2025年問題について考える -マーケティング研究会-
7月26日に開催されたメンバーズ・コミュニティ(略したMC)のマーケティング研究会では、「2025年問題」について皆で意見交換をしました。
最初に代表の小磯さんから、2025年問題の概要について情報共有していただきました。
2025年問題とは。。。
「日本の人口の年齢別比率が劇的に変化して『超高齢化社会』となり、社会構造や体制が大きな分岐点を迎え、雇用、医療、福祉など、さまざまな分野に影響を与えることが予想されることを指します。日本の人口は2010年を境に減少を続け、2025年には約800万人いる団塊の世代が後期高齢者(75歳)となり、国民の4人に1人が後期高齢者という超高齢化社会を迎えます。逆に社会保障の担い手である労働人口は減っていくため、社会保障費の増大、不足が予想されるほか、医療、介護分野の整備や少子化対策が急務となっています。」(出典:SMBC日興証券)
その後は、自由に意見を述べあう時間です。
病院経営に関係している方は、「医者の数が不足している。医者だけでは看護師や介護士と連携して役割分担をすることで対応する方法があると思う。」との発言。
北欧の航空会社に勤務されている方は、北欧の社会状況をシェアしてくれました。特に印象的だったことは、「北欧の国々では終末医療の考え方が日本とは違い、無理な延命治療は行わない」という情報でした。
創薬企業に勤務されている方は、アルツハイマー病に関する創薬の状況にについて情報をシェアしてくれました。
大手企業に勤めている方は、若年層が活躍できる人事体系を意識して会社が動いていることを紹介してくれました。
一番若い参加者からは、「超高齢化時代に向かっていく中では、将来に夢や希望が持てない」という発言。
皆さん、ご自身の目線で「2025年問題」に関する感想・意見を述べられて、正に多様な内容でした。
その中で、「なぜ、若年層が夢や希望が持てないのか」へ話題が移りました。
「今は、ネットでなんでも分かってしまう時代。何かをやりたいと思っても、ネットで調べると、同様のことは既に誰かがやっており、その結果までわかってしまう。自分の時間を費やしてまで、やってみるべきことが見つからない。」という発言について、
「旅行業界に勤めていると『ネットで色々調べて旅行した気分になるが、やっぱり現地へ行って体験すると全く違う』という話をよく聞くので、ネットが全てではないのでは。。。」
というコメントがありました。
2025年問題からスタートした意見交換でしたが、本当に様々な発言から色々なトピックスが飛び交いました。ここで紹介したのはほんの一部です。
代表の小磯さんは、「結論が出すことが目的ではなく、多様な人が参加して色々な視点から問題をひも解くことが大切。直接、仲間と触れ合い、意見をぶつけ合い勉強し合う、最高です^^」と締めくくられました。
参加した方からは、
「リアルは本当に良いですね。小磯さんの素晴らしいファシリテーションで活発な議論となり、様々な世代が集って、話しあえる場の大切さを改めて実感しました。」というコメントをいただきました。
小磯さんは、マーケティング研究会を10年近く主宰してくださっています。そしてこのライブラリーで多くの友達を作り、友情を育まれています。詳細はこちらの記事をお読みください!
アカデミーヒルズ 熊田ふみ子
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