「人が集う場」について考える
当たり前のように、毎日会社へ行って仕事をしていました。
当たり前のように、毎日学校へ行って勉強をしていました。
その「当たり前」が覆って2年になります。
その急速な変化は、ライフスタイルを大きく変え、私達の価値観も大きく変わりました。
オンラインミーティングを使い始めたころは、不慣れで上手くコミュニケーションができなかったこともあります。
「やっぱりリアルがいいよね!」と思っていました。
しかし2年が経ち、私達もオンラインに慣れて、オンラインミーティングの便利さを享受している面も多々あります。
“ポチッ”のクリック1つで、世界のみんなと繋がれること、それが「当たり前」になりました。
今まで想像もしていなかったこと、遠い将来のことと思っていいたことが「当たり前」になった2年でもあります。
私達は価値観だけではなく、感性も大きく変化(進化)しているなと感じています。
昨年11月に開催したInovative City Forumの最終日は、リアルにお客様をご招待しつつ、オンライン配信もしました。ハイブリッド開催です。
運営をして感じたことは、本当に当たり前のことですが、リアルにいらっしゃるお客様とオンラインで視聴されているお客様のニーズは異なるという事でした。
休憩時間にリアル会場では、名刺交換などでご参加いただいた方々で交流が盛んに行われて有意義に過ごされていたと思います。一方オンラインで視聴されている方は、休憩時間は“ムダ”な時間かもしれません。
運営サイドとしては、どちらを優先させるべきか判断に苦しみました。
終わってみれば、「当然起こるべき事態」を、想定できていなかったことに反省しつつ、ハイブリッド開催は意外に大変だなと実感しました。
また、12月にはアカデミーヒルズ主催のオンラインイベントで、人数を限定しつつリアルにメンバーの皆さんをご招待したことがありました。
久しぶりのリアルイベントでしたが、思っていたほど多くのお申込があった訳ではなく、「リアルのほうがいいと思いつつ、“ポチッ”だけで繋がるオンラインの方が便利だから。。。」という声も聞きました。
2022年は、“コロナの終わりの始まり”になって欲しいと願っています。
コロナが終息したときは、ビフォーコロナとは異なる社会が待っているなと改めて実感しています。
「人が集う場」を創ることが、アカデミーヒルズの会員制ライブラリーの使命と思っていますが、その「場」はリアルだけでなくオンライン、バーチャル、メタバースの世界へ拡がっています。
これからの「人が集う場」とは何か?
アカデミーヒルズの活動を通じて考えてみたいと思います。
アカデミーヒルズ 熊田ふみ子
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