問いが重要になる時代に「楽しいから始める読書のすすめ」
答えを探す力よりも「問いを立てる力」が重要になっています。
知識を蓄えていることよりも自分で考えることが重要になっています。
自分の考えていることをプレゼンテーションするよりも、チームのメンバーの意見を引き出すことが重要になっています。
不確実性の高い社会で、正解を持っていることは稀です。
正解だと思って学んでいたことは、すぐに陳腐化し、間違いにさえなることを認識しなければなりません。
このような社会の中で、「問いを立てる力」を磨くために、
私たちは改めて、「本を読むとはどういうことか?」ということを考える必要があります。
インプット
ただ本に書かれている内容を知ることは、新しい知識を得る点で良いことのように感じます。ただし、それはただ内容を知っているだけとも言えます。
これでは、知識を蓄えているだけです。
アウトプット
本を読んで感じたこと、考えたことを整理し、他の人に話す。SNSなどインターネット上に発信する。これも、一見素晴らしい行為に見えますが、自分の考えをプレゼンテーションをしているだけにすぎません。
フィードバック
本を読んで感じたこと、疑問に思ったこと、それらを他者と話し合い、視点の違いや捉え方の違いを感じる。対話した相手から、自分自身の価値観についてのフィードバックをもらうこと。その対話の中から、様々な人たちの意見を引き出す力を磨いていく。こういうことが必要ではないでしょうか?
「本を読むとはどういうことか?」
テキストにすると兎角、「立派なことを真面目にやりなさい」と言っているように見えます。
ただ楽しいから本を読む。
「本を読まなくちゃから、本を読むことが楽しい」
そこから始まる「読書のすすめ」があってもいいのではないでしょうか?
本プロジェクトでは、楽しいから始まる読書を通じて、さらに楽しく自由に考えることができるようになることを目指します。