教えてくれた
世界一売り上げるバートンへ。
・
・
・
バートンに入ると、店内放し飼いのフレンチブルドッグがお出迎えしてくれました。
犬、さわり放題。無料。
シーズンオフ間近だからか、朝やったからか、
店内も他のお客さんいなくて貸切状態。
・
・
・
モモコ姉とエミちゃん先生は
『30%オフや!』とテンション高めにウェアを試着してました。
・
・
・
スキー場におるオシャレな人たち、
ウエアやグッズにバートンのロゴ入ってたし
私もニセコ来た記念に何か欲しいなあと物色。
前回の雪山が27年前だったので、ウェアはいらんなあ。
日常使い出来るものがいいなあと、
ウエストポーチに目星をつける。
割引シールついてないけど、これに決める。
・
・
・
芸人の先輩との買い物って難しい。
先輩の前でお会計したら、買ってと催促してるみたいに思われるかもしれん。
・
・
・
モモコ姉がレジから遠くに行った隙にサッと会計したい。
・
・
・
のに、
ずっとレジの前で店員のお姉さんに相談しながら、
着たり脱いだりして、楽しそうにしてる。
エミちゃん先生はモモコ姉が着たのを見て、
『私、それ買う!』と決断したり、変なことしてる。
どっか行ってよ(^∇^)
・
・
・
その流れのまま、
エミちゃん先生の会計終わり、
モモコ姉の会計終わり、
出入り口の方へ向かう。
タイミングとしては最悪のこの段階で
茜「私も買ってきます!」
と、バッグ掴んでレジへ。
・
・
・
店員さん、タッチの差で、さっき入店してきてた別のお客さんのレジし出してる!!
こんな時に!
あの2人を待たせるなんて!!
最悪!!
早く終わって!!
と、祈るようにレジの進捗を見つめる私の視線に気づいてくれたのか、
店員さんめちゃ早で先のお客さんのレジ終わらせて、
私の会計してくれました。
・
・
・
続いて、
モ『まだ誰にも見つかってない服屋行こう〜!』
とバートンからすぐ近くの
先客もいて、
誰にも見つかってないわけがない服屋さんへ。
・
・
・
そこではお目当てのものがなく、
帰ろうとしたら、
同じ建物内にある、開店前のドラッグストアのガラスに、
エミちゃん先生がへばりついてる。
・
・
・
へばりついて、
目の周りを両手で箱メガネみたいにして暗くして
エ『え〜・・・いくらで売ってる・・・?』
と店内を覗いてる。
・
・
・
今度は何?
怖いねんけど。
・
・
・
同じように箱メガネにして見たら、
ドラッグストアにもドンペリ売ってる!!!
しかも超高級赤ワインのオーパスワンも売ってる!!
ドラッグストアで超高級ワイン売ってるて、
ニセコ、どうなってんの?!
・
・
・
視力2.0の私が片っ端から銘柄と値段読み上げたら、
エミちゃん先生、
エ『・・・新地より安いやん。』
と、
ガラスから剥がれました。
そら、そうやろ。
知らんけど。
・
・
・
外に出たら、
高身長の金髪外国人男性(男前)が
外で缶ビール飲みながら歩いてたので
茜「外国の人、朝からめっちゃ飲むんですねえ」
と呟いたら、
モ『あのな、外国は店か家じゃないと飲んだらあかねん。みんな外で自由に飲めるから日本楽しいねん』
茜「えええええ!?そうなんですか!」
全然知らんかった!
勉強になるなぁ〜。
・
・
・
エミちゃん先生の運転で別荘に戻ってる車中、
人生初バートンが嬉し過ぎて、
持ってた鞄から中身詰め替えて、早速使い始める。
・
・
・
アレしてコレしてと、この後の段取りを決めてる2人。
後部座席で聞きながら、なんとなく頭で計算するも夜まで時間カツカツやん。
まだ朝10時半過ぎやで!?
別荘到着してからの自分の行いのシミュレーションしてたら、
・
・
・
モ『茜、もう一生来ることないから、高橋牧場寄ってあげようや』
・
・
・
茜「また絶対来たりますし、私のためにわざわざ行くのは時間が勿体無いのでやめましょう!」
・
・
・
エ『え?すぐそこやで?』
・
・
・
茜『絶対行ってください!お願いします!』
・
・
・
二重人格の変わり身の早さ。
・
・
・
牧場と言われても、どこが???
となる、あたり一面雪で真っ白の駐車場に到着。
そらこんな雪の中、放牧するわけないか。
車から降りると、除雪した雪の向こうに羊蹄山が見えました。
・
・
・
茜「山、めっちゃ綺麗ですね!モモコ姉、ここ立ってください!」
と、モモコ姉を除雪した雪越しの羊蹄山バックに立たせて写真撮ってたら、
・
・
・
エ『もっと綺麗なとこあるで』
とエミちゃん先生が引率してくれ、
膝下まで雪で埋まりながら進むと、
正面に羊蹄山が見える、
立ってるすぐ先からは誰の足跡も付いてない大平原に到着しました。
・
・
・
綺麗すぎる!!!
雪と木と山と空しかない景色、
綺麗すぎる!!!!
目がうるうるする!!!
太陽が雪に反射して眩しくて。
・
・
・
茜「2人そこに立ってください!」
と写真撮ってたら、
外国人の団体さんの男性が撮ってくれると言うので、
この旅初めてスリーショットを撮って貰いました。
・
・
・
「センキュー!」
言うてスマホを返して貰って
写真を見る。
・
・
・
めっちゃ上手に撮ってくれてる!!
景色が綺麗すぎて、嘘みたいな写真!!
・
・
・
お返しに私が外国人の皆さんを撮る。
ジャンプして空中におる瞬間を撮って欲しいっぽいけどめっちゃむずい。
・
・
・
茜「スリー、ツー、ワン!」
って言うてからシャッター押してるけど、
ワン!で飛ぶ派と
ワン!を聞いてから飛ぶ派がおるから、
バラッバラやんか。
・
・
・
もう、連写したれと思ってボタン長押ししたら、
動画になる。
んもう!
何回やり直しても、全員が笑顔で着地している様しか撮れないので、
外国人の皆さん諦めてくれて、
茜「ソーソーリー」とスマホ返却。
・
・
・
牧場には駐車場の両サイドに、
チョコレート工房とミルク工房が向かい合わせに建ってる。
エ『昨日のカチョカバロはここで買うてん』
と、教えてくれたミルク工房へ向かう。
・
・
・
ソフトクリーム、めっちゃ美味しそう!!
やけどお腹いっぱいやけど口は食べたい。
記念に一舐めしたい。
迷ってる暇ないけど、食べ切れるか不安で
ソフトチャレンジするか迷ってたら、
・
・
・
モ『買ったろか〜』
とモモコ姉が近づいて来ました。
・
・
・
いいいいいいいいいいい!!!!
結構です!!
これ以上モモコ姉にお金使わすわけにはいかんので!!
茜「自分で払わせて下さい」
・
・
・
食券を買って、係の女の人に渡しながら、
茜「少なめに出来ますか?」
自分で支払ってるから言える我儘。
店『どれ位減らしますか?』
茜「半分にして下さい」
完成形知らんけど、半分でいい。
IKEAの50円のソフト位の小ささでも半分でいい。
店『では、2巻き減らします』
茜「お願いします」
店『コーンにしますか?カップにしますか?』
茜「コーンにします!」
店『はいどうぞー!』
と渡されたソフト、
でっか!!
半分でこれ??
私のイメージ、これの半分のことやったわ。
・
・
・
聖火ランナーのポーズで外に持って出て、
一舐め。
おいひーん!!!
バニラ味じゃなくてミルク味!
でも、変に乳臭くなくてスッキリ濃厚!
この自然の中で食べるから、もう一つ美味しい!
天気いいし風もあるけど気温が低いので
ポタポタ溶けてこない!不思議!!
・
・
・
茜「晴れてる外で食べてるのに溶けてこないんですけどー!」
モ『せやねん!めっちゃええよなー!』
最高です!
カップじゃなくて、コーンにしてよかった!
写真撮っても可愛い!!
こんなもんコーン一択や!!
・
・
・
ソフト食べ終わり、
エミちゃん先生の別荘へ。
・
・
・
到着して、誰が何をするか決めるでも指示されるでもなく、
モ 洗濯干し
茜 部屋中掃除機かける
エ 2回目洗濯回して、食材を真空パックとかして整理
・
・
・
モ・茜 古タオルで全員分のスキースノボの板と靴と杖拭いて、2階の収納部屋へ何往復も運ぶ。
エ 食材整理
・
・
・
モ 2回目洗濯干し
茜 ドロドロの玄関拭き掃除
エ 食材整理
・
・
・
モ 洗面所周りを排水口まで徹底的に掃除
茜 来た時よりも綺麗にを心に室内床の拭き掃除
エ 食材整理
・
・
・
モモコ姉、家事するイメージなかったけど、
洗濯干しても掃除しても、オカンの手際!!
びっくりなんですけどー!!
・
・
・
エミちゃん先生、生協のコンテナ4つ分くらいあるでっかいスーツケースに、真空した食材パンパンに詰めてる!!
この量を持ってきたり、持って帰ったり、
大変な思いをして美味しいご飯を作ってくださりありがとうございます。
・
・
・
卵を2パック持ったエミちゃん先生が、
モモコ姉と私に、
エ『これ、スーツケースの中に入れていけると思う?』
と聞いてきました。
・
・
・
はい?
無理やろ。
どう考えても。
なんかの拍子に割れて他のものも卵まみれなるやろ。
いけるかもしれないという発想が怖くて
返事を出来ないでいると、
・
・
・
モ『いや〜、やめといた方がええんちゃう?』
と、モモコ姉が優しく先陣を切ってくれたので、
・
・
・
茜「どう考えても無理でしょ!」
と、とどめを刺しました。
・
・
・
エ『え、マジで?無理?無理かな?』
とどめ、刺せてませんでした。
傷付かないと気付けないタイプの人(^∇^)?
・
・
・
茜「割れてもいい覚悟で入れるならいいんちゃいますか?」
・
・
・
エ『それはあかん。でへへへへ』
なにがおもろいねん(^∇^)
マチがたっぷりある紙袋に
並列で卵2パック入れてました。
最初からそれでええやん。
・
・
・
エ キッチン周り
モ リビング周り
茜 シンク
の仕上げの掃除。
もう洗うもんないし、シンクも磨いたし、
排水口のゴミ受けのネットを変えようと
ゴミ受けに手を伸ばしたら、
エミちゃん先生が寄って来て、
・
・
・
エ『ネット一回で変えたら、モモコさんに怒られるで』
・
・
・
茜「え!そうなんですか?!」
・
・
・
モ『一回で変えんでええやん!一回で変えたら勿体無いやん!!』
・
・
・
茜「私、家で毎回変えてますわ〜」
・
・
・
モ『へぇ〜、そうなん!あんた、金持ちやなあ☺️』
・
・
・
・・・。
・
・
・
茜「ぎゃははははは!!!!
やめて!!恥ずい、恥ずい!!!
その言い方やめてください!!
めっちゃ恥ずい!!
私、貧乏やのに一丁前にネット毎回変えてる!!
恥ずいです!!!」
・
・
・
モ『その一枚が積もり積もってシャネルになんねん!』
・
・
・
茜「わかりました、変えません!」
・
・
・
モ『あんた、ネット一枚いくらするか知ってるか?』
・
・
・
茜『もうやめてください!!』
そんな計算したことない!
何十枚入りのを100均で買ってる。
それで満足してた!
一枚あたりの値段なんか計算したことない!
ネット交換我慢したら、シャネル買えるなんて考えたこともないわ!
でもこれだけ言わして!
私が毎回ネット交換してるのは、一人暮らしのシンクが狭くて、
シンク洗う用のスポンジとかを置かれへんから、
次セットするネットでシンク洗ってるから、
毎回ネット変えることになってるだけなんです!!
決して余裕があるからではなく!!
・
・
・
全員が小走りでの掃除が終わり、
全員が小走りで自分の荷物を車に運んで、
何でか知らんけど、
モモコ姉がエミちゃん先生に怒られてる声が聞こえたから、飛び火してこんように隠れて、
最終最後に出たゴミも車に積んで、
茜「お邪魔しました〜!」
言うて、別荘を私の運転で出発。
・
・
・
ガンッガンッガンッガン!!!!!
・
・
・
・・・。
これは後部座席のエミちゃん先生がシートベルトを速く引きすぎてロックがかかってる音です。
・
・
・
茜「落ち着いてやった方が早いかもしれません」
エ『はぁ・・・。ごめんなさいね・・・。』
と、急にしおしおと反省して来ました。
怖いって!!
・
・
・
最終最後のゴミを捨てに、
ゴミステーションへ寄り、
私一人で覆面強盗団の降り方してゴミ捨てて、
再出発。
向かうは、道の駅ニセコビュープラザ!!!
・
・
・
ビュープラザ到着直前で、
エ『ガソリンある?』
・
・
・
茜「あと2目盛りです。」
・
・
・
エ『空港向かうまでにガソリン入れなあかんわ!』
・
・
・
モ『2目盛あったら、空港まで行けるんちゃう?』
・
・
・
茜「ギリギリですよね?」
・
・
・
エ『うん。万が一足りんかったら怖いから入れていきましょう』
・
・
・
茜「ほなお二人が買い物してる間、私、そこのガソスタで入れて来ます!」
・
・
・
エ『そんな慌てんと、ゆっくり行こうや!』
・
・
・
・・・。
・
・
・
茜「私、エミちゃん先生にだけは、慌てるなとか言われたくないんですけど!!!」
・
・
・
エモ『ぎゃははははは!!』
・
・
・
茜「ほな、まずビュープラザ行きますね!」
・
・
・
エ『え〜!私とモモコさん、どっちがせわしない?』
・
・
・
なんちゅう質問!!!
うわー、むっずーーーーー!!!!
激ムズやねんけど!!
どちらの味方にもなりたくないし
どちらの敵にもなりたくない!!!
ほんで、なにより、[どっちもどっち]やねん!!
・
・
・
茜「・・・時と場合によりますねぇ。」
・
・
・
エモ『ぎゃはははははは!!!!』
変な質問すんのやめてよ!!
・
・
・
ビュープラザ到着。
・
・
・
モ『ピーチちゃうから芋買うで!』
と、聞いてないのに意気込みを教えてくれました!
・
・
・
翻訳すると・・・
今回、帰りの飛行機がpeachではなく、
さらにグレードアップもしているので、
荷物の重さ制限を気にしなくて良い為、
いつもpeachで帰る時は諦めていた重たい芋類も
今回は買って帰りますよ!
と言うてはります。
・
・
・
車停めて、降りてドアロックしようと
茜「エミちゃん先生、鍵ありますか?」
・
・
・
エ『ない』
・
・
・
茜「いえ、車動いてるので、あります」
・
・
・
朝、洗濯洗剤買いに行くときに使った鍵、
モーニング行く時にエミちゃん先生に確実に渡した。
そのあとは、知らん。
・
・
・
茜「モーニング行く時に渡したら、上着のポケットに入れてはりましたやん」
・
・
・
エ『えー・・・(ガサゴソ)・・・ない。探して行くから、先に行ってて』
・
・
・
お言葉に甘えてモモコ姉と先に入店。
・
・
・
メインは野菜の直売!!
やっっっすーーーー!!!
キタアカリ、こんなに入って100円!?
雪下にんじん、私の肘から先位の太さあるのに100円!?
ごぼう、バット位の太さで、竹刀の長さで100円!?でも立派すぎてお野菜やなくて武器やん!!
倶知安540はもちろん無かったけど、
絶対美味しい、重たいものを遠慮なく購入。
・
・
・
モ・茜、お会計終わり、
モモコ姉に先に車に向かってもらって、
店内でカゴ持って買い物してるエミちゃん先生に、
鍵を貰いに。
茜「鍵、ありましたか?」
・
・
・
エ『ないねん』
・
・
・
茜「で?」
・
・
・
エ『開いてるから先戻ってて〜』
・
・
・
と言われて、
鍵のかかってない車に戻ると、
車内に、
エミちゃん先生の、
超高級ブランドの、超高級ハンドバッグが置きっぱなしでした。
信じられへん!!!
車、鍵せえへんねんから、
せめて、持って出るやろ!!!
どういうつもり!?
思考大丈夫(^∇^)?
・
・
・
モモコ姉に、
茜「エミちゃん先生が車の鍵が無いと言うんですが、
上着のポケットに入れるところを見たので、
エミちゃん先生の荷物探って良いですか?」
・
・
・
モ『ええで、やって』
許可取れました。
・
・
・
まずは、先ほどないと言われた
上着のポケットから。
・
・
・
・・・。
・
・
・
・・・あったんですど。
・
・
・
どういうこと?!
さっき探して『ない』言うてましたよね?!
ほんま、信じられへん!
マジで脳とか心配(^∇^)!!
・
・
・
エミちゃん先生、車に戻って来て、
・
・
・
エ『鍵あった?』
・
・
・
茜「ありました!」
・
・
・
エ『・・・。』
・
・
・
エ『・・・。』
・
・
・
え?
うそ?!
無視!?
『えー!!どこにあったー?!さっきなかったのにー!!』
とか、言わへん?!
黙るってなに(^∇^)?!
・
・
・
続いて、すごい豆腐に向かいます。
・
・
・
すごい豆腐というのは、湧水の里というお店の豆腐の名前です。
山の中にあって、
車がないと絶対に行けない所。
そして、私も絶対に行きたかった所。
・
・
・
数年前のこと。
関西テレビの控え室におったら、
モモコ姉のメイクさんが、
紙コップに醤油?をかけた豆腐を入れて、スプーンと一緒に
メ『モモコさんの北海道のお土産で、すごい豆腐っていう豆腐です〜』
って持ってきてくれて、
御相伴に預かったら、とんでもなく美味しくて、
びっくりした豆腐屋さんです。
・
・
・
私、湯豆腐とか冷奴とかの豆腐があんまり好きじゃないけど、
この豆腐があまりにも美味しくて、
美味しさが脳裏に焼き付いてたので、
それから数年後に、同期のTHIS ISパンの吉田結衣ちゃんと、ナナ山根リチャードと3人で北海道行った時、
茜「モモコ姉のお土産でひと口貰って食べたけど、とんでもなく美味しい豆腐やから絶対に行きたい」
と、懇願して行って、
豆腐大量に買って、
持参したプラスチックのナイフとスプーンで車の中で
すぐシェアして食べて、
3人で『おいしー!!』って叫んで震えた。
値段はスーパーの豆腐の倍以上するけど、
食べた人全員が美味しいという豆腐。
・
・
・
(この時の吉田リチャ茜、朝食バイキングして、ハセガワストアのやきとり弁当食べて、ミスド食べて、アイス食べて、お腹パンパンの状態で素の豆腐食べて美味しかったから、本当に相当美味しい)
・
・
・
すごい豆腐に到着。
店の前に【値段もすごいが味もすごい】って幕出てる。
モモコ姉から店内に入る。
・
・
・
モ『うわーーー!!また高なってる〜ーー!!』
大き声で!!
と思いましたが、平日の昼下がりの山間部、
他のお客さんはいませんでしたのでセーフ。
・
・
・
モ『・・・もう、買われへんわ・・・。』
買えるやろ!!!
排水口のネット交換我慢したお金で買えますやん!!
・
・
・
店内は、生け簀で活魚を見せるみたいに、
水槽の中でパック詰された豆腐が冷やされていて、
水中から自分で好きな豆腐を引き上げて
レジでお会計してもらうスタイル。
・
・
・
水槽の横の壁にはサイン色紙が1枚飾ってありました。
・
・
・
【湧水の里さま🎵 ハイヒール モモコ】
モモコ姉でした!!
一枚しかないサインがモモコ姉!!!
おもろ!!
他のタレント、まだ誰も来てない!!
ほんでお店の人、モモコ姉めっちゃ来るやん!って思ってそう!!
・
・
・
モモコ姉もエミちゃん先生もお買い物して、
私は豆腐ときな粉買って、退店。
・
・
・
車に戻り、
私の唯一の荷物、リュックから、
数年前に買ったマクドの福袋に入ってた
レジャーシート素材のエコバッグを折り畳んで入れていたのを取り出して、
ビュープラザ買った野菜と、すごい豆腐を入れてまとめる。
・
・
・
ここからは、モモコ姉のYouTubeチャンネル
【モモコ新聞 #414】と合わせて見て欲しいんですけど、
モモコ姉とエミちゃん先生は、
車のトランクからスーツケースおろして、
ビュープラザの野菜とすごい豆腐を詰め始めました。
やさぐれながら。
喧嘩口調で。
ニセコ最高と言いながら。
どういう情緒(^∇^)?
・
・
・
すごい豆腐を買い、
ガソスタでガソリンを入れて、
一路、空港最寄りのレンタカー店へ。
・
・
・
レンタカー屋さんの前の交差点から見る羊蹄山が、
山の麓までこのまま続いてそうな真っ直ぐな道と併せて感動する美しさでした。
・
・
・
そんな感動を忘れさせて来ます。
2人がかりで(^∇^)
・
・
・
私が運転して、
助手席にはモモコ姉、
運転席後ろにはエミちゃん先生が乗っています。
・
・
・
空港まで約2時間のドライブ。
初日に空港からニセコに向かう時と同様に、
とんでもないテンポで私以外の2人が喋り続けてる。
三日間、寝食を共にしてまだそんなんい慌てて喋らなあかんことある!?
でも聞こえてくる意味のわからん話も面白くて、
笑って頬肉が上がってきて視界が狭くなるから、
私、目ぇひん剥いてハンドル握ってる。
絶対、四白眼なってる。
・
・
・
軽快に走ってたら、
エミちゃん先生が、
エ『レンタカー借りる時に、返却が早くなる場合は予め連絡して貰ったら、計算しておくので精算の待ち時間が早くなるって言われてたから、連絡しますね〜!』
・
・
・
モ茜『お願いします〜』
そうか、一泊早く帰るから返金してくれるんか!
・
・
・
エミちゃん先生、
横からごちゃごちゃ言われるのを避けるためか
スピーカーにせず電話し出してる様子。
残念。
『うっさいんじゃー、お前ー!!!』
また聞きたかったなぁ〜。
少ししたら、電話が繋がった様子で
・
・
・
エ『すみません、レンタカーお借りしてるものなんですが、あっ!?え!?!失礼しました!!!』
・
・
・
????
電話切ったっぽい。
・
・
・
エ『どうして!?!?
私の習い事の1番怖い先生に繋がって『あなた何言ってるの💢?!』って切られた!!!
ガイダンスに従って、返却は1とか、何々は2とか入れてたのに!!』
・
・
・
モ茜『ぎゃはははははは!!!そんなことある!?』
なんでそんなことなんねん!!
レンタカー屋さんに電話して、
ガイダンスに従って、1とか2とか入れたら、
1番繋がって欲しくない人に電話掛かんの、怖すぎやん!!!
・
・
・
モ『私の電話で掛ける?』
・
・
・
エ『・・・いい。もう怖い。電話せえへん。』
・
・
・
茜「凹んでるやん!!」
・
・
・
モ茜『ぎゃはははは!!!』
・
・
・
モ『エミちゃんもう他に電話するとこない?
私、一件電話せなあかんねん』
・
・
・
エ『ないです。してください』
・
・
・
モモコ姉、かしこまったような電話し終わり、
話題はモモコ姉が先日行かれていた台湾ロケの話に。
・
・
・
茜「メンバー誰でしたっけ?」
・
・
・
モ『〜と、○○ちゃんと、⬜︎⬜︎ちゃんと、サマーウイカちゃん』
・
・
・
茜「ファーストサマーウイカさん、朝ごはんでお会いしたのYouTube載ってましたね」
・
・
・
モ『モーニング来てるタレント、私とサマーウイカちゃんだけやって、関西人は来るよな〜って話してん』
・
・
・
茜「食べてマッサージですか?」
・
・
・
モ『占いも行ったで。
朝日奈央ちゃんが今年1番良いって言われてて、
サマーウイカちゃんが良くないって言われてたんかな?』
・
・
・
ちょっと待って!!
さっきから気になるねんけど!
【ファーストサマーウイカ】さんのこと、
【サマーウイカちゃん】って呼んでます!?
・
・
・
めっずーーーーーーー!!!!
・ファーストサマーウイカ
・ウイカ
この2択じゃない?!
・
・
・
サマーウイカて!!
と思ってたら、
かすかに、男の人の声が聞こえてきました。
・
・
・
え?
女3人しか乗ってないし、
この道独走してるし、何!?
空耳??
・
・
・
・・・やっぱり聞こえる。
こわ。
・
・
・
男『・・・ーシ。モシモーシ。』
・
・
・
もしもし??と言うてる?
・
・
・
茜「・・・モモコ姉、電話繋がってませんか?』
・
・
・
モ『うわぁ!!もしもし!?ごめん!私が掛けてる?!ごめん間違い!!』
・
・
・
???
・
・
・
モ『ハーゲン(仮名。1日目2日目を一緒に過ごした社長さん)に電話掛けてた!なんでぇ!?!?』
・
・
・
茜「なんで立て続けにそんなことになんねん!」
・
・
・
モ『おかしい!!』
・
・
・
お2人、電話、何使ってんの?
手作り??
手作りの電話??
しんどいって(^∇^)
・
・
・
そこからしばらく走ってると、
・
・
・
エ『すみません、私、ちょっと寝ますね』
・
・
・
茜「おやすみなさい」
助かります。
・
・
・
モモコ姉と2人で喋りつつ、
すぐ先の丁字路を右折したら、
・
・
・
エ『この道でフキノトウ採るかもしれんから、止まってって言うかも!』
・
・
・
寝ろよ(^∇^)
・
・
・
エミちゃん先生、窓の外を凝視したまま、
フキノトウ採れず、
一睡もせず。
レンタカー店最寄りのガソスタ到着。
ガソリン入れて、レンタカー屋さんへ。
・
・
・
レンタカー屋さんが密集している道路へ進むと、
・
・
・
モ『手前は高いレンタカーや』
と言われて、見ると、
YANASEの看板のレンタカーある!
・
・
・
エ『わしら一番奥や』
といわれ、ほんまに一番奥のレンタカー屋さんへ到着。
・
・
・
電話恐怖症で清算依頼が出来なかったので、
エミちゃん先生が清算してくれてる間に、
空港行きのマイクロバスに荷物を積みに向かう。
エミちゃん先生の特大スーツケースを持ち上げたおじさんから、
おじ『ヴヴヴゥゥン!!!』
と、車のエンジン吹かしたみたいな音が喉奥から聞こえました。
・
・
・
モ『重たいですか?』
・
・
・
おじ『今までで一番重い!!』
・
・
・
そらそう。根菜類めっちゃ入れてたもん。
・
・
・
エミちゃん先生清算終わり(ありがとうございます)
バスに乗って空港へ。
・
・
・
話題はエミちゃん先生が芸人を知らなさ過ぎるという話に。
・
・
・
モ『見取り図は?』
エ『ごめんなさい、わかりません』
茜「えっ!?」
・
・
・
モ『かまいたちは?』
エ『ほんまにすみません!わからないです』
茜「そんな人おる!?」
・
・
・
エ『あの人はめっちゃ好き!』
・
・
・
茜「誰ですか?」
・
・
・
エ『新喜劇の、千葉公平!』
・
・
・
急にピンポイント過ぎやろ!!!
他の芸人のこと一切知らんと、千葉さんだけ好きなことある!?
他の芸人好きじゃなくていいねん、知らんことある!?
怖いねんけど(^∇^)!!!!
・
・
・
空港に到着。
・
・
・
おじ『ヴヴゥゥン』
唸りながらバスからスーツケースを降ろしてくれました。
・
・
・
チェックインと荷物を預けにカウンターへ向かいます。
グレードアップしてるお二人は、
誰も並んでいないシックな装いの入り口へ。
茜「私、こっち行きますね」と、
行列の一般レーンに行こうとしたら
・
・
・
エ『グレードアップしたから一緒にこっちでいける』
と、シックな装いの方へ招かれ、
モモコ姉からピッタリ離れないように、カウンターへ。
・
・
・
カウンターでチェックインと、
エミちゃん先生のご主人から送っていただいた
株主優待のバーコードをピッ!っとしてもらって、
チェックイン完了!!
続いて荷物を預ける。
リュックは背負っときたいけど、
芋たちを入れた、マクドのエコバッグは預けたいので、計りにもなってる荷物台に置く。
・
・
・
モ『もう、コートも要らんよな?』
・
・
・
茜「要りませんね、私、預けます」
と、マクドのエコバに持ってたダウンを入れる。
・
・
・
モ『私も、あんたのカスみたいな袋に入れといてもらおうかな☺️』
・
・
・
茜「ようこそ、カスへ☺️」
・
・
・
荷物も無事に預け終わり。
隣で荷物を預けてたはずのエミちゃん先生の姿なし。
???どこ???
モモコ姉は、何も感じていないようでスタスタ歩き始め、到着したのは、お土産売り場の奥にある、
立ち食い寿司でした。
その店の行列の最後尾にエミちゃん先生が並んでいました。
段取りーーーーー!!!
この2、3分の距離も一緒に移動せえへんの!?
・
・
・
このお寿司屋さんは、
前述の同期の吉田結衣と山根リチャードとの北海道行前に、
モモコ姉に
「私たちでもいける美味しいお店教えてください」
と聞いて教えて貰って、行ったところ!!
めちゃくちゃ美味しくて、美味し過ぎて、
時間ギリギリまで食べて、
もぐもぐしながら飛行機乗って帰った!
ちょっと大袈裟に言うたけど。
保安検査場までには飲み込んでたけど。
・
・
・
その時はスッと入れたのに、
今日は平日やのに行列!
エミちゃん先生に合流したら
すぐに、女性お一人が私たちの後ろに並ばれました。
(1人ずつタッチパネルで注文する立ち食いやから、
パッと食べてスッと出れるから女性1人でも入りやすい!)
・
・
・
エ『並んどくから、お土産見てきていいで』
・
・
・
・・・。
・
・
・
そうか。
北海道に来過ぎて、お土産とかもう要らんのや。
私、小学生の時、実家のある郡部から高知市内に出ただけでお土産買ってたで?
それやのに、大阪〜北海道でお土産買わんでええようになれるんや。
早くそうなりたい。
・
・
・
茜「ありがとうございます」
と言い、
お寿司屋さんの列の進み具合がわからんから早足で土産物店を周る。
・
・
・
なんせ、出発前日に誘われたし、土産物店行けるとも思ってなかったから、
誰に何買うとか何も考えてない。
とりあえず、自分の食べたいものを買おう!!
早足から小走りで、六花亭と〜・・・と、考えてたら、
・
・
・
!!!!!!
・
・
・
出塚水産あるーーーー!!!!
・
・
・
・
・
・
私と出塚水産の出会いは、お中元お歳暮の届くお友達から、
お歳暮のお裾分けで様々な食品をバラバラと貰った中に入ってた珍味ホタテ(貝柱一個入ってるかまぼこ)
でした。
何気なく袋を開けて、ムシャアと食べたら、
美味し過ぎて鳥肌立った!!!
・
・
・
すぐにネットで値段調べたら自分に買うには勇気の要る値段で、
吉田結衣の誕生日プレゼントに贈りつけたら大変喜ばれたやつが、今、目の前でバラ売りされてる!!!
・
・
・
珍味ホタテを贅沢に2個購入。
・
・
・
先ほど見かけた六花亭売ってるお店で、
六花亭で1番美味しいと思う、
めんこい大平原
と
マルセイバターサンドを買って、
寿司屋にダッシュで戻る。
・
・
・
行列は進んでいて、あと2組で入れるという感じ。
エミちゃん先生とモモコ姉は
列の後ろに並んでた女性おひとり様と仲良く喋ってました。
・
・
・
すぐ誰とでも仲良くなるやん!!!
・
・
・
(何を話していましたか?)の顔しながら合流したら、
・
・
・
モ『大阪から来てはってな、鶴橋のあそこのお寿司
美味しいですよね〜!って盛り上がっててん』
茜「すぐ意気投合するやん」
・
・
・
寿司職人の立つ後ろに並んだ、お品書きの木の板を指差して
モ『あそこ値段書いてるか見える?』
茜「ネタしか書いてません」
モ『前来た時値段上がっててん!また上がってんちゃうか〜!』
・
・
・
その後、すぐ順番が来て3人並んでカウンターへ。
各々、目の前のタッチパネルを覗き込む。
モ『わー!また値上がりしてる〜!』
ウニに目がない私。
ウニを見ると、確かに前は750円とかやった気がするのに、一個1000円になってる。
でも仕方ないかと思ってたら、
モモコ姉が、信じられない事を言うて来ました。
・
・
・
モ『私払うから、好きなん食べや?☺️』
・
・
・
??????
・
・
・
私払うから、好きなん食べや?
・
・
・
ワタシハラウカラ?
・
・
・
!?!?!?!?
・
・
・
いやいやいやいや!!!!
モモコ姉、そんな日本語知らんはずやろ!!!!
困る困る困る!!!!
変なこと言うてるやん!!
・
・
・
茜「いえ、いいです!」
と、脊髄反射で答えるも、
モ『ほんまに、ほんまに!』
・
・
・
モモコ姉とエミちゃん先生が
ほんまにを2回続けて言う時は
ほんまに、ほんまの時!!!!
・
・
・
・・・。
・
・
・
タッチパネルをざっと見たら、
多分、ウニが1番高いっぽい。
モモコ姉のタッチパネルチラ見するけど
ウニ行ってるかどうかわからん。
ご馳走してくれる先輩より高いもん頼まれへんで!?
でも、ここのウニ絶対食べたい。
前来た時、泣きかけたくらい美味しかった。
どうしよう。
どうしよう。
どうしよう。
・
・
・
茜「モモコ姉すみません!気の済むように食べたいので、自分で払っていいですか?」
・
・
・
モ『払わんでええから、好きなもん食べ!って!!』
・
・
・
モ、
モ、
モモコお姉さまーーーーーーーー!!!!!!
茜「ありがとうございます、ウニ行かせてもらいます!!」
・
・
・
タブレットから
・ウニ
・蒸しエビ
・とびっこ
を注文!
好きな寿司のネタTOP3行ったりました!!
・
・
・
目の前のカウンターの中で板前さんが握ってくれるのが丸見えなので、
他の人の注文の握ってるお寿司が見えて、
それも食べたくなる!!
・
・
・
板前さんの手元をアテに、お茶啜ってたら、
板前さんが私に
板『すみません、とびっこないです・・・』
茜「そ、そんなぁ〜。わかりました〜」
モ『後ろで売ってるで』
・
・
・
と、振り返ったら
後ろの併設(というかここの水産卸さんがこのお寿司屋さんやってる)水産お土産コーナーの
冷凍ショーケースにとびっこいました!
買って帰るー!
とびっこだけの手巻き寿司パーティーするくらい、
とびっこ好きやねん!
とびっこが売り切れだったので、
・真イカゆず塩
を追加で注文。
・
・
・
どんな順番前後が発生したのか、まず出されたのが
【真イカゆず塩】
コツコツした歯応えかと思えば、トロッと溶けてくるイカに柚子の爽やかさと塩が効いて美味しい!!
・
・
・
【蒸しえび】
どっしりボリューミーなエビでムチムチの歯応えからの、ジュージュー旨みが出てきて、いつまでも飲み込みたくないやつ!!
好き!!好きすぎる!!
・
・
・
【ウニ】
貫禄。圧巻の見た目。金粉でも振ってんのかキラキラして見える。振ってないけど。
思い切って一口でいく。
・・・。
ウニーーーーー!!!!!
どうしよう。
・・・。
・・・。
・・・。
周りの音消えるくらい美味しい。
美味し過ぎて、瞬きしたら涙こぼれそうなくらい、
表面張力で涙溢れるの保ってる。
飲み込んでもまだ美味しい。
(ほんで今これ書いてても思い出して美味しい。)
・
・
・
エミちゃん先生が注文してる貝も、
モモコ姉が注文してる赤身も美味しそう!
ほんで2人日本酒行ってるやん。
エミちゃん先生は2杯行ってる。
・
・
・
ここで追加注文。
もう一度蒸しエビと、モモコ姉が注文してるの見て美味しそうだった、
【春ちらし軍艦】
菜の花畑とレンゲ畑がお寿司になりました!みたいな
かわいい色合いの様々な具が細かく乗った軍艦。
噛むたび違う歯応えと味でこれまた美味しい!!
・
・
・
私はここで大満足でフィニッシュ。
ふ〜。とお茶を啜ってたら、
・
・
・
モモコ姉が
モ『ちょっと待って!!』
と、特大偏頭痛が来た時みたいな、
真ん中の指3本をこめかみに置いたポーズで、
モ『さっき茜に「自分で払わう」って言われたん、ショックやねんけど!!!』
って言うてきました(^∇^)
・
・
・
いやいやいや!!
知らん知らん知らん知らん!!!
これ、絶対私悪くないやん!!
モモコ姉がお金を使わないなんて、
そこらへんの法律よりも周知徹底されてるやん!!
後輩が今にも捨てようとしてる靴欲しがったり、
排水口のネット一回で変えようとしたら怒る人やん!!
そんな人が『私払うから好きに食べ』はおかしいやん!急に変なこと言いだしてる!!
・
・
・
茜「そら、そう言うやろ!!」
で制してお会計へ。
・
・
・
本当にモモコ姉がお会計してくださり、
エ茜『「ありがとうございます!!」』
・
・
・
モモコ姉が月化粧渡しながらお店の方と喋ってる時に、
茜「とびっこ買おうかな〜?」
と迷って呟いたら、
・
・
・
エミちゃん先生に
エ『買わんでいい』
と言われたので、
買いませんでした。
好きにさしてくれよ。
・
・
・
そして保安検査場へ。
・
・
・
一般レーン、曲がって曲がってめっちゃ並んでる!!
お二人はグレードアップされてるので、
茜「では下々の方へ並びます」
と離れようとしたら、
・
・
・
エ『一緒にこっちで行けるねんって!』
と、空いてるラグジュアリーな入り口へ。
エミちゃん先生にピッタリくっついて保安検査通過!!
やったあ!
エミちゃん先生がずっと持ってる、
スーツケースに入れようとした卵2パック入った紙服が出てくるのを待ってたら、
・
・
・
エ『うわ!おらんやん!先行っとんな!』
・
・
・
モモコ姉がもう居ませんでした。
なんでーーーーーー!?!?!?
お互いめっちゃ撒くやん!!
めっちゃ別行動するやん!!
仲良すぎて、言葉いらんか知らんけど、
仲悪い人同士の旅行みたいになってるって!!
・
・
・
エミちゃん先生と順路を進んで、
エスカレーターを上がると見えるラウンジの入り口で、
モモコ姉さんが係のお姉さん相手に身振り手振りで必死に喋ってました。
・
・
・
なんか始まってるでーーー!!!
・
・
・
ニヤニヤしながら近づくと、
モ『今後どうしたら、今回(私が一緒に入れた)みたいに、ビジネスじゃないもう1人が一緒に入れるか聞いててん!』
・
・
・
お得なことへの飽くなき探究心凄すぎるって!!
・
・
・
係のお姉さんに搭乗券ピッと機械に通して貰って、
いざ、ラウンジへ!!
わたくし、人生初の空港ラウンジ!!嬉しい!!
・
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・
飛行機が沢山見える窓に向かって進んでいくと、
ソファとテーブルが沢山あり、
壁側にはお酒とソフトドリンク、バームロールとスナックミックス(ブルボンの様々な小粒なおかきが入ってる)が並んでいました!!
・
・
・
座るとこ決めて、荷物置いてドリンク取りに行きます。
・
・
・
初めてのラウンジに舞い上がって、
係のお姉さんに、
茜「お菓子コーナーは写真撮ってもいいですか?」
と聞いて、記念に写真撮ってたら、
私と離れた所に居たエミちゃん先生が
ススススーっと近づいて来て、
・
・
・
エ『そんなん撮ったら、貧乏人やと思われるやろ!』
思われたってええがな(^∇^)
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・
・
私はアイスオーレとお菓子
エミちゃん先生は温かいお茶
モモコ姉はハイボールと片手にパンパンのお菓子
を持って席へ。
・
・
・
ぽりぽりお菓子食べてオーレ飲んでくつろいでる私の向かいのソファに、
モモコ姉とエミちゃん先生が並んで座ってはる。
ずーーーーーーっと喋ってる。
お互いスマホ見ながらポツポツ、とかじゃなく、
体ごと向き合って、視線を合わせて真剣に喋ってる。
ラウンジに居た30分間、ずーーーっと喋ってた。
怖い。
全然ゆっくりせえへん。
・
・
・
搭乗口に移動する時間になり、
移動して、搭乗。
・
・
・
機内は3席・4席・3席に分かれていて、
2つ通路があり、機内入って手前の通路を進みます。
応接室みたいなビジネスクラスゾーンの、
最後列の4席の内2席がモモコ姉とエミちゃん先生の席。
その後ろのエコノミー最前列の3席の通路側が私の席で、斜向かいに2人が並んでいます。
・
・
・
よかった、帰りの降機は置いていかれない。
・
・
・
荷物棚にリュック入れて着席。
安全の案内が始まる頃、ビジネスとエコノミーを仕切るカーテンが閉められました。
・
・
・
さみし・・・。
・
・
・
と、思う間も無く、耳に聞こえて来たのは、
『間も無くシートベルト着用サインが点灯し、着陸体制に入ります』
のアナウンス。
・
・
・
爆睡!!!
・
・
・
そらそう、そらそう!!
27年ぶりのスキーで満身創痍で全然寝られへんかったし、寝起きで洗剤買いに走ってる(車で)。
普段の生活からは考えられないほどのアクティブさで
そら、寝る。
・
・
・
飲み物配ってくれる時に起きそうなもんやけど、
それも知らん。
(昔、寝てたら【寝てるので起こしませんでした】っていうシールを貼られてたけどあれなくなった?)
・
・
・
アナウンスは続けて、
『お手洗いをご利用の方はお早めにお済ませ下さい』
と聞こえてきて、思い出される2日前。
尿意耐久レース始まってまう!
今行かな、次いつ行けるかわからん!!
・
・
・
寝ぼけた脳と、乳酸溜まりまくった体を起こして、
4・5列後ろにあるトイレへ。
トイレ済ませて席に戻り、
シートベルト着用サイン点灯して、
仕切ってたカーテンが開けられて聞こえて来たのは、
・
・
・
『ボソボソ ボソ ボソボソ ボソー!ボソボソ』
・
・
・
聞いたことある2人の声でした。
・
・
・
え?2人、ずっっっと喋ってたん!?
・
・
・
と思ってたら、CAさんがエミちゃん先生に飲み物を運んで来ました。
・
・
・
もう着くって言うてんのに、まだなんか飲もうとしてるやん!!
・
・
・
着陸。
・
・
・
シートベルトサイン消えて、すぐ立って、
荷物棚からリュック取って、
3歩先のビジネスクラスの2人に合流。
・
・
・
!?!?
・
・
・
酒瓶転がってるんやけど!?
・
・
・
茜「めちゃくちゃ飲んでるやん!」
・
・
・
モ『焼酎くださいって言うたら、もう無いですって言われたわ』
・
・
・
茜「エミちゃん先生も、シートベルト点灯してからCAなんか運んで来てましたやん」
・
・
・
エ『えっ!?見えてた?恥ずかしい!』
・
・
・
あ、その感情はあるんや。
・
・
・
3人揃って降機。
ターンテーブルで預けた荷物が出て来るのを待ちます。
・
・
・
伊丹空港到着便のピーク時間なのか、激混み!
ガラスの向こうの到着ロビーでお迎えに来た人達が沢山待ってる。
お顔丸出しのモモコ姉がガラスの向こうの人達からめっちゃ顔さしてる。
・
・
・
茜「お姉さん、お願い。めっちゃ顔さしてるからマスクして下さい」
・
・
・
モモコ姉、マスク装着してくれるも、
一緒に荷物待ってた人達から気付かれだして撮影タイム。
・
・
・
してたかと思うたら、
モ『あんたちょっと荷物見といて』
と、エミちゃん先生と一緒に様々なハイブランドのバッグと卵2パック入った紙袋を置いてどこかへダッシュ。
・
・
・
ターンテーブル回り出した。
1人で3人分荷物管理せなあかん!
ハイブランドバッグたちを見張りつつ、
ターンテーブルの周りに張り付いてる人達の隙間から、
回ってくる荷物見逃さんように必死!
・
・
・
ハイブラバッグたちを置き去りにしつつ、
エミちゃん先生の特大激重スーツケースと
モモコ姉のスーツケースと
私のカスみたいなエコバッグを取って待機してたら
2人戻って来て、
・
・
・
モ『ニコちゃん御一行に挨拶して来た!』
・
・
・
さすがすぎてやばい。
・
・
・
荷物持って、到着ロビーを突っ切って歩きます。
歩くというか、小走り早歩き。
激重荷物持ってるのにめっちゃ早い。
・
・
・
これ今度は何に急いでる系ですか??
・
・
・
タクシー乗り場に到着。
足元が、行き先が近距離・中距離・遠距離で色分けされてて、皆さんそれぞれの色のライン上でタクシー待ちしてはる。
モモコ姉は何色でもないところをズンズン進んで、
【予約車】のランプついてるタクシーへ乗り込み。
・
・
・
いや、スムーズーー!!!
モモコ姉が手配してくれてたっぽいけど
いつの間にーーーー!??!
段取り魔ーーー!!!!
行き先ももう伝わってるっぽい!
・
・
・
2人後ろで、私が助手席に乗り、タクシーは雨の中、
阪神高速11号池田線を大阪市内方面へ進みます。
・
・
・
茜「飛行機の中、ずっと起きて喋ってたんですか?」
モ『そう』
茜「機内のお酒飲み尽くして?こわっ!」
モ『あんた何してたん?』
茜「知らん間に速攻寝てました!ドリンク配られたんも知りません」
モ『もったいない!!私いっつもおかわりまですんのに!』
・
・
・
最悪!地雷踏んでもうた!!
あの機内のドリンクっておかわり出来るん!?
そんなことした事ないし、見たこともないけど!?
・
・
・
茜「もったいないですね!次乗った時、今回の分も飲んどきます!」
・
・
・
タクシーは阪神高速11号池田線を下りて、
居酒屋の前に到着。
・
・
・
まだ飲むーーー!?
・
・
・
荷物下ろしたりしてたら、
『おーい』と聞いたことのある声。
振り返ると、
・
・
・
ハーゲンさんと、ゲレンデの君と、ともちゃんさん(社長さんチームの女性)でした。
・
・
・
また集合したやん!!
1日目、2日目のメンバーが大阪で揃ったやん!
全員大阪からニセコ行くのに、
ニセコ集合・ニセコ解散して、
また大阪で集合して!?
お金持ちの旅行、ほんまに意味不ーーー!!!
・
・
・
居酒屋1階はお客さん鮨詰めだったので、2階の座敷に通される。
他のお客さんおらず、貸切状態。
・
・
・
各々好きな飲み物を注文して行く。
私、北海道に未練たらたらで、サッポロビールで乾杯。
・
・
・
採れたての旅の思い出話を言い合いながら、
閉店の時間までずっと喋って、ずっと笑って、畳叩いてまで笑うて、ずっと食べて飲んでました。
・
・
・
帰ろうと立ち上がったら、誰にも持たれてない荷物が一個。
先に居酒屋を出たエミちゃん先生の、
後生大事に持ってたはずの卵2パック入った紙袋でした。
スーツケースに入れてでも持って帰りたかったんちゃうんかい。
・
・
・
モモコ姉が袋を探って、
朝、ニコちゃんさんが買ってくれたクロワッサンを分けてくれて、
紙袋は雨の中自転車でエミちゃん先生に届けてくれるというゲレンデの君に託して、解散。
・
・
・
モ『タクシーで家まで送ったげるわ』
・
・
・
というモモコ姉に最後まで甘えることに。
2人きりのタクシーの中で
茜「ニセコやばい!絶対また行きたい!!先行ってレンタカー借りて別荘掃除しとくし!」
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・
・
と熱弁をふるい、
タクシー降り際に、
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・
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茜「この旅行のこと、インスタに書いてもいいですか?」
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・
モ『ええよ』
・
・
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茜「本当に本当にありがとうございました!」
・
・
・
とタクシーの中のモモコ姉に頭を下げて、帰宅。
・
・
・
翌日くらいから書き始めて、
丸3ヶ月かけて、今、やっと書き終わりました。
・
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・
(おわり)
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・
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#ハイヒールモモコ 姉さん
#エミちゃん先生
#エミズキッチン
#茜チーフ
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#ハイヒールモモコ 姉さん
#エミちゃん先生
#エミズキッチン
#北海道
#茜チーフ
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