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一歩踏み出してみる!

2024年4月2日の朝日新聞に、コロンビア大学名誉教授のジェラルド・カーティス先生のインタビューが掲載されました。

カーティス先生は、2007年から“カーティス教授の政治シリーズ”として年に3回ほど、ライブラリーメンバーを対象に日本の政治や外交についてお話を頂いております。通算では50回以上開催しており、アカデミーヒルズの長寿シリーズです!

朝日新聞の記事を読んで思い出したのは、“カーティス教授の政治シリーズ”のある回でのメンバーからカーティス先生への質問でした。
「今日のカーティス先生のお話の中で『政治を変えるには国民一人ひとりが行動しなければならならい』とお話しされましたが、私たちは何から始めたら良いのか?」という質問でした。
それに対して、「自分がやってみたいことをしてみたらいいのではないか。例えば、ボランティア活動など興味がある社会活動に参加してみることや、友人たちと政治について話をしてみるなどでも良いと思う。社会に対して興味・関心を持つことが重要だと思う」という内容のお話をしてくれました。

朝日新聞の記事では、「有権者が行動しなければ政治は動かない」、「国民はいつまでこういう政治を許しているのか」と厳しい論調になっていましたが、カーティス先生は「国民一人ひとりがもっと自分だけではなく、視野を広げて、自分の周りのこと、そして社会のことに興味・関心を持ち、行動を起こすこと、一歩踏み出すことが大切だ」ということをおっしゃりたいのではないかと思っています。

しかしながら、“言うは易く行うは難し”で、実際に“一歩踏み出す”ことはそう簡単ではないと思っています。
そこで参考になりそうな情報を色々探してみました。

1.「本」から勇気をもらう

アカデミーヒルズでは、毎月「今読むべき新刊書籍12冊」をお届けしています。
これは、アカデミーヒルズのライブラリーの本を選書してくださっているライブラリー・アドヴァイザーの小林麻実さんにセレクトいただいています。

2024年1月の12冊の中に『アメリカ スチュワーデス物語』がありました。
小林麻実さんはこの本の紹介文として、


『アメリカ スチュワーデス物語』を通じで語られるのは、
" おかしいと思ったら、変えなくていけない。
そのために行動するのだ ! " という意思の力


という表現をされています。
1960年代から70年代にかけて、巨大航空会社を相手に闘って勝利したスチュワーデスたちの米国の実話です。元気と勇気が沸きあがる1冊だと思います。


2. 仲間を見つける
勇気だけでは難しく、仲間(コミュニティ)も必要になると思います。
虎ノ門ヒルズで第1・3火曜日の朝8時から開催しているSocial Breakfastに登壇された伊藤和真さんを思い出しました。

「新しい政治・行政の仕組みをつくりつづけることで、世界中の人々の幸せな暮らしに貢献する」ことをミッションにかかげて、株式会社PoliPoliを起業されました。
関心のある政策をもとに、政治家や政党の応援、政策リクエストの活用、情報収集などができる政策共創プラットフォームである「PoliPoli」や、行政からの相談や意見募集テーマに意見を届けることで行政の政策をサポートできる「PoliPoli Gov」のサービスを展開されています。

このようなサービスから一歩を踏み出してみることも可能かなと思いました。
本当に最初の一歩という意味では、このようなサイトに集まっている投稿を読むことも大切な一歩だと思います。


3. ChatGPTに聞いてみる

最後は、ChatGPTに「“一歩踏み出すための勇気”に必要なことを教えてください」と聞いてみました。


1. 自己認識と受容

  • 自己認識: 自分の感情や恐怖を理解し、それらがどこから来ているのかを自覚することが重要です。自分自身の限界と強みを知ることで、それを乗り越えるための戦略を立てることができます。

  • 受容: 自分の現在の状態を受け入れること。完璧である必要はなく、失敗は成長の一部であるという認識を持つことが大切です。

2. 目標設定

  • 具体的な目標: 「一歩踏み出す」ためには、明確で達成可能な目標を設定することが助けになります。小さな目標から始めて徐々に大きな目標に挑戦することで、自信を築き上げることができます。

  • 行動計画: 目標を達成するための具体的なステップを計画し、それを実行に移す準備をする。

3. リスクと不確実性への対処

  • リスク評価: 変化を遂げるためにはリスクを取ることが必要です。リスクを理解し、受け入れることで、不確実性を管理する力が身につきます。

  • 不確実性の受容: 全ての結果をコントロールすることはできません。不確実性を受け入れ、柔軟性を持つことが大切です。

4. サポートシステムの構築

  • サポートネットワーク: 家族、友人、同僚など、信頼できる人々からのサポートを求める。メンターやコーチからの専門的なアドバイスも有効です。

  • コミュニティの活用: 同じような挑戦をしている人々のコミュニティに参加し、経験や知識を共有する。

5. ポジティブなマインドセットの育成

  • ポジティブな思考: 挑戦に対する肯定的な見方を持つことで、自分自身を強化し、行動を促すことができます。

  • 達成感を祝う: 小さな成功を祝うことでモチベーションを維持し、自信をつけることができます。

6. 継続的な学びと成長

  • 失敗から学ぶ: 失敗を経験することは避けられない部分ですが、それから学び、次に生かすことが重要です。

  • 柔軟性: 状況が変われば、戦略を変える柔軟性を持つことが成功への鍵です。

「一歩を踏み出す勇気」は一夜にして身につくものではありません。自己認識、目標設定、リスクの受容、サポートシステムの活用、ポジティブなマインドセットの育成、そして継続的な学びを通じて、徐々に築き上げていくものです。


ごもっとも!!
という回答でした。
この6項目のうちの1つにチャレンジすることも立派な「一歩を踏み出す!」ことになりますね。

アカデミーヒルズ 熊田ふみ子

#アカデミーヒルズ #ジェラルド・カーティス #一歩踏み出す #勇気 #PoliPoli #ソーシャル・ブレックファースト #虎ノ門ヒルズ


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