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東京信州一人旅2・3日目 (トレインホステル北斗星)

18きっぷで関西→東京→長野と巡る4日間の旅も折り返し地点に来ました。

2日目の夜は、かつての寝台特急「北斗星」の本物の部品や設備をそのまま再利用した格安ホテル、「トレインホステル北斗星」に宿泊します。


2019/12/27、前回の記事にある通り僕は一日中新海作品の聖地巡りをしていました。最後に渋谷を少し歩いたあと、とりあえずアキバへ行ってみたのですが近くに良い飲食店がないとわかって神田へ戻ります。

神田に戻って食べたのは天下一品のこってりラーメン。ちなみにこの日は昼飯も天下一品のこってりラーメンでした。完全に中毒者です。神田の天一は少しだけピリ辛が強めな感じがしました。

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食後さらにアキバへ戻り、ブックオフで急いで漫画を買い、予定を少しオーバーしつつ東京駅へ。そこから総武線?横須賀線?よくわからんけど地下の電車で馬喰町へ。

電車が遅延していたのでとんでもなく混んでいました。

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馬喰町駅の何処かの出口とトレインホステル北斗星は直結しているのですが(4番出口と直結だそうです)、改札を出る前に調べておくのを忘れたので地上に出てから10分ほど迷ってようやく到着しました。


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ヘッドマークがそのまま看板になってる。

入ってすぐの受付でチェックインし、館内の説明を受けて案内カードを貰います。スタッフさんがめちゃくちゃ親切な方でした。

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内側にはサービスや施設案内など、裏側には階、寝台番号、wifiのパスワード、入り口の暗証番号などが書いてあります。

男性専用階、女性専用階もあります。僕は今回男性専用階でした。

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階段にもこんな国鉄フォント。

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各階の入り口はこんな感じ。車両プレートもたぶん本物。


ロックに暗証番号を入力すると扉が開きます。遅めに来ると、既に寝ている人もいるようなので静かにしよう。

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中はこんな感じで、ブルートレインの寝台が両側に並んでいます。

聞こえてくる会話などからすると、外国人観光客の割合が高いようです。

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窓はありませんがほぼそのまま。再現度が凄い。どうやって持って来たんだろう。

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梯子やイスもちゃんと可動。

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上段。

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そこまで広くはありませんが安いしそれ以上に雰囲気があるので気にしません。

各ベッドの設備は、読書灯、ハンガー、コンセント。

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読書灯は消・中・明の3段階。

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コンセントのアダプターを持参してきたので、カメラの電池とモバイルバッテリーとiPadを同時に充電できています。

USBアダプターかコンセントアダプターがあると何かと便利なのでオススメです。



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6階にはシャワー室と洗濯機があります。

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ここの前のショーケースには北斗星のグッズなどが色々飾られていました。



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2階はラウンジ。かつての食堂車「グランシャリオ」の設備が使われています。

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ここにもイス。オーディオ操作盤は使えませんがボタンを押したりつまみを回したりはできます。

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このテーブル、イス、ランプなどぜんぶ本物。

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さらに天井の照明やトイレのドアまで本物。細部まで本物のブルートレインにこだわった内装で素晴らしい。

ここには共用キッチンがあり、食材持参で料理ができます。また、名前を書いておけば冷蔵庫で飲み物を冷やしたりもできるようです。

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そしてこれがトレインホステル北斗星ならではのサービスの一つ。宿泊客が自由に書き込めるスケッチブックがあります。

2019年末で既に20冊を超えていて、その中には「昔ブルートレインに乗ったのが懐かしい」「○○へ行く旅の途中です」など多くの思い出が書かれています。見ず知らずの人たちとも寝台列車の高揚感を共有できるのがなんとも気分を盛り上げてくれます。


実は僕はここに泊まるのは2回目で、前回来たときにもこのスケッチブックに絵を描いたのです。

ただ、どのスケッチブックかわからない。

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ひたすらスケッチブックを取り出してはページをめくり続け…

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ついに発見!!!

当時中3、約2年半ぶりにこの絵と再会しました。なんとスタッフさんでしょうか、「上手ですね!」とコメントが。嬉しい。

そうだ、前回は隣のベッドのおじさんのイビキが常軌を逸した騒音だったので5時まで起きっぱなしだったのです。そして深夜にここへ来てこの絵を描いたのでした。

繰り返し泊まったら、こうやって前回の記憶を思い出すこともできるんですね。


今回も絵と感想を描かせてもらいました。恥ずかしいので載せません笑。

気付いたら時刻は既に2時を回っていました。ムーンライトながらでの睡眠時間はたったの1時間、そのまま朝から晩まで東京を動き回ったので相当疲れていました。それでもさっさと寝てしまうのが惜しくなる、それが夜行列車の楽しみでもあります。

僕の他には、何人かがトランプをやっていました。明日も朝から予定があるのでそろそろ寝ることにします。







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カーテンの隙間から光が差していました。

時刻は午前8時過ぎ。

普通に寝坊しました。


実は3日目は朝から鶴見線に行って全線完乗+ネタ駅巡りをする予定だったのですが、それには6時半に起きる必要がありました。なのでもうどうやっても間に合いません。

仕方なくのんびり朝食を食べたり顔を洗ったりして、9時前に出発。

ここから先は、また次の旅行記で。



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というわけで、トレインホステル北斗星に泊まった感想でした。

本物の部品を各所に再利用し、ほとんど本物並みの再現度。ブルートレインに乗ったことがある人は昔を思い出し、乗ったことが無い人もその楽しさを体験する事ができます。

遅刻はしてしまいましたが、逆に言えば

寝坊してしまうほどの素晴らしい設備とサービスでした。

何より安い。東京駅からのアクセスも良い。駅からも近い。無料wifiあり。


東京で泊まる時には是非一度利用してみてください。すごくオススメです。


次回は

「とりあえず東京駅と御茶ノ水」

編です。読んでくれてありがとうございました。

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