アカデミーヒルズの会員制ライブラリーとは?
「20世紀が“企業の時代”ならば、21世紀は“個の時代”へ移行するのではないか?」という時代の流れを捉えて、六本木ヒルズの開業(2003年4月)と同時に会員制の「六本木ヒルズライブラリ―」がオープンしました。
そして、19年間「企業や学校など組織を離れ、そして家族からも離れて、個人が“素”の自分に戻れる場、そこでメンバー同士が個人として繋がり交流できる場」を目指して活動しています。
そもそものスタートは、1987年のアーク都市塾宣言です。
・学習は一生におよんで継続される人生の活動
・受動的な教育から能動的な教育へ
・画一的な情報伝達から独創的な情報の創造へ
会員制ライブラリーを運営しているアカデミーヒルズの原点です。
この精神を六本木ヒルズライブラリ―は引き継いでいます。
アーク都市塾宣言は、「人が集う」ことで成り立つのではないかと考えています。
だからこそ、今のwebサイトの言葉
「人が集まるからこそ、いつも新しい発見がある。学び、集い、働き、遊び、憩うことのすべてがそこにある。」へ繋がります。
今まで、様々なメディアに取材をしていただきました。
2010年代前半までは、「大人の学習スペース」として位置付けでした。ちょうどリーマンショックにより、自分のキャリアを築くために学びが必要という社会の流れがありました。
その後は、ユニークな「コワーキングスペース」としての位置づけが多くなったと思います。
社会環境の変化で、メンバー自身の目的が変わってきているのだと思います。ただ、私達は、学習スペースでもコワーキングスペースを提供しているという認識はなく、「人が集う場」を創ってきたと思います。
今、感染症のパンデミックで、社会環境、そして人の価値観が大きく変化しています。
メンバーの使い方も変わっているかもしれません。でも、私達は「人が集う場」をこれからも創っていきたと考えています。
アカデミーヒルズ 熊田ふみ子
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