日本の体外受精成功率が[世界最低]な理由
日本は不妊治療を受けている患者数が世界第1位にもかかわらず、その治療による出産率が世界最低!
と言うことを聞いたことはありませんか?
『不妊治療を考えたら読む本 科学でわかる『妊娠への近道』』と言う本
からチャートを引用させていただいています。
こちらが国別での体外受精実施件数の棒グラフ。
ダントツ第一位ですね!!
2位のアメリカの方が人口が多いのに対して、日本がダントツって結構すごいですよね!!
そして次に体外受精による出生率の国別棒グラフ。
かなり下の方に位置しています。
採卵一回あたりの出生率だけで見るとなんと10%を切ってぶっちぎり最下位のようです。
この出生率の低さって何が原因なんでしょうか?
みなさんこんにちわ!あつこです。
私はニューヨーク在住で、去年44歳になってから3回体外受精をアメリカでやりました。で、全滅してしまったわけなんですが、今月は日本で体外受精リベンジを果たそうと今まで卵の質を改善するため半年ぐらい頑張ってきました。今週末から日本です!!すごく楽しみ!
日本の体外受精の経過も報告させていただきますね!
一般的に言われている理由
サクッとググった理由は大体この3つ。
晩婚化
薬の投与量が少なすぎる。(自然派の人が多い。)
その他の国の成功例の中には卵子ドナーのものも含まれる
なるほどなるほど。
晩婚化
都心は晩婚化、田舎はまだそうでもないのかな、という感じが日本でもアメリカでも同じなのではないかな、と思うのでこの理由はピンときません。
薬の投与量が少なすぎる
日本は自然派の方が多いようで、薬の量がかなり少なめだそうなんですよね。 なので、採卵をするのも、結局薬無しで、という人もいるらしくて、結局採卵できるのが1個というケースが多々あるようです。
うーん、まあこれは少し影響していそうですね。実際のところ自分で体感していないので、これも念頭に次回日本での体外受精、アメリカとどんな違いがあるのか楽しみにしています。
ちなみにアメリカの薬の投与量を参考にされたい方は私の過去3回の投与量も以前の投稿に載せているのでぜひ見てみてください。
その他の国の成功例の中には、卵子ドナーのものも含まれる
これはめちゃくちゃ数字に影響していそうな理由ですね。
40代を過ぎて何回か体外受精を失敗すると必ずおすすめされるのが卵子ドナーです。
なんなら最初から卵子ドナーをおすすめされるケースもあります。
それに対して、日本はまだ卵子ドナーが許可されていないようですね。日本では全ての人が自分の卵子で挑戦していることになるので絶対的に確率は下がりますよね。
私の思う、日本での体外受精成功率が低い3つの理由
この理由はググっても出てこなかったんですが、個人的にかなり影響している理由だと思っています。
添加物過多・炭水化物過多
ストレス過多
着床前診断テストの普及率
添加物過多、炭水化物過多
お題に2個入っちゃっていますね、笑。食事系で一個にまとめちゃいましたが、お食事系です。
世界的にもご飯が美味しいと知られる日本ですが、実は添加物も多い!!
特にコンビニとか、ファミレスとか、チェーン店っぽいレストランに入ると、なんか妙に味が”変に甘い”んですよね。
いいお店に行くと素材を生かした素晴らしい味なんですが、その辺で簡単に食べられるものには変な甘さっていうのかなあ、何か入っているんですよ。。。防腐剤だったり、添加物、MSGだったりだと思うんですけれど、とにかくそれが多い!
どこでも美味しいものが簡単に手に入るからこそ、添加物とか保存料、多いいんでしょうねえ。
で、保存料、添加物って、ホルモンバランスに影響をするものの一つとして、避けた方がいいものなんです。
知らずに食べてしまっている人も多いのかと思います。これ、大きい原因だと思うなあ。
続いて炭水化物過多。
野菜たっぷりとか、タンパク質をたっぷり摂りたいのに、もちろん定食とか焼肉とかだといいかと思うのですが、ラーメン、丼もの、うどん、蕎麦、おにぎり、美味しいパンの数々・・・
他の国では簡単に手に入らないような美味しい炭水化物のオンパレード。
これらが、腸の炎症を招くって知っていましたか?
腸の炎症を招く、すなわち、腸と脳って繋がっているので、ホルモンがうまく出せなかったり。腸から栄養が吸収されて、その栄養が身体中の細胞に行くのに、その吸収がうまく出来なかったり。
ということで不妊になるケースもあるんです。
ストレス過多
過去投稿でも挙げさせていただきましたが、ストレスは妊活の1番の敵です。
日本人は、あまり言いたいことを表に出せず、自分で抱えてしまうことが多いようです。さらに責任感があり、信頼ができるとも言われています。
そら、ストレスたまりますわ。
自分でも気づかないうちに、ストレスって溜まっているものなんですよね。
で、ストレスが溜まると、ストレスに対抗するためにコルチゾールが出る。コルチゾールが製造されるところは、妊活に必要なホルモンが製造されるところと同じなので、どちらかが優勢になるとどちらかが劣勢になる。
すなわち、ストレスが溜まると、妊活ホルモンんが停滞して、妊娠しにくくなる、と言えます。
着床前診断テストの普及率
着床前診断テストも、以前の投稿で触れさせていただきましたが、
胚盤胞の中のDNAが正常が不正常が調べるものです。
アメリカではとりあえず全ての人に勧めているぐらい普及しています。
日本では、このテストが受けられるところと受けられないところがまだあるようで、普及率はおそらくその他の国よりも低いのかと思います。
全ての人が受けるべきだとは思わないし、私は次は受けない!と決めていますが、統計で言うと、”当たる確率が上がる”ので、やっぱり成功率は上がってきます。
まとめ
日本は不妊治療を受けている患者数が世界第1位にもかかわらず、その治療による出産率が世界最低! と言われていますけれども、実際に技術が低いのではなくて、その周りの部分がすごい影響していると思いますよ。
ドナーエッグの有無、
薬の投与の量、
着床診断前テストの普及率、
など、条件で数字が変わってきている部分に誤魔化されそうですが、
私が注目したいのは自分たちで変えられる部分を向上させていくこと。
添加物、炭水化物過多を避ける。
ストレスを軽減する。
が注目すべき点で、改善できる点かな、って思います。
同じ人間がアメリカで体外受精を受けるのと、日本で体外受精を受けるのではどちらの方が成功率が高いのか!?
については、ぶっちゃけ、私は日本の方が成功率は高いんではないかな、と思います。
と言うわけで、日本とアメリカの体外受精の違いというか、私が日本の方が良さそうだ、と思う理由を次回紹介したいと思います。
今週末から日本ー!楽しみだなあ〜